タムリエルの各地方

  • タムリエル全図⇒画像

スカイリム

  • 今作の舞台。大陸の北にあるノルドの故郷。
  • 自然環境は非常に過酷。寒さの厳しい山岳地帯が多く、大陸最高峰『世界の喉』を有する。
  • 国の成り立ちは第一紀143年。イスグラモルから数えて13代目に当たる上級王ハラルドが、タムリエルで初めての人間の国家として建国したのが始まり。
    • シロディールで発生したアレッシアの反乱にも協力し、369年にボルガス上級王が殺害されるまではハイロックとレスデイン(現在のモロウウィンド)をも支配下に置いていた。
  • 現在でも人口の大半はノルドであり、他の種族は比較的少ない。
    • それゆえ排他的な傾向が強く、特に近年激増したダークエルフ難民への風当たりは強い。
  • 「要塞(hold)」と呼ばれる9つの地域に分かれており、それぞれの首長が「首都」と呼ばれる街から独立した自治を行っている。「上級王」と呼ばれるリーダーが、その首長たちを統括する。
    • 首長間には厳格な掟がある(互いに争わないこと、スカイリム全体の問題は合議によって解決しなければならない等)。
  • 近年、帝国がサルモールに屈してタロス崇拝の禁止命令を出したことや、上級王が各首長の意向を無視してその命令を受け入れてしまったことに対する不満が爆発。帝国支配からスカイリムを独立させようとする機運が高まる中、ウィンドヘルムの首長「ウルフリック・ストームクローク」がソリチュードに乗り込み、上級王を殺害する事件が起こる。これを機に反帝国勢力と親帝国勢力との対立構造が顕在化し、スカイリム全土を巻き込む内戦が勃発してしまう。

ハンマーフェル

  • 大陸西方の地域。故郷の大陸「ヨクーダ」を天災で失ったレッドガードたちが、第二の故郷と定めた土地である。
  • 広大なアリクル砂漠に街が点在しており、現実世界で言うところの北アフリカ風の文化、風習、建築様式を持ち合わせている。
  • 今作でも度々名前が登場する「ストロス・エムカイ島」もこの地域に含まれる。
  • 元々はこの地に住んでいたドワーフが名付けたヴォレンフェルという名前だった。チャイマーとの同盟に反発しモロウウィンドを離れることになったドワーフのロアーケン一族はヴォレンドラングを放り投げ、落ちた地に移住しその地をヴォレンフェルと名付けたとされている。
  • 第一紀700年のドゥーマー失踪以降、主を失ったヴォレンフェルは永きに渡ってゴブリンと獣人の巣と化していたが、第一紀808年にヨクーダからラ=ガダ(戦士の波)と呼ばれる人々が渡航。
  • 獣人たちは瞬く間にオルシニウムへと追いやられ、ヨクーダの民はこの土地に第二の故郷を建国することに成功した。
  • ヴォレンフェルは彼らの誤訳によりハンマーフェルと呼ばれるようになり、ラ=ガダはレッドガードとして知られるようになる。
  • タイバー・セプティムによる征服以後は永らく帝国の傘下にあり、大戦でも帝国軍を大いに支援した。しかし白金協定でハンマーフェル南部の割譲が決まるとそれを不服としたハンマーフェルは帝国の命令を拒否、帝国側は協定を履行するためにハンマーフェルへの全権利を放棄した。その後、単独でアルドメリ自治領と戦いこれを退け完全に独立した。

ハイロック

  • 大陸の北西に位置するブレトンの故郷。
  • 人類創世記に建造された大陸最古の塔や、九大神ジュリアノスの名を冠した魔法学校が有名。
  • 魔法技術の進んだ土地であり、多くの偉大な魔術師を輩出してきた。
  • もともとは無数の小国家に分かれて争っていたが、TES2の舞台となった際に起こった騒乱と、アカトシュの強制介入『西の歪み』などの結果、ハイロックではダガーフォール、ウェイレスト、センチネル、オルシニウムの四つの国家に纏まった。現在は比較的平和を保っている。

サマーセット諸島

  • 大陸から南西に少し離れた場所に浮かぶ諸島。アルトマー(ハイエルフ)達の故郷であり、エルフが初めてタムリエルに入植した土地。
  • バカンスに最適な南の楽園として知られている。
  • メイジギルド創設者「ガレリオン」が学んだサイジックを拠点とするアルテウム島が最も美しいと言われるが、魔法による堅固な防衛手段をもつため、滅多なことでは入れない。
  • オブリビオンの騒乱の際、デイドラ軍による破壊と彼らに対する抗戦によって甚大な被害を被り、住民たちも大きな衝撃を受けた。その状況を上手く活用し、住民の扇動と裏工作を駆使して政権を握ったのが、現アルドメリの中心組織であるサルモールである。

