■オープニング:上杉 謙信

他のキャラクターは登場不可

 目覚めると、台所に誰かが立っている。

GM/信長:「お、目が覚めたか? いま朝めしができるからなー」
謙信:「ふみゅ‥‥」むにゃむにゃ

 寝ぼけまなこを凝らすと、信長は全裸に前掛け一つだった。
台所からちゃぶ台に、おしりふりふり鍋を運んでくる。

謙信:「‥‥‥ね、姉さま!?」
謙信:「な、何という格好を!」
GM/信長:「ん? どうした不識あ・・・」
GM/信長:「いや‥ゴホン、どうした謙信?」
謙信:「そ、その‥‥あ、あれ?」 そう言えばいつものことだったような気も
GM/信長:「いやあ、自炊ってのも慣れると楽しいなあ」
GM:ご飯をよそってくれますよ。

謙信:「ね、姉さま! そんなはしたない格好はやめましょうと言ったではないですか」
謙信:真っ赤になってモジモジしながら受け取る
GM/信長:「でも、洗濯にはまだ慣れてなくてな。着替えもまとめて洗っちまったんだよ」
GM/信長:「まあ、俺と謙信の仲だし、良いじゃないか、な?」
GM/信長:「俺としても、稼ぎを謙信に頼りっぱなしってのは心苦しいんだ」
謙信:「もう。姉さまにはかないませんね」
GM/信長:「これぐらいのサービスは、させてくれよ」
謙信:「ワシは‥‥私は、姉さまのためになら何をしても苦になどなりませんのに」

 そう、もはや信長は将軍家の後継者ではないのだ。
将軍家を出奔し、宝永を離れ‥‥ 謙信と二人で裸一貫の生活を続けている。
生活が苦しくないといえばウソになる。
が‥‥ それでも、このささやかな同居生活にキミは幸福感を感じていた。

謙信:(そう言えばもう少しで姉さまの誕生日、今度はどんなお祝いをしましょうか)
GM/信長:「あれ? そろそろ、仕事の時間じゃないのか?」
謙信:「は、はい、そうでした。急がないと」

GM:てきぱきと食事を終えて、身支度を整える
GM/信長:「じゃ。今晩も帰ってきたら“マッサージ”してやるからな。だ・ん・な・さ・ま」
謙信:「では、姉さま‥‥ その、行って来ます」と言いながらその場でモジモジとする。
GM/信長:「ん」
GM:二人の顔が交錯する。
謙信:嬉しそうに顔を綻ばせ、手を振って出かける
GM/信長:「よ、よっし今日も、がんばって稼いで来い!」
GM:顔を火照らせながらも、声援を送る。
謙信:「はい!姉さまもお気を付けて」
謙信:スキップでもしそうな調子でそのまま駆け出す。

GM:宝永に居た頃とは違う、この幸福な気持ちはなんなのだろうか?
GM:キミたちを縛り付けていたしがらみは、ここにはない。

GM:シーンを切る前に、なにかありますか?
謙信:いえ、満足しましたw

シーンEND


GM:補充どうぞー
ネロ:完了ー
GM:では次に行くぜー



最終更新:2011年11月07日 23:27