クインロゼって何?

「クインロゼって、何それ?会社なの?」という人向け、
『クローバーの国のアリス』発売前後の出来事まとめ。
更に詳細を知りたい人、不確定な噂などの話題を見たい人は、時系列まとめ や、スレまとめ などを参照してください。
わからない語句は用語辞典を参照してください。
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QuinRose(以降、ロゼ)というゲームブランド

 →作品一覧
  • 社名:株式会社アートムーヴ
  • ブランド名:QuinRose(クインロゼ)
  • シナリオライター兼プロデューサー(兼社長?):五月攻(さつき こう)
ソフ倫などの審査機関を通さず、自称全年齢の乙女ゲーム(女主人公で、男攻略キャラとの恋愛を目的とするゲームの総称)を開発・発売しているPCゲームブランド。
ハートの国のアリス始めPSPに移植されているが、CERO審査では全年齢ではない。


発売しているゲームの内容に問題

 →全年齢対象
直接的な描写はないものの、前後の表現から強姦・パワーハラスメント・殺人・動物虐待(イルカ殺害)をしていると読み取れる部分があり、全年齢で販売するのは問題があるのではと指摘されている。
また、同じく具体的な描写はないが、ほとんどのルートに、主人公と男キャラの性行為が行われたと思われる表現がある。


苦情を送ったユーザーをアクセス制限などの異様な対応

 →ゲリラ的なWEBラジオ
 →ゲリララジオ再び
 →アク禁騒動
 →PC故障被害ユーザーをアク禁
放送が予定通りの時間に行われないwebラジオについての苦情メールを送った人が、公式サイトにアクセスできなくなる。
その後のメールのやり取りで、アクセス制限は意図的であり、今後も制限を解く予定はないとの返答。
更にその後、「ユーザーにはこういう対応すべき」「失態を挽回(公式サイト謝罪文であった誤用)って何ですか?」などの内容で、公式サイト設置のpatipatiで意見を送っただけでアクセス制限された人も。
また、「クローバーの国のアリス」をプレイしてパソコンが壊れたユーザーが、ロゼとメールのやりとりを重ねた結果、アクセス禁止にされた例もある。


公式通販ページに代表者の名前、連絡先なし

 →特定商取引に関する法律に基づく表示
 →代表者名は答えられない
代表者欄は空白(スペース)、電話番号記載なし「電話受付は行っておりません」、「別途定めるプライバシーポリシーによります」と書いてあるのに、その事項を記載したページが無い。
また、退会ページも存在しないため、情報を登録し公式通販を利用した人は、「登録情報を削除してほしい」とメールしなければ退会できない。


07年12月「クローバーの国のアリス(以降、クロアリ)」発売

 →クロアリバグ&パッチ騒動
実際の発売日は12月25日だが、公式通販では23日指定で届いたため、発売日前からバグ騒動。
それまでも数々のいい加減な対応に対する非難はあったが、「クロアリ」の発売後、多数の重大なバグや誠意の感じられない対応により、アンチスレが異常に活性化する。


07年12月22日、発売日前にパッチ公開。パッチ使用してもバグ発生

発売日3日前の22日に、ゲーム本体と特典2種の修正パッチが公開される。
23日指定で、公式通販者の元へゲームが届く。パッチをあてても多数のバグが発生、エンディングが見られないキャラもいる。


吉里吉里、EXEpress規約違反

 →吉里吉里ライセンス違反
 →EXEpressライセンス違反
「クロアリ」ゲーム本体にて、制作ツールである「吉里吉里」のライセンス表記を書き換えるという規約違反。
「クロアリ」特典2種のパッチに、インストーラソフト「EXEpress」のフリーライセンス版を使用するという規約違反。(商用ゲームであるため、有料のプロフェッショナルライセンス版を使用しなければいけない)
発覚後、アンチスレ住人が権利者に報告メールを送り、それぞれの権利者とロゼとの間でやり取りが行われた。(報告メール送信者に、権利者側から「ロゼに問い合わせます。当事者同士のことになるので経過報告はできない」との返信)
その後、吉里吉里のライセンス表記については、パッチ内のread meに制作ツールについての説明が追加され、EXEpress有料版を使用して作り直されたパッチを配布することで対応することになったと思われる。
パッチでの修正内容リストには、住人たちが確認したそれらの追加事項はない。
二つの規約違反について、ロゼ公式サイトでの説明や謝罪は行われていない。


