2004年アテネ五輪における選手選考の際に古木が熱望したもの
「1チームから2人なら、チーム内のライバルに負けなければ五輪に出られる」とアピールしたが、当然のように古木は選ばれなかった
http://web.archive.org/web/20031224154440/http://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/dec/o20031219_40.htm
スポーツ報知HP、20031219付記事
古木、五輪1チーム2人枠熱望 JAPANのユニホームを着せて! 横浜・古木克明内野手(23)が2004年 アテネ五輪における1チーム2人制の続行を熱望した。19日、横浜・南区の病院を慰 問し、「1チームから2人なら、チーム内のライバルに負けなければ五輪に出られる」 とアピール。制限の撤廃を目指している長嶋茂雄日本代表監督(67)へ、異例のお願 いをした。 「1球団2選手枠」撤廃なら選ばれない 02年11月にキューバで行われたインターコンチネンタル杯への出場が、古木の野 球観を変えた。「普段と違う感性で野球ができた。あのプレッシャーをまた感じたい」 と日の丸への意欲は並大抵ではない。もちろん、来年のアテネ五輪は最高の夢舞台だ が、立ちはだかるのが自身の成績だ。 今季の古木は打率2割8厘、22本塁打、37打点で、長嶋監督が掲げるドリーム チームにはいかにも物足りない。来季は外野再コンバートが内定しており、プロ野球機 構が決定した「1チーム2人まで」の制限が撤廃されれば、並みいる外野のライバルを 押しのけての五輪出場は絶望的になる。 古木の声を受け、峰岸進球団社長も動いた。「一度2人までと決めて、覆すのはどう かと思う」と制度の続行を支援。今年11月の五輪予選では、横浜からは1人も選出さ れなかっただけに、「これはプライドの問題。他チームが弱くなるとかは関係ない」 と、球団としての意地も強調した。 長嶋監督はセ・リーグ球団に対しては来年3月のオーナー懇談会で理解を求める予定 だが、峰岸社長は「質問を考えてぶつけてみたい」と最後まで希望を捨てない。注目度 満点の五輪へ、何としてもスター候補を送り込むつもりだ。(小西 悠二郎)
ちなみにそのとき、チームから選ばれたのは三浦と相川だった。
がんばれ三浦投手!がんばれ相川捕手!がんばれニッポン!