放射能による身体症状
放射能は、生体を被曝することによって様々な身体的症状を引き起こします。
被曝の結果、異常が現れるのかは被曝量によりますが、いつ出るかというものははっきりとしていません。すぐに出る身体的影響もありますし、次の世代の子供に出る遺伝的影響もあります。
1.身体的影響
人の組織では骨髄やリンパ節、生殖腺、腸管、皮膚などに影響が現れます。
・高濃度の被曝による急性障害
高濃度の被曝をうけた場合に、すぐに、もしくは数日以内に現れる身体症状です。
症状は嘔吐、下痢、せき、鼻血、発熱、白血球やリンパ球の減少や、やけど、脱毛などがあります。
・低濃度の被曝による晩発障害
急性症状は出ないが、低濃度の被曝をうけた場合に、数年から数十年かけて現れる症状です。
白血病をはじめとするがん、神経障害、脳障害、不妊、畸形児出産などがあります。
2.遺伝的影響
被曝によって生殖細胞のDNAに欠陥が生じ、生まれてくる子供に生涯が生じてしまいます。
最終更新:2012年02月13日 14:55