07年12月25日、パッチあての手間だけを詫びた謝罪文追加

 →お客様へ
12月25日の発売日を迎え、更に多くのバグ報告がスレに書き込まれる。
公式サイトトップページには何も書かず、パッチ配布ページにのみ「お手数をおかけすることになり申し訳ございません」との文章が追加される。


「クロアリ」発売当日の夜、プロデューサーが徹夜で絵チャット

 →発売当日徹夜チャット
12月26日昼、「クロアリ」(アリスシリーズ)原画家サイトでの絵チャットで、シナリオライター兼プロデューサー(兼社長?)の五月攻が参加し、即興ショートストーリーを書き込んでいたことが発覚。
絵チャットには作品のファンも参加しており、参加者の書いたブログがきっかけでアンチスレ住人の知る所となった。
原画家ブログにも、五月攻が参加していたことが書かれており、発売日のバグ騒ぎを無視してプロデューサーが徹夜でチャットをしていたことが確定する。


バージョン情報・修正内容・更新履歴のないパッチ

 →CG・回想のクリアデータが消える
 →意味不明の文字列「ごくり。」
 →ブルースクリーンまとめ
バージョン情報のないパッチが何度も更新され、攻略スレ住人が自力で、修正部分を確認。
新パッチによる、新しいバグも発生する。
また、直接の因果関係は不明だが、セーブデータ・PC内データ一部消滅、PC本体の故障などの報告も相次ぐ。
発売日以降は、(バージョン番号ではなく)日付の入ったパッチになり、更新履歴にも書かれるようになる。


発売3日後になってトップページに謝罪文

 →お客様へ
12月28日、トップページに「購入後に余計なお手間をとらせる結果となり、誠に申し訳ありません」という文章が書かれる。
「PC破壊についての問い合わせも来ていますが、壊れるようなことはございません」と否定。
「最新版のパッチを使用すれば、正常にプレイできる」ともあるが、その後も何度もパッチを更新している。


07年12月28日昼、携帯サイトに年末年始ユーザーサポート休止のお知らせ

PC公式サイトには何も書かず、携帯公式サイトにのみ「28日14:00~1月3日までサポート業務を休業」というお知らせ。
パッチの更新をした1時間後にユーザーサポート休業で、最新パッチで解決できない不具合は来年まで持ち越し。


08年1月7日、携帯公式サイトにて、動作環境が書き換えられる

携帯サイトの「クロアリ」紹介ページで、動作環境が高スペックに書き換えられる。
更新履歴には書かず、どこにも動作環境改定の説明やお知らせは無い。
その後、更新履歴に「1月7日動作環境変更」の文が追加されたことが、1月23日に発覚。


各所で動作環境表記に食い違い

ゲーム本体のパッケージ裏の動作環境は書き換え後のスペック表記だが、1月7日時点で、アマゾン含めネット通販サイトでの動作環境は書き換え前の所がほとんど。
その後、ロゼにメールで、通販サイトでの動作環境表記が違うことについて質問したところ、「連絡を取り、修正してもらう」との返信。
アマゾンに、動作環境が公式と食い違う点についてユーザーが指摘したところ、1月16日に「確認の上、修正する」と返信があったが、10月23日現在になっても修正はされていない。


08年1月15日、アマゾン「クロアリ」低評価レビューが全消去

 →amazon、クロアリレビュー全消し
 →amazon、リンクを外されたクロアリトピック
60件以上もあったカスタマーレビューが全て消える。
バグについて書かれたレビューが多く、PC破壊事例、動作環境書き換えなどにも言及したものもあった。
総合評価は星一つ(アマゾンでは最低評価が星一つで、レビュアー評価の平均が総合評価となる)。
レビュアー本人など数人が、アマゾンに削除理由を問い合わせるが、納得のいく返事ではない。
当初、「値段について書いていたから」という説明が返ってきたが、全員が値段について書いていたわけではない。
その後、「レビューガイドラインによる審査がある」という返信があるが、投稿されてから3週間以上経過しているレビューも同時に消されているため、不自然。
詳しい削除理由についての問い合わせを繰り返すうちに、「ゲームの内容に触れていないから」と説明が変遷していく。だが、システム・シナリオ・イラストについて細かく書いた上で星五つをつけた高評価レビュー(googleキャッシュにより確認)も消されている。
電話での問い合わせに挑んだ人の報告では、「(削除は)カスタマーの人間から見ても何かあったのではと思わせる流れ」だったらしい。
最終的に「クロアリはレビューできない仕様」という返答に変わり、以降は「削除理由については社内情報のため、答えられない」とテンプレ回答。
トピックも立てられたが削除され、再び立てられたトピックはリンクを外される。その後、トピック立て自体が制限される。