ヴァレンウッド

  • 大陸南西部の森林地帯。ボズマー(ウッドエルフ)の故郷。
  • 自由に移動する大樹があり、ボズマーはこの樹の上に街を作って生活している。
  • ボズマーにはこの地の植物を傷つけないという誓約があるため一切の草食をせず完全な肉食である。
  • 現在はアルドメリに事実上征服されてしまい、彼らの自治領の一部になっている。

エルスウェ-ア

  • カジートの故郷である砂漠地帯。
  • カジートの遊牧的な気質ゆえか、歴史的な遺跡や記録はあまり残っていない。
  • 帝国の法治を嫌う組織が色々とやっている。
  • スクゥーマの材料であるムーンシュガーは、ここからカジートの手によって様々な所に運ばれる。
  • かつては帝国の領土であったが、アルドメリが魔術で『月』を隠したことで人々は動揺。その混乱に乗じたサルモールの口車に乗せられてしまった結果、エルスウェーア全土がアルドメリに支配されるようになった。

ブラック・マーシュ

  • 文字通り黒き沼の地として知られるアルゴニアンの故郷。アルドメリ語ではアルゴニアと呼ばれる。
  • タムリエルのゴミが最後に流れ着く所でもあり、衛生環境は非常に悪い。
  • ヒストという特殊な植物が生えておりアルゴニアンはこの植物を神聖視している。
  • 中心部にはヘルストームと呼ばれる猛毒の沼地が広がっており、外界の人間やエルフを寄せ付けない天然の要塞と化している。
  • 弱体化したモロウウィンドへ侵攻し、これを掌握。とはいえスカイリムへの影響力は無きに等しいのか、今作でブラック・マーシュについて言及されることはほとんどない。

モロウウィンド

  • TES3の舞台ヴァーデンフェル島と、それを囲む本土地域で構成されるダークエルフの故郷。
  • かつてはデイドラの転生体とされる三人の現人神によって統治されていたが、TES4までにダークエルフの王による統治へと移行した。
  • オブリビオンの動乱後にノルドとオークの侵略を受ける。さらに現人神が喪われたことで、彼らが支えていた上空の隕石Ministry of truthが落下。隕石落下の衝撃でヴィヴェックシティは完全に崩壊し、そして世界一の火山であるレッドマウンテンの大噴火が発生した結果、全土が粉塵に覆われてしまう。現在は呼吸すら出来ない死の大地と化している模様。
  • その後、ブラック・マーシュのアルゴアニアンたちによって征服されてしまう。
  • 難民化したダークエルフの一部はスカイリムへと移住。慣れない自然環境やノルドによる人種差別に苦しむ受難の日々を強いられている。
  • 前々作拡張パックで舞台となった首都モーンホールドは陥落し、現在はその北に位置するブラックライトという街が首都となっているらしい。
  • さらに、帝国とべったり&カモナ・トングの元締めだったフラール家はグレートハウスの地位を追われており、現在はレドランを筆頭に、ドレス、インドリル、テルヴァンニ、そしてサドラスなる家門が五大家として君臨している。

ヴァーデンフェル島

  • レッドマウンテンのある巨大な火山島。TES3の舞台。
  • 島の中心にあるレッドマウンテンの周りは火山灰の荒野が広がり、沿岸部はジャングルが茂っていたり、平原が広がっていたりと、緑が多い。
  • 恐竜のような爬虫類系の動物、巨大な昆虫など独特の生き物が生息している。
  • 人口の大半はダークエルフだが、他種族も多く暮らしており商工業に従事している。また、奴隷階級の獣人も多く住む。
  • デイドラ信仰の厚い土地であり、各地に巨大なデイドラ神殿が存在している。
  • 平原に生える陸稲、浅瀬に生える竹、笠をかぶった船頭、武器やに並ぶ刀や短刀や手裏剣、どこかアジアンテイスト?な雰囲気もある。
  • 黒檀や碧水晶を筆頭に、レッドマウンテンがもたらす火山島特有の特産品や、ダークエルフの指導者的立場だった現人神の存在から、住民はそれなりに豊かな生活を送っていた。
  • しかし、現人神の消失とレッドマウンテンの噴火により状況は一変、降り注ぐ火山灰により人の住めない不毛の大地と化してしまった。同時に、固有種のシルトストライダーもほぼ絶滅してしまう。

