デイドラ

「デイドラ」は元々エルフの言語で「祖先でない」という意味。デイドラは複数形。
単数形は本来デイドロスだが、単数でもデイドラと呼ばれる。デイドロスはデイドラの一種の名前として使われることが多く、やや紛らわしい。
定命の者が住む次元ムンダスの創造に参加しなかった神々で、オブリビオンの次元に住んでいる。
パドメイの流した血から誕生した力ある超常の存在のため、基本的に可変にして不死であり、肉体を破壊されても死ぬことはなくそのうち復活する。

デイドラの中でもデイドラロードと呼ばれるものは強大な力を持つ神のような存在で、オブリビオンの次元に独自の領域を持ち、下級のデイドラを従えている。
彼らは極端な性質を持っているため概ね邪悪とされるが、そもそもデイドラが持っている価値観が人間とは違いすぎるため、善悪という基準は当てはまらない。
そのため、ダンマーやオークのように種族としてデイドラロード信仰を公に行っている者たちもいる。

エイドラと異なり、デイドラロード達自身も程度の差こそあれ人間の世界に頻繁に干渉し鑑賞する。
とはいえその力がエイドラを上回っている訳ではなく、単純に次元が近いのと彼ら自身の趣向故だと思われる。
少なくとも前作でデイゴンはアカトシュに敗れており、またアカトシュの障壁内では、デイドラロードですら満足に力を振るえない。

強大ゆえか、はたまた不死者ゆえか、概ね人間ら「定命の者」をかなり見下しており、暇潰しに人々の運命を弄び残酷な目に合わせることもしばしば。
その反面、勇者、忠義者、さらには自身に対する反骨者でさえも、気に入った者には褒美や恩恵を与えるある種の清清しさも併せ持っている。
プレイヤーにも毎度絡んでくるため、個々の性格や実態等の情報がエイドラに比べ圧倒的に多いのも特徴。
時には彼ら自身が足を掬われる事例も散見されるが、それすらもまた彼らの掌の上の出来事なのかもしれない。





アズラ

宵と暁の女王にしてバラの母、夜明けの女王の異名を持つデイドラロード。
モロウウインドにおける善きデイドラの一柱で、彼の地では死後はアズラの元へ行くとされる。
大抵の地域では比較的温厚なデイドラロードとして知られている。実際自らに従順な者にはかなり優しく、
信者に関しても人生相談等それなりに対応する*1が、基本的に弱者は切り捨てる思想を持ち英雄を好む。
神としてのプライドも高く、身をわきまえない輩には例え信者といえど一切容赦しない*2
カジートの創造に一枚噛んでおり、彼らはアズラもエイドラとして扱っている。
実はシェオゴラスと仲が良く、たまに定命の者で賭け事をすることもある。
ダークエルフにとっては切っても切れない存在で、彼らからの信仰は場所・時代を問わず非常に篤い。
スカイリムの山中には、モロウウィンドから逃げてきたダークエルフ達が建造した巨大な神像が聳え立っている。
人の生死を扱うという特性上、闘技場の闘士や軍人など、命を懸けて戦う職業につく者にも信仰されている。
他のデイドラロードに比べて信者も穏やかで、一般社会にも比較的受容されているデイドラロード。
彼女の支配する領域『ムーンシャドウ(Moonshadow)』は、咲き乱れるバラが滝の流れる白銀の都市を囲む、目も眩むほどに美しい広大な庭とされている。
ノクタナールとは姉妹関係にあるらしい(出典:英語版「アズラの祈り」)。*3

ボエシア

謀略の神でありモロウウインドにおける善きデイドラの一柱として知られている。
ダークエルフ贔屓を公言しており、帝国が存在する以前の苦境に立たされた彼らに対して知略を授け、建築の方法や固有の文化を作らせるなど様々な手助けを行った。
一般的に血を好む無慈悲な筋肉質の男神だと考えられているが女性と言う説もあり、スカイリムでは女神として崇められている。
また、定命の存在を使った武闘大会を開くこともある。
『スネークマウント(Sneake Mount)』と呼ばれる彼の領域は、捻じれた塔の立ち並ぶ謀略と裏切りに支配された巨大な迷宮庭園として表される。

クラヴィカス・ヴァイル

子鬼の姿をした契約を司る神であり、実はTESシリーズに最もよく出演している。傍らにバルバスという喋る犬を連れている。
この犬は過去にクラヴィカスの契約を破ったせいで犬になる呪いをかけられた定命の存在である。
お使いの後に割に合わないアイテムを渡す事で有名だが、前作で主人公が渡したウンブラに刺されて逃げられるという失態を犯した。
シロディールに吸血病を流行らせた存在でもある。
彼の治める領域に名前は無く、腐敗した風が吹く長閑かつ奇妙な田園の広がる世界とされている。

