漢字の大海

2011-12-06

最終更新:

匿名ユーザー

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更新

嘉魚 水雲 紙魚を追加。

熟字訓の魅力と言えば、1つの対象物に対して様々な表記があることだと私は思います。
もちろん羊駝のように、表記が(おそらく)1種類しか無いものもありますが、
大抵の熟字訓は2つ以上の表記を持っているように感じます。

特に、「ほととぎす」については、漢字に少しでも深く接した人なら、
その表記の多さに驚かれた経験があると思います。
そのすべてを調べるのは骨が折れるのでまた別の機会に譲るとして、
ざっと見積もるだけでもなんと20種類以上(!)の表記があるそうです(@@;

表記法の数だけ、その表記が生まれた背景があり、
それを繙(ひもと)いていくことが、また新たな発見に繋がるのです。

もっとも、漢検を受ける立場で考えれば、単一表記に統一してくれた方が
覚えることが少なくて助かるのですがね(^^;

クイズ解答

Q.次のことわざの□に入る生き物はなんでしょう?(難易度:1級)
 【□□五技にして窮す】
 (はりねずみ,もぐら,むささび,りす)
A.むささび

【鼯鼠、五技にして窮す】(ごそ、ごぎにしてきゅうす)。
「鼯鼠」とはむささび、ももんがのことです。

むささびには「飛ぶ、木に登る、泳ぐ、掘る、走る」という5つの技があります。
しかし、どれも中途半端にしかこなせないため、
結局は外敵から逃げられず、窮地に追い込まれる、ということ。

つまり、どんなに器用な人間でも中途半端な能力では結局は役に立たないことのたとえ話です。
日本にも「多芸は無芸」という言葉があるように、古代中国でも同じ戒めの言葉があったのですねぇ。

クイズ

Q.漢字「砉」の字訓(字義)は以下のどれでしょう?
選択肢 選択
なめしがわがかたい (3)
ほねとかわとがはなれるおと (5)
まつりのそなえもののかざり (0)
あるきかたがただしくない (0)

大漢和辞典に収録されている字訓(訓読みとして定着していない読み)の出題です。
漢字マニアの方々なら、きっとどこかで一度は聞いたことがある字訓だと思います(^^
正解はまた明日ー。

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