ソルスセイム島

  • モーンホールドと同じく、前々作の拡張パックで舞台となった土地。
  • メレシック期から第一紀の初期にかけて古代ノルドとファルマーによる戦争が行われた極寒の孤島であり、その際にスカイリムのノルドから派生した「スコール」と呼ばれる民が現在でも島で暮らしている。
  • 第三紀427年当時は未だ全域がスカイリムの領土であり、西側地域のレイヴンロックで発見された黒檀を採掘するべく東帝都社と帝国軍(と我らがネレヴァリン)が開拓を行っていた。
  • しかし第四紀初頭、東帝都社は鉱石の枯渇を理由に鉱山を閉鎖して撤退し、帝国軍の拠点であったフロストモス砦はレッドマウンテンの噴火により壊滅。
  • 同時に発生した大量のダークエルフ避難民に対処するため、時のスカイリム上級王はソルスセイム島をモロウウィンドに譲渡することを決定した。
  • 現在はモロウウィンドの領土としてグレートハウスのレドラン家がレイヴンロックを統治しており、テルヴァンニ家のマスターウィザードも島の南東に塔を築いている。

シロディール

  • タムリエル大陸の中央に位置する地域。その中心には、古代アイレイドが建造したとされる白金の塔と、塔を取り巻くように作られた堅牢な城塞都市「インペリアル・シティ」がそびえ立っている。
  • TES4オブリビオンの舞台でもある。
  • 温暖な気候をもつ極めて豊穣な土地であり、平野が多く見晴らしが良い。
  • タムリエルの文化・交通の中心地であり、様々な種族が行き交う人種のるつぼである。
  • かつての支配者アイレイドたちの建てた遺跡が各地に点在している。
  • 新帝国とアルドメリ間で勃発した大戦の主戦場となった。帝都は一時陥落し、各主要都市も軒並み壊滅的な被害を受けてしまった。
主な都市
インペリアルシティ(帝都):帝国の中心地として繁栄を極めた、帝国の首都。帝国の文明の中心地。戦災によって荒廃してしまった。昔は魔法大学や闘技場があった。島を一つ街にした巨大な都市であり、幾つもの区画に分かれ、地下に広大な下水道が張り巡らされている。
ブルーマ:ジェラール山脈を隔てて、スカイリムの南に位置する北方の都市。ノルドの住人が多く、建築にはスカイリムの文化の影響を受けている。
シェイディンハル:モロウィンドにほど近い、針葉樹林地帯にある都市。ダークエルフの住人が多い。白壁の家が立ち並ぶ美しい街だが、腐敗や汚職が絶えず、さらに、ある深い闇が存在する実は危険な街。
スキングラード:ヴァレンウッドやエルスウェーアから北にある都市。文化度が高く治政の行き届いた街。スリリー兄弟のワインの産地である。
クヴァッチ:オブリビオンクライシスにおいて真っ先にデイドラの軍勢に襲われた都市。クヴァッチの英雄によりデイドラの軍勢は退けられたが、残ったのは、焼けた瓦礫と僅かな避難民だけであった。後に復興したのかは謎。以前は大都市だったようだが、ゲーム開始時から壊滅しており、スカイリムにおけるウィンターホールドと状況が似ている。
ブラヴィル:帝都の南にある都市。帝都のゴミが流れ着く薄汚い街。犯罪者が多く、スクゥーマ乱用者の魔窟もある、まさに帝国の恥部。最近、海賊の反乱によりかなり荒らされた模様。
レヤウィン:エルスウェーアとブラックマシューに挟まれた、シロディール最南端の都市。エルスウェーアやブラックマシューとの貿易の窓口。元々はエルスウェーアの土地だったが、帝国とカジートの指導者「たてがみ」の取引によってシロディールに割譲された。そうした歴史的背景から、土地を取り上げられたカジートの中には反帝国戦線を組織しゲリラ活動を行う者もおり、帝国を悩ませた。帝国とアルドメリとの戦争では敵軍に挟み撃ちにされ、すぐに陥落してしまった。
コロール:帝都から北西にある都市。戦士ギルドの総本山があり、貧しくなく着飾るわけでもない落ち着いた都市。
アンヴィルハンマーフェルに近い港湾都市。アビシアン海に面し、様々な地域と海上貿易をおこなっている。

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最終更新:2014年07月10日 20:48
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