ハルメアス・モラ

過去や未来を見通せる力を持つデイドラロード。他のデイドラロードが人の形に近い事に比べて極めて異質な形をしている。*4
古くはノルドにアトモラの悪魔とも呼ばれていた。メファーラの兄で、彼女を崇拝するモラグ・トング創設にも関わっている。
彼のアーティファクトは一見するとボロボロの古びた本であるが、それに秘められた知識はこの世のどんな本をも遥かに凌駕する禁断の書物。
彼の司る領域は、ありとあらゆる禁じられし知識を記した黒い本が無限に並ぶ書庫『アポクリファ』。知識を求める者が最期に辿り着き、死後も永遠に彷徨い続けるという。
今作では他のデイドラ神と比べて優遇されており、レベル条件が高く、祠が辺境にあったせいで知らない人もいたと思われる前作とは違って色々はっちゃけていらっしゃる。

ハーシーン

デイドラのスポーツとしての狩りを司る神であり、定命の存在を獲物と見立てて狩りを行う儀式を好んでいる。
狩られる側としてこの儀式に参加した場合、追いつめられた際に一度だけ見逃してもらえる。その後ほぼ確実に殺されるが。
もしも逃げきったらその証としてハーシーンの皮膚を用いて作った救世主の皮鎧を得られるという。
強大な獲物に狩人が打ち倒すのを見物するのが趣味だが、獲物が狩人を返り討ちにしても喜んだりと狩りがどう転んでも楽しんでいる。
人狼病を作った張本人であり、それが元で3作目の主人公を狩りの対象にしたことも。
結果的には、デイゴンと異なり彼なりのスポーツマンシップに則って狩ろうとした結果、逆に狩られる失態を犯した。
更にはシェオゴラスに煮え湯を飲まされた事もあり、気合を入れて創り出したデイドロスを盛大に自爆させられ大恥をかいたりとよく弄られている。
自分勝手に色々とやらかしてはいるが、狩人であれ獲物であれ、強者であれば人間にもある程度敬意を持って接する上に、
強者を賞賛し加護を与える辺り、悪辣なデイドラロードの中では比較的マシな部類に入る。
今作では人狼化が復活した為、選択肢次第では人狼にとって非常に有用なアーティファクトを授けてくれる。ある意味シリーズ最大級の活躍である。
ちなみに人狼病はただの病気ではなく、人狼となった者の魂は死後ハーシーンの支配する終わりなき迷宮の領域『ハンティンググラウンド』に招かれ、永遠の狩りに興じると言われている。
鬱蒼とした密林と広大な平原で構成された彼の次元に迷い込んだ定命の者達は、住人である獰猛な獣達に狩られるのみとなる。

マラキャス

オークの神であり拒絶・追放された人々の後見人としての側面を持つ神。元々はトリニマックという名のエイドラであり、
ボエシアに敗れてその身を食らわれた後に出された糞が怨念によってマラキャスになったと伝えられている。
そんな存在故か他のデイドラを嫌っており、デイドラ殺し専用のアーティファクト「厄災」を作成している。*5
他のデイドラロードからは同格とみなされていないが、16柱に数えられるだけはあり、その力は同様に絶大である。
オークをとても好んでいるが、オークが統べるオルシニウムでは色々事情もあってトリニマックの名を語る偽物扱いされている。
そのオーク好きは凄まじく、プレイヤーがオークの場合はあからさまに態度が軟化し優しくしてくれるほど。
それだけに、シェオゴラスに騙され自身が寵愛を与えたオークの親子を自ら手に掛けたときは号泣した。
以前の作品でも主人公にオークの功績を横取りしたダークエルフへ天誅を下させたりしている。
今作ではオークたちのヘタレ振りに辟易しているが、田舎の一オークの顔・名前・性格を個別に把握しているのは流石の一言。
煤煙の王宮とも呼ばれる彼の領域『アッシュピット(Ashpit)』は、全てが塵によって形作られた次元であり、定命の者には凡そ到達不可能とされている。

