「知っているか!?世界で始めての皇帝は…皇帝は…」
                          
黒岩省吾、またの名をダークザイドの闇の騎士・暗黒騎士ガウザーは、東京国成立とその初代皇帝に君臨し、人間世界掌握の足がかりにするという野望の最中、自らが見下す人間の子供の放った銃弾に倒れた。
彼が最期に何を言おうとしたのか誰も知らぬまま、撃たれた彼の体は冷たい湖の中へと没して行った…
 
だが、神は彼の死を許さなかった。
 
「何処だ…ここは…?」
 
彼が目覚めた場所は未知なる世界。
 
「あの…大丈夫ですか?」
「お前は…?」
 
彼を救いしは赤髪の修道女
 
「このコーヒー…何の豆を使った?」
「え?モカですけど…」
「お前知らないのか?コーヒーはブルーマウンテン4、ブラジル5、モカ1の混合豆を使ったものが一番美味いんだ。
すぐ淹れ直せ。」
「な!?助けられた身の上でなんて我侭な…」
 
新たな世界で彼が新たに始めし仕事は人の悩みを聞き、助言すること
 
「貴方は少し仕事を休み、ご自分のご家族に家族サービスをしたほうがいい。そうやって家族と触れ合えば、荒んだ家庭環境も修復できるはずだ。」
「は…はい!ありがとうございます黒岩さん。」
 
そして…
 
「まさかこのミッドチルダにまで、ダークザイドが闇次元界から逃げ延びていたとはな。」
「あんたは…ガウザー!?」
 
もう一つの仕事は…
 
「馬鹿な!?暗黒騎士ガウザーともあろう者が、人間を守るというのか!?」
「どこかのグータラな探偵と違って俺は律儀だ。一宿一飯の恩は返す主義でな。」
 
人を守ること。
 
「ブラックアウトッ!」
 
暗黒騎士の新たな戦いが始まる。
 
「知っているか!?世界で始めての…」
 
リリカルガウザー
 
はじま…るかも
 

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最終更新:2008年12月28日 12:44