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第二紀
1年
アカヴィリのツァエシであるヴェルシデュ・シャイエはレマン朝の最後の皇帝暗殺後、シロディール帝国を支配した。
230年・・・魔術師ギルド創設
サマーセット諸島で、死霊術師の首領マニマルコを放置し続けるサイジック会に嫌気がさして、秘術師ヴァヌス・ガレリオンは脱会した。そしてガレリオンとファーストホールド王国のライリス12世によって最初の魔術師ギルドが創設される。
魔術師ギルド創設と同時期にサイジック会の本拠地であるアルテウム島が、サマーセット諸島から忽然と消え失せてしまった。500年の月日を経て、アルテウム島は再び姿を現した。しかし彼らはアルテウム島が長年の間どこにいっていたのか、そしてアイアチェシス教義長と当時のアルテウム議会がどこへ消えたのかについての説明を拒んでいる。
231年
魔術師ギルドの保安のためにランプ騎士団が結成された。
283年
帝国中で反乱が発生。支配者ヴェルシデュ・シャイエはバードモントで帝国評議会を招集し、タムリエル全土に戒厳令を宣言して帝国属州の全ての軍隊の解散を命じた。ほとんどの貴族が抵抗したため、タムリエルの歴史において、もっとも血なまぐさい戦争になった。ヴェルシデュ・シャイエは犠牲を払いながらも抵抗勢力をひとつ残らず叩きつぶした。
309年・・・エルスウェーア属州設立
アネクイナのケイルゴ王とペレタインのエシタ女王が結婚し、カジートの統一国家エルスウェーアが誕生。
320年
ツァエシのディニエラス・ヴェス将軍は常備軍の代案として、貴族たちが雇うことのできる傭兵の営利団体を結成した。雇用契約は一時的なものとし、契約料の数パーセントを帝国政府が徴収する。この組織は『シフィム』と呼ばれていたが、後に戦士ギルドとして知られるようになる。
321年
戦士ギルドが正式に認可される。
324年・・・支配者ヴェルシデュ・シャイエの暗殺
エルスウェーア王国のセンチャルにある宮殿で、支配者ヴェルシデュ・シャイエがモラグ・トングによって暗殺された。メファーラを信仰する宗教団体であったモラグ・トングは、大陸全土で非合法とされた。
サヴィリエン・チョラックは父である支配者ヴェルシデュ・シャイエの跡を継ぎ、アカヴィリによるタムリエル支配は続いた。
360年頃
ギルドがより非宗教的で一般的であることを望むモラグ・トングの構成員たちによって、闇の一党が密かに結成された。新しい暗殺者ギルドはダンマー社会の上流階級からだけでなく、誰からでも依頼を受けるようになった。
430年・・・支配者サヴィリエン・チョラックの暗殺
第二帝国の支配者サヴィリエン・チョラックと彼の親族が全員、闇の一党(あるいはモラグ・トング)によって暗殺された。この事件が第二帝国の終焉の引き金となる。
431年
内戦と反乱はタムリエルの第二帝国を崩壊させた。
アカヴィリの保護を失ったオルシニウムのオークたちが帝国市民権を剥奪される。
486年
サマーセット諸島のアリノール海軍がマオーマー(シーエルフ、あるいはトロピカルエルフ)の船団を追跡。ピアンドニア島でアルトマーの海軍の大半は撃破されたが、ただ1隻だけが帰還できた。生存者の報告からピアンドニア島の地理に関する情報をアルトマーたちは入手することができた。
547年頃
雪の悪魔王アダスーム・デア・カマールがアカヴィル大陸のカマール人たちを率いてスカイリムのウィンドヘルムを略奪。
『アークチュリアン異教』によると、その後にモロウウィンドへ侵入したがアンダーキングとアルマレクシアが悪魔王アダスームを阻止したとされている。これは第二紀896年にズーリン・アルクタスがヌミディウムの動力として自らの心臓を使いアンデッド化しアンダーキングになったという帝国の公式記録とは矛盾している。