メエルーンズ・デイゴン

タムリエルでデイドラ絡みの事件があると、大抵裏にいる破壊、変化、変革、活力、野望等を司るデイドラ一の暴れん坊。
何かしらの機会があるとタムリエルに現れ諸国を荒らし回った後英雄等に殺されてオブリビオンに強制送還させられるが、
死なない特性のせいで何度でもやってくる非常に迷惑な神*6。モロウウインドでは超えるべき荒野とされている。
喋りたがりだが無知であり、傍若無人な態度を取る定命の存在を面白がる等アズラとは正反対の性格をしている。
前回ラスボスだったせいで本編ではお蔵入りしたアーティファクト*7が再登場するが、相変わらず脳筋らしくない性能の仕上がり。
他のデイドラロード達からはかなり受けが良く*8、タムリエル侵攻の際は配下を貸してもらっているようだ*9
アカトシュ直々にボコられたにも拘らず、今回も笑いながら人間の運命を弄ぶ辺り、全く懲りていない様子が伺える。
前作の舞台ともなったオブリビオン界『デッドランド(Deadlands)』が彼の領域である。

メファーラ

蜘蛛として知られる両性具有の神で、モロウウインドにおける善きデイドラの一柱に数えられている。
殺人や性交、秘密等扱っている物はどう考えても善とは言えないが、
ボエシアの様にダークエルフに少数で戦いに勝つ方法として暗殺を教える等、モロウウインドにとって役に立っている為善い側に数えられている*10
定命の世界への手出しに生きがいに感じている節があり、歴史の転換期に彼女やその信者の名前が出てくる事もある。
公的な暗殺集団モラグ・トングを設立しており、非常に重用されてはいるがそのやり口*11に不満を覚えている。
蜘蛛の巣のように張り巡らされた水晶のトンネルが暗黒と死の海に浮かぶ闇の次元『ウェブ(Web)』が彼女の領域とされている。

メリディア

生命の活力を司っているデイドラで、その正体は謎が多く元々エイドラだったのではないか?とも考えられている。
ニルンに漂う死霊やそれを操る死霊術師、それらに関する神を毛嫌いしており、祠に訪れた冒険者に彼らの抹殺を命じることも。
今作でもそのスタンスはブレず、不死者を退ける聖剣*12を造っていたりもする。
スカイリムでは信者が居ないどころか、自身の祠を死霊術士に占拠され、挙句聖剣を利用されてしまい、主人公に討伐と奪還を命令。
「"聖剣を振るい、我が威光を世界に知らしめよ"」等と言う辺り、どうやら慢性的な信者不足に陥っている模様*13
名前の元はおそらくMeridianという英単語。太陽が最も高い位置にある時間を意味する語。
死霊術やアンデッドを嫌う神として良き神のように見えるが、謎が多く、
信者といえど逆鱗に触れれば、町ごと沈めてしまうような危険性も持つ。
今作ではアーティファクトが変わってしまったが、伝説の盗賊が身に着けていたという透明になれる指輪「カジートの指輪」を気に入った信者に授けていた。
眷属であるオーロランの住む『カラードルーム(Colored Room)』と呼ばれる次元が彼女の領域である。

モラグ・バル

定命の存在を奴隷にし、支配しようと画策するデイドラ。ニルンに不和の種をまいて高潔な人間を堕落させようと様々な試みを行なっている。
元々は二足歩行のワニのようなデイドラ、デイドロスでそこからデイドラロードにまで成り上がった。その為ごくまれに他のロードに使われている様な描写がある。
ボエシアとは不倶戴天の仲で信者間の衝突もあり、モロウウインドの氏族*14を滅ぼそうとした輩の中にモラグ・バル崇拝者がいたこともある。
レイプの王という凄まじい異名を持つが娘の教育方針は厳しいらしい。吸血病を作りモロウウインドに蔓延させたと言われている。
実はデイドラロードで一貫して人類の敵に近いスタンスを取っているのは、彼とメエルーンズ・デイゴンくらいだったりする。*15
生と死の輪廻を覆す能力を持ち、死んだ人間を生き返らせることができる。吸血病もまた、定命の者の死を死なせなくすることでアーケイの秩序を破壊する意味がある。
多くの場合、モラグ・バル信仰は邪教そのものであり、人を拉致して生贄に捧げるような危険な集団もいる*16
彼の領域『コールドハーバー(Coldharbour)』は、ニルンが荒廃したような空間として表され
汚泥の様な大地、空は炎に覆われ空気は凍て付き、納骨堂と奴隷檻が立ち並ぶ最も混沌とした次元とされている。