08年1月17日、弁護士相談

アンチの一人が消費者センターに相談するが、「センターでは指導することしかできない」という返事だったので、弁護士の無料相談を予約。
1月17日の相談後、報告がスレに書き込まれる。


弁護士の意見

 →弁護士相談
「動作環境変更は公式予約者にも通知なく、詐欺としても訴えられる」
「損害賠償請求もできるが、登記簿がとれない(アンチの一人が取れないことを確認済)会社の場合、訴状が相手に届かないことがある。まず告発→刑事事件にして身柄を確保→民事で訴えたほうがいい」
「被害者の署名を集め、都内在住の人が代表で警視庁に告発状を提出、という流れ」
「告発は弁護士がいなくても可能。また、直接の被害者だけではなく、犯罪の目撃者でも署名参加可能。ただし、届出は被害者が行う必要がある」
「被害者の会みたいなものを作って、被害内容を送ってもらうのがいい」


被害の会、注意喚起サイト作成

 →被害の会(ミラー)、注意喚起サイト(ミラー)
アンチ住人有志の手により、弁護士相談の報告から数時間のうちに、バグ被害報告を募る「被害の会」と、年少者向け「注意喚起サイト」がそれぞれ作られる。


被害の会の目的

  • バグを認めず返品にもなかなか応じないロゼに、不良品を販売したことを認め、返品・返金に応じてほしい。
  • 完全パッチを作るなど、企業として誠意ある対応をしてほしい。
  • しかし、ロゼが自発的にこれらを行うことは考えにくいので、損害賠償請求なども視野に入れて、まず、告発できるほど被害者がいるかどうかの調査。
  • 被害を数値化し、告発準備のために被害報告・署名を集めた名簿作り。
  • 告発の内容は「詐欺」。あとは警察が罪状などを決める。
  • 被害サイト管理人は、ロゼが完全パッチを出して謝罪をするなど誠意のある対応が行われれば、告発をやめてサイトを閉じることも視野に入れていた。そのことはトップページにも明記されていた。


注意喚起サイトの目的

  • 「クロアリ」購入者には年少者が多いと思われるため、バグで起こる現象や、パッチを当てる際の注意、返品したい人向けの手順などを、詳しくわかりやすく説明したサイト。
  • 2ちゃんねるでの騒動を知らずにバグ被害に遭っている層や、これから購入しようとしている人にもバグ騒動を知ってもらうことが目的。


08年1月18日、パッチページに「1月20日に最新パッチ」の予告

 →20日に最新パッチ公開します
「現在のパッチは古いものとなりますので、20日までお待ちくださるよう」という文章が、公式サイトパッチ配布ページに書かれる。


08年1月19日、被害、注意管理人に「よからぬメール」が送りつけられ、それぞれの判断で自主閉鎖。

19日、被害サイト管理人さんは普通にスレに書き込んでいたが、注意サイトが突如繋がらなくなる。
しばらくして、注意サイト管理人さんが「本日、よからぬメールを頂いたので」自主閉鎖した旨をスレに報告。
その後、被害サイト管理人さんも「うちにも来ました。同じかどうかわからないけど」と、こちらも自主閉鎖。
「メール内容の引用をスレに書くことは許可しない」とメールに書かれていたため、詳細は書けず。


「よからぬメール」の内容など、両管理人からのヒント

  • 明らかにイタズラや、信者からの嫌がらせっぽいメールはスルーできた
  • ヘッダ解析したところ、おそらくproxyを使っている
  • 全部フリーメールのアドレスのようだった
  • ころす・死ねなどの語句は無し。「どうなっても知りませんよ」的な表現
  • これからの行動についてスレには書かない。煽動ととられるらしい(意訳)
  • 差出人はわからない
  • 動くなら、無料サーバ、携帯サーバはやめたほうがいい
  • ロゼが認めていないことを書くと名誉毀損になりかねない?
  • 注意サイト管理人に送られたメールの送信者IPは、東京都ソフトバンク


