漢字の大海

車前草

最終更新:

houji

- view
管理者のみ編集可

【車前草】(おおばこ)

踏まれても強く、原野・路傍に普通の雑草。葉は根生。
夏、花茎上に白色の小花を穂状につけ、蒴果(さくか)を結ぶ。
葉は利尿剤・胃薬、種子は漢方生薬の車前子(しゃぜんし)で利尿・鎮咳剤。
また、トウオオバコ、高山性のハクサンオオバコ、帰化植物のヘラオオバコなどの総称。
カエルバ。オバコ。オンバコ。
<広辞苑第六版>


解説

「車前」「車前子」「大葉子」とも書く。

上述の通り、漢方薬として用いられる。
草全体は「車前草(シャゼンソウ)」、
葉は「車前葉(シャゼンヨウ)」、
種子は「車前子(シャゼンシ)」と呼ばれる。

語源

和名の「おおばこ(大葉子)」は、葉が広くて大きいことに由来。
漢名の「車前」は、人や車の踏み通る道端の跡に好んで生えることに由来。

  • 備考
    • H23年度第2回漢検1級(六)熟字訓・当て字にて出題


記事メニュー
目安箱バナー