ナミラ

あらゆる悪霊や邪霊を統べ、多数の治療不可能な病を操るデイドラ。彼女の信者は魅力的な人物や光を嫌い小規模の集団を作って薄暗い遺跡等で暮らす事を喜ぶ。
基本的に穏やかなデイドラだが信者たちの暮らしぶりをよしとせず、光の側に無理やり戻そうとする輩には徹底した態度を見せている。
不浄、不貞、不潔、不明、不義などともかく道徳的に悪しきに近いものを良しとするためか、タムリエルでも受けが悪く、教団にも優先的に対策されるほど*17
今回は首チョンパすら解禁された日本語版でも規制せざるを得ないほどの、衝撃の展開を披露してくれる。スタッフのキ○ガイっぷりがよくわかるクエストである*18
過去にタムリエルを旅して回った事があり、その際に一人の人間を弟子にした。
嘆きに満ちた人間の魂が捕らえられた永遠に続く砂の島『スカトリングヴォイド(Scuttling Void)』が彼女の領域とされているが、そこから帰ってきた定命の者は居ないため詳細は不明。

ノクターナル

盗賊達にそれなりに愛されている夜の女王。その異名通り暗い空間を統べる為、盗賊たちからある程度*19の崇拝を受けるが、
同時に力比べとして様々な物を盗まれる可哀想なデイドラ。基本的に穏やかな性格らしく盗まれたからといって即座に殺したりはしないようだ。
が、実は盗賊ギルドすら知らない『ナイチンゲール』と呼ばれる凄腕の盗賊3人で組織された使者を有し、盗賊たちを裏である程度制御している。
さらに暗闇のほかに『運』を司っているらしく、盗賊たちの運命と明日のご飯は彼女が握っているとも言っても過言では無いらしい。
他の神と違い定命の者に信仰を求めない*20為、教団等は殆どが自称で彼女に認められているのは実質ナイチンゲールのみ。
しかし当のナイチンゲールにすら自分たちからの見返りが何なのか分かっていない等、創設理由があまりはっきりしていない。
信者の扱い方*21や人間との色恋沙汰が描かれた書物が残っている事から、少々他のデイドラと考え方が違うのかもしれない。
今回はカラスと一緒にご本人も直接登場。やっぱり物を盗まれているが彼女の定命の存在の扱い方を垣間見ることができる。
作中屈指のセクシーで美しい御姿と、ツンデレ*22な性格をお披露目してくれる。
支配する領域は影の次元『エバーグローム』。彼女に仕えるナイチンゲールたちは死後を此処で過ごす。
他にも、過去において多数の砦で構成された領域の所有が確認されている。
アズラの姉らしい(出典:アズラの祈り)

ペライト

オブリビオンにおける下層階級の秩序を司るが、疾病も担当していると言われている四本足の竜。通称親方。
信者の面倒見が良く、一見さんな冒険者の扱いも比較的良い。
ロード画面で「"ドラゴンの姿をしているが、その実最弱のデイドラロード"」等と書かれているが真偽は不明。*23
どの道人間から見れば山が高いか空が高いかの違いであろうが。
オブリビオン界の最下層に位置する支配領域『ピッツ(Pits)』は、デイドラの徘徊するデッドランドに似た奈落の次元であるとされる。

サングイン

快楽を司る神。食って騒いでを愛する馬鹿騒ぎ好きなデイドラだが、名前のサングインが持つダブルミーニングとして血が出る様な事態も楽しむ残忍な側面を持つ。
4のキーキャラクターだったマーティンが、若いころに崇拝して痛い目にあった神でもある。*24
司ってるものがものだからか娼館等そっち系のお店で名前が使われる事が多い。
今作ではなんと本人が直接登場。彼のクエストは信者や神像越しだったり、声だけでドヴァキンをこき使うほかの連中とは一線を画す変わったものになる。
更にはこれまでにも矢鱈と現界しては酒場で飲んで騒いでを繰り返していたことも判明。おそらくデイドラの中で一番人の生を満喫しているデイドラロードである。
今作で訪れることになる『霧の森』をはじめ数万以上の領域を支配するが、大抵は享楽のために使われるという。

シェオゴラス

狂気を司る老人の姿をしたデイドラ。理解不能な言動の中に真理を盛り込んでいるのか、単に適当に言ってるだけなのか判断に困る狂った爺さん。
その正体は謎に包まれ様々な憶測を生んだ。TES4での展開により登場が若干危ぶまれていたが、無事続投することが出来た。
残酷で狂気に満ちてはいるが、時折知的な面を覗かせたり、好々爺然としてユーモアに富んだ発想をしたりと憎めない御仁。
暇潰しと称して、他のデイドラロードに知恵比べを挑み面目を叩き潰すという困った趣味を持つ。なんと書籍化もされている。
支配するオブリビオンの領域は、マッドハウスとも呼ばれる狂気の次元『シヴァリング・アイルズ』。異世界めいた他のデイドラロードの領域とは異なり緑あふれる大陸である。
住人もデイドラよりも定命の者のほうが多く生活しており、現世から移住したシェオゴラスの信奉者が暮らす都市も存在する。
一期一会のトゥルットゥー!

