メタルギアソリッド3クロス 蛇さんの美食講座


後にビッグボスと呼ばれる男ネイキッド・スネーク、彼はある任務で異世界に訪れいつものように食料を確保した。
だが確保したその生物は彼の知るどの生物とも違うものだった。なのでとりあえずいつも通りに専門家へと無線を入れる事にする。
動植物の専門家パラメディックが通信に応えた。


『召喚蟲を捕獲(キャプチャー)したのね』
「召喚蟲?」
『ええ、この世界の魔道師の中にはそういう生物を呼び出して使役する魔法を使う人がいるの。
あなたの捕獲した召喚蟲はベルカ式魔法で召喚された蟲みたいね、どうやら外殻はステルス効果のある透過性を持っているみたいよ』
「ほお、それは凄いな。そんな能力があれば潜入も楽だろうに」
『でもその召喚蟲、なんだか“仮面ライダー”みたいね』
「かめんらいだー?」
『知らないの? 日本で有名な特撮ヒーローよ、とっても面白いから見てみると良いわ』
「そうなのか、まあそれは良いとして……」


一拍の間を置いて、スネークは一番聞きたい質問、重要な質問を投げかけた。


「で、味は?」
『味!?』
「ああ、こいつは美味いのか?」
『ええっと……そういうタイプの召喚蟲を食べたって話は聞かないけど……まあ食べようと思えば食べれると思うわ……』
「そうか、分かった」


後日、いつまでも戻ってこない召喚蟲を探して小さな女の子とユニゾンデバイスそして大柄な男が街で“ガリューといいます、迷子の召喚蟲です”と書かれた捜索依頼のチラシを配っていたとかいないとか。


終幕。



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最終更新:2008年10月13日 21:24