銘柄選び

どの回号を、どの期間持って、どのタイミングで売りぬけるか。
ワラントは結局、それが全てです。
騰がる事が分かってる銘柄をコール買いしたいし
下がる事が分かっている銘柄をプット買いしたい。
できればリスクは少なく、リターンは大きく。

見るのは外需

着眼するのは新興国開発と関わりのある外需か、世界的に強いシェアを持っている企業。
この2点は外国人投資家も強く買い越してくるので、ボラティリティ(値動き)が高く
比較的、上昇トレンドに向いていて株価の流れも読みやすく注目する価値があります。
円高に向くと押し目になり易く、円安になると強く買い越される。
チャートを見て素直な動きをしている銘柄にのみ的を絞るのが上策です。

内需関連株やメガバンク、新興は今は考えない方が良いと思います。
値動きも良く無いし、外国人が買わない株は内輪だけでやり取りをしているような
奇妙な値動きをするので、比較的損を出し易いので関わる必要は無いでしょう。

綺麗なトレンドを形成していて、値が読み易い外需

トレンドが形成されてないので値が読み難く翻弄されやすい内需


日足を見て、ローソク足がガタガタな銘柄は関わらないほうが良いし
ローソク足からヒゲが大量に出ているような銘柄も、極端な売り買いが起こって
分足がガタガタな事を示しているので、あまり良い銘柄ではありません。
外需でも原油関連(新日石、新日鉱HD)や車(日産など)がこれにあたります。


日経平均

実は、これが最も曲者です。先物と海外指標と為替の影響でコロコロ値段が変わって
損を出し易い回号だったりします。 まったく安定感がありません。
どうしてもワラントの代表格みたく見てしまいがちですが
これをメインで使っていく事は考えない方が良いと思います。

FOMC後と、福田内閣組閣後に、外国人が強く買い越して
比較的底固い値動きになり、暴落後のボラティリティの高さは期待できません。
損を出しやすく利も薄い、加えて安定感も無い。
あまり魅力を感じない銘柄です。
安定感が欲しいのなら日経じゃなく海外指標に目を向けるべきです。


初歩

一番簡単な目安は、満期の近い回合のほぼ全てがインワラント化しているような回号のコール買い。
上昇トレンドを形成している事が多いのでワラントの定石、順張り買いが可能です。
それの最も満期が遠いモノを選んで、中長期で抱えているのが最もリスクが低く
利益を出し易いパターンです。
タイムディケイ損がほとんどなく、上昇トレンドにあるので含み損が膨らむ事はあまり無く
ほおっておくだけでインワラント化して更に上昇していく可能性も高い。
川崎汽船、任天堂、ハンセン指数、インド株などが、これに該当します。

ギアリングが最も高い回号が、満期の最も遠い回号だったりするものは
対象としている銘柄が、相当優秀だと言う事を示しています。
そう言うのを、後に騰がることが期待して中長期に抱えて、然るべき時に売る。
これがワラントの王道だと思うので、管理人はこれを勧めます。


外需

海運: 川崎汽船、日本郵船
機械: 日製鋼、コマツ
鉄鋼: 新日鉄、住金、JFE、神戸鋼
非鉄: 三菱マテリアル、住友鉱
商社: 丸紅、双日、菱商事、三井物産
原油: 新日石、新日鉱HD
ハイテク1軍: 東芝、ソニー、キャノン、エルピーダ
ハイテク2軍: シャープ、エプソン、TDK、日立
その他: 任天堂

上記にプラスしてハンセン指数やインド株。
これら全てのコールは、これを書いている管理人から見れば中長期で保有する価値があります。
「外国人が買って、素直に上昇してくる」、これを最低条件とすると
これら以外に手を付ける必要は無いようにも見えます。
騰落率ランキングを見ると翻弄されますが、ボラティリティ以上に
安定感と予想した通りに動く素直な値動きは重要です。
上記のコール買いは比較的、損を出しづらい感じがするので買った直後に
下がったとしても2、3週抱えたトータルでは利益になっている可能性は高いです。
ハイテクは低調ですが、東芝とかは逆に言えば今が買い時に見えなくもありません。


最強の回号? 任天堂

任天堂はワラントの中でも最も人気が高く、日経平均よりも取引が行われているそうです。
理由はここらへんでしょう。
  • 事実上のゲーム市場のシェア独占
  • 世界的に高い知名度
  • 決算で常に予想を大幅に越えた上方修正が出る
  • 配当額が大きい(配当を逆算すると底値が見えるディフェンシブ銘柄でもある)
  • 値嵩株にも関わらずボラティリティが大きい(数日で倍以上の価格になることもある)
  • ごく普通に優良企業、マイナス要素が驚くほど無く、クリーンな印象。
  • テクニカルを無視して踏みあがって行く事が多い。

新作ソフトの発売(特にマリオ、ポケモンの名を冠したタイトル)、
年末商戦、決算発表、大幅な円安に触れた時
これらは全部、任天堂株が踏み上がる直前の兆候に思えるので
2週間ほど先回りして満期の遠い回号を仕込んでおくのが上策かと。

任天堂コール第96回(満期08/03/12)
9月9日 50100円(売値7.48円)から抱えて
10月3日64600円(買値20.38円)で売り抜けた場合。
25万W全力で187万円 → 510万円 (2.7倍、323万円の利益)
もし10万円分掛けていたとしたら
13000ワラント 97240円 → 264940円(16万7700円の利益)

任天堂はワラントの王道

「満期が遠い回号を中長期的に抱え、目先の値動きに左右されず

大局的に物事を見て、然るべき時まで抱えて売る」

これを最も説得力を持った形で実践してくれる回号です。

トップページに書いてある「種200万から1日で60万の利益」と言うのも
実は、この任天堂コール第96回の事を指していたりします。
任天堂と川崎船、次点で商社あたりは長い事付き合っていって損は無い銘柄だと思います。


内需

内需は関わらないほうが良いと言うのが管理人の持論です。
値が読み難い、マイナス要因が強くても他の会社が持ちあって強く買われたり
逆に踏みあがって行くお膳立てが出来たら、ここぞとばかりに売り仕掛けが入ったり
とかく、内輪の馴れ合いで株を持ちあったり、駆け引きの材料に使われ易いので
素直な値動きをしません。

ただ、場合によってはそこを利用してリスクヘッジに使えるのも確かで
騰落率ランキングに入り易いのは際立って、不安定な値動きの内需が多い。

楽天、ソフトバンク、ヤフー、京セラ、KDDI、東京ガス、大成建設、TDK
武富士、三菱地所、住友不動産、野村HD、りそなHD、みずほ、セガサミー
オリックス、信越化学工業、千代田化工建設、NTT、アサヒビール、富士フィルム
東邦亜鉛、大平洋金属、SBIホールディングス、東京エレクトロン、松井証券

ここらへんが騰落率ランキングの常連です。@wikiへ

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最終更新:2007年12月09日 22:36
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