ジャガラク

秩序を司るデイドラ。シリーズ初期よりその存在と名前は示されていたものの、その詳細はまったく謎に包まれていたデイドラロード。
前作の追加DLC「Shivering Isles」にてついにその姿を現した。
かつてはデイドラロードの中でも抜きんでた力を持ち、一時はオブリビオン界全域に影響力を持つほどであったらしいが自由と混沌を好むデイドラ全般と相反するその性質、
自らの奉ずる秩序のみを重んじる説得不可能な性格を危険視した他のデイドラロードたちの呪いにより狂気の王シェオゴラスへと変えられていた。
猪突猛進で曲がったことは大嫌いな脳筋デイドラなので、ジャガラク自身はシェオゴラスになる事を非常に嫌がっており
一定周期で秩序の神としての神格を一時的に取り戻し、その度にシェオゴラスの領域シヴァリング・アイルズに「グレイ・マーチ」と呼ばれる大災害を引き起こしていた。
堅き秩序を象徴してか、その外見はさながら水晶で組み上げた巨人。実際に今作に登場する巨人族より頭一つ大きいほどの体躯を誇り、これまた巨大な大剣を振るう肉体派。

ヴァーミルナ

夢の世界を支配するデイドラで、彼女が見せる夢は悪夢だけだという。変幻自在に変化する性質の悪い夢らしいが起きた時には恐怖した事以外を忘れる。
女性として描かれるデイドラの中では唯一老婆として知られているが、夢と同じく自身の姿も様々に変えられる、らしい。
彼女もまたシェオゴラスに嵌められ、長い時間を掛けて才能を開花させたお気に入りの人間を連れて行かれた屈辱の逸話がある*25
エイドラのマグナスとよく関連付けられており*26、彼のグレた娘ではないかと考えられてもいる。
悪夢と苦痛の満ちる領域『クァグマイア(Quagmire)』は、轟く雷光とともに次々と怖ましい光景が移り変わる恐怖の次元とされている。

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最終更新:2016年04月15日 19:54

*1 賭けの対象にする事もある

*2 子々孫々に至るまで呪いを掛けるほど

*3 日本語訳ではアズラはノクターナルの妹であるかのようだが、英語版では"sister"であり姉妹というだけである。妹とは限らない。

*4 2本のカニの鋏と無数の触手が生えた肉塊のような何か

*5 対するデイドラの強さに応じてオブリビオンの奈落により深く送還する

*6 しかもその理由が『暇潰し』なので余計タチが悪い

*7 日本未配信のDLCでは登場していた

*8 愛すべきバカ野郎扱い

*9 スパイダーデイドラやデイドロスはそれぞれメファーラとモラグ・バルの物。ただ自分からデイゴンの方へ行った奴もいる

*10 あくまでモロウウィンドのダークエルフのみの認識

*11 殺すのは悪党だけ

*12 九大神の武器や祭具にも、ここまで神々しい代物は滅多に無い

*13 ドヴァキンにも『宗教の勧誘は他所でやれ』と言われてしまったりする

*14 ボエシアが提案して創設された

*15 他の連中は良くも悪くも気まぐれで自分勝手なので、その時々でコロコロ変わる

*16 TES3ではモラグ・バルのカルトに浚われた妻の救出を依頼されるクエストがある

*17 少なくとも教団本部は、他の連中の信者はそこまで深刻に捉えていない模様

*18 勿論誉め言葉

*19 盗賊は自分の腕を一番に信じる為神を頼り過ぎない

*20 信仰=力の増幅なので大抵の神は信者を欲している

*21 アズラに鞍替えしたエルフ曰く不思議ちゃん

*22 ノクターナルの使徒であるナイチンゲール談

*23 一般的に、四つ足の竜は前足と翼が一体化してるワイバーン系より格上の存在とみなされる

*24 サングインのバラを所持していた辺り、余程気に入られていた模様

*25 ある意味デイドラと人間の関係を象徴している話なので必見

*26 彼女が持っている杖はマグナスの物ともいわれる