ヒントを元にした推測

  • 「全部フリメ」ということは、メールは複数のメルアドから送られた? もしくは送られたメールが複数だった?
  • proxy使用・フリメ使用=正式にロゼからのメールではない
  • 信者の嫌がらせも来ていたが、それとは違う
  • 曖昧な表現だが、即閉鎖するほどの恐怖感を与える内容?=相当悪質?
  • 『ロゼ問題wikiのページを削除した荒らし』=『ホスト表示される掲示板を唐突に作成した人物』も東京都ソフトバンクだが、完全には一致せず。


被害・注意ミラーサイト作成。被害報告掲示板サイトを新たに作成。

サイト内容を分けて、新たな管理人さんが引き継ぎ。
総合スレからも要望があり、IDの出るネトヲチ板にロゼヲチスレを立てる。


08年1月20日、22:30になってからパッチ更新

最新パッチを出すと予告のあった20日ぎりぎりに更新。
同時に、前作「ハートの国のアリス」のPS2移植発表、バレンタインキャンペーンなどの告知を行う。
早速、最新パッチをあててのエラー報告が続出。


08年1月29日、B's LOGに収録予定の「クロアリ」最新パッチ無期延期

 →ビズログ公認不完全パッチ
B's LOG公式サイトにて「次号B's LOG(2月20日発売)の付録CDに最新パッチ収録」と1月19日に予告。
その後、29日になって「次号パッチ収録が難しいと判断しました。問題なく動作するパッチが配布され次第、収録する予定です」と、無期延期に修正される。
1月20日パッチが「問題なく動作する」パッチなら、収録される時期を予告できるはず。


08年2月5日、引き継がれた被害報告掲示板に繋がらなくなる

現在(08年10月23日)になっても、管理人さんからの報告無し。
メンテの可能性も考え、数日様子を見る。


08年2月6日、パッチ公開

2月6日に配布されたこのパッチでも、不具合は発生している。
このパッチを公開後、10月までの8ヶ月間新たなパッチを出すことなく、ロゼはバグを放置し続けた。(10月21日公開パッチも完全パッチではない)


08年2月10日にバグ報告掲示板、バグ情報まとめサイト作成

 →『クローバーの国のアリス』バグ情報まとめサイト
 →クローバーの国のアリス バグ情報掲示板
ヲチスレ有志により、告発などの語句を入れない「バグ報告掲示板」と、これまで掲示板に書き込まれた被害報告をまとめた「バグ情報まとめサイト」を複数作成する。


完全パッチを出さないままの新作発表

バグが解決されていないにも関わらず、2月6日のパッチ後、約8ヶ月間パッチが更新されることはなかった。
「クロアリ」ユーザーのバグ被害を放置したまま、アリスシリーズのファンディスクである「ジョーカーの国のアリス」制作決定、完全新作である「クリムゾン・エンパイア」発売日決定、その他の移植や声優イベント発表をするロゼに、総合スレの雰囲気も次第に荒れていく。


08年10月19日、総合スレ主導で署名活動開始

 →QuinRose問題解決に向けての署名
 →署名サイト携帯版
10月19日、ロゼの企業体制改善を関連他社に訴える目的で、総合スレ主導で、ネット上での署名活動が始められる。(10月末締め切り)
外部の企業が運営しており、他にも重要な案件の署名活動を行うことができているweb署名サイトなので、妨害は難しいと思われる。


08年10月21日、パッチ公開

 →8ヶ月ぶりに更新されたパッチ
署名活動が始まって3日で署名数500を突破した10月21日夜、ひっそりとパッチが更新される。
トップでは更新履歴の一文で更新したことを知らせるのみで、パッチ更新が遅れたことへの謝罪・なぜ今頃更新することになったのかの説明はどこにもない。
このパッチでも不具合報告が出ているため、発売後10ヶ月経っているにも関わらず、今回も完全パッチとは言えない。
新規修正内容は、「読み込み不良エラー解消」「セーブデータ継続使用」の2箇所。



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最終更新:2019年07月09日 11:30