560年~603年・・・ナハテン風邪の流行
タムリエル南東でナハテン風邪が流行し、ブラックマーシュに住む人間の部族を滅ぼした。アルゴニアンはこの疫病の免疫をもっていたため、アルゴニアンの魔術師によって疫病がばらまかれたという突飛な噂が流れた。
572年
アカヴィリ軍がモロウウィンドを攻撃。ヴィベクはダンマーの民に呼吸法を教え、洪水を起こしてアカヴィリの侵略者たちを全滅させた。
812年
第二帝国崩壊後、アカヴィリの亡命者たちをエルスウェーアの『たてがみ』(カジートの宗教指導者)が受け入れていた。だがリメンに住むアカヴィリの難民たちは帝都を一時的に取り戻した同胞に加わって、カジートと国境戦争を引き起こしていた。だが再び帝都を失ったため、812年にリメンの難民たちは再び『たてがみ』の保護下に置かれることに同意した。
827年
タロス(ヒャルティ・アーリービアード)が生まれる。出生地は不明。いくつかの記録ではハイロックのアルカイア王国の出身とされており、セプティム朝の宣伝を含む『帝国へのポケットガイド』にはアトモーラ大陸生まれと記載されている。
830年・・・アルドメリ自治領設立
キャモラン朝の後継者たちが、ヴァレンウッドの王座をめぐって戦い始める。サマーセット諸島のアルトマーが介入し、後継者の一人であるキャモラン・アナクセメスを支援した。アルトマーはアナクセメスに代わって臨時政府サルモールを設立。サマーセット諸島とヴァレンウッド地方から構成されるアルドメリ自治領が形成された。
852年・・・サンクレ・トールの戦い
クーレケイン王の配下のタロス将軍がサンクレ・トールの戦いでノルド・ブレトン連合軍に勝利する。ノルド人の捕虜と将軍たちはタロス将軍の軍に加わった。彼らはタロス将軍の以降の軍事行動でコロヴィア人とニベン人を統合させるのに重要な役割を果たすことになる。
854年・・・クーレケインの暗殺
シロディールのクーレケイン(零帝)が、ハイロックの暗殺者によって殺害される。タロス将軍が帝国の玉座に座りシロディール名であるタイバー・セプティムを名乗る。タイバー・セプティムはタムリエル全土をシロディールの帝国の下に統合するために征服戦争を開始する。
862年・・・ハンディング湾の戦い
ハイロックの諸王国はタイバー・セプティムの強力な軍と優れた作戦行動の前に次々と降伏していく。だがハンマーフェルのレッドガードは帝国の好敵手であることを証明することになる。高王サーサード2世はセプティム軍の全ての試みに抵抗した。しかしサーサード2世の死がハンマーフェルを血なまぐさい内戦に突入させる。二つの大派閥『クラウンズ』と『フォアベアーズ』はハンマーフェルの支配権をめぐって争った。フォアベアーズはタイバー・セプティムと協定を交わし、帝国を内戦に介入させた。クラウンズは敗北し、ハンマーフェルはタイバー・セプティムの手に落ちる。
ストロス・エムカイ島に追い詰められたクラウンズの最後の指導者、ア・トール王子は必死になって帝国に抵抗していた。アミエル・リッチトン提督率いる帝国軍はストロス・エムカイを攻撃。ハンディング湾の激しい戦いは、ナファーリラルガス(ドラゴン)の炎のブレスと毒矢の攻撃を受けたア・トール王子の死によって終わりを迎えた。アミエル・リッチトンはストロス・エムカイ島の属州総督に任命される。
864年
ハンディング湾の戦いは、人間種族の反帝国派の最後の抵抗として公式に位置づけられている。次なる征服戦争の焦点は、アルドメリ自治領へ向けられることになる。
この年、『帝国へのポケットガイド 第一版』が出版される。この冊子はセプティム帝国の宣伝(特にアルドメリに対して)が含まれている。
だが反帝国派の人間たちが全て征服されたわけではなかった。ストロス・エムカイ島の傭兵サイラスが不眠同盟と協力し反乱を起こした。反乱軍は帝国艦隊の撃破に成功する。ア・トール王子の魂刀で武装したサイラスは、発掘されたドゥーマー製の蒸気気球船の上でアミエル・リッチトン総督と暗殺者ドラムと対峙する。総督と暗殺者が倒され、皇帝タイバー・セプティムは、ハンマーフェルに有利な和平条約を結ぶことを余儀なくされた。
882年・・・ダゴス・ウルの目覚め
モロウウィンドのレッドマウンテン最下層で、ダゴス・ウルと配下の灰吸血鬼たちが目を覚まし、心臓の間へ姿を現した。そしてロルカーンの心臓を制御し、第二のヌミディウム建造を密かに開始する。
トリビュナルは年に一度、心臓の力に浴する儀式のためにレッドマウンテンへ向かう。だがダゴス・ウルたちに待ち伏せされ追い払われたトリビュナルは、カグレナクの道具を使いロルカーンの心臓から神の力を再充填することができなくなってしまった。
以降、トリビュナルは断続的にレッドマウンテンへの襲撃計画を企てる。トリビュナルの軍は心臓の間に強行突入する手段を探すが、常にそれを阻まれてしまう。ダゴス・ウルは夢を通じて"眠れる者"と"夢見る者"を招きいれ信者を集めた。弱い信者はコープラス病に侵されて獣となり、抵抗力のある信者は"上位の眠れる者"へと強化する力を経てより高みへ至る。
896年・・・タイバー・セプティムがタムリエル全土を征服
ハンマーフェルとモロウウィンドの征服後、タイバー・セプティムはアルドメリ自治領に目を向ける。だがエルフの連合軍はあまりに強力で、セプティム艦隊は繰り返し敗北する。ついにタイバー・セプティムは最終兵器ヌミディウム(アヌミドゥム)を使う。このドゥーマーの巨人兵器はタイバー・セプティムとヴィベクの協定の結果として帝国に引き渡されたものである。ヌミディウムはアルドメリ艦隊と陸上部隊を壊滅させ、短期間のうちにアルドメリ自治領は降伏した。
ヴィベクから提供されたとき、ヌミディウムは使用できるような状態ではなかった。ズーリン・アルクタスは、エルスウェーアのコロッサスホールでヌミディウムの部品を組み立てをおこなった。ヌミディウムの再建中にドラゴンの突破が発生したという説がある。公式記録にはズーリン・アルクタスはヌミディウム起動のためにマンテラと呼ばれる魂石へ自らの魂(心臓)を捧げたと書かれている。
非公式記録『アークチュリアン異教』によると、ウルフハース王(アンダーキング)がズーリン・アルクタスとタイバー・セプティムによって騙され、ズーリン・アルクタスはアンダーキングに魂縛の魔法をかけマンテラに封じたが、その過程で殺されてしまう。
アルドメリ自治領の終焉の後、ズーリン・アルクタスとタイバー・セプティムの間に意見の相違が起きたと公式記録には書かれている。アルクタスはマンテラ内の彼の魂を取り戻そうとして、セプティム軍に反旗を翻した。最後の戦いはヌミディウムをバラバラに破壊し、マンテラはエセリウスに投げこまれた。アルクタスは退き、生命力を失ったまま秘密の地下室で仮眠状態に入る。彼はアンダーキングとして知られるようになる。
以降、セプティム朝の親衛隊(ブレイズ)は何世代にも渡ってヌミディウムの部品を集めて回ることになる。アンダーキングはマンテラを取り戻す方法を見つけるために部下を派遣し、セプティム朝と敵対する。
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最終更新:2012年06月15日 09:29
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