209 :名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 17:47:42 ID:Fe9EekXG

SFかサイバーパンク的近未来ディストピアとか無国籍ファンタジー中世とかそんなんで、
親が破産して人買いに流されたいいとこのお嬢と、盗みをやってヤクザに捕まった同じ年頃の少年が、
狭い部屋に監禁、しばらくは何もなくてお互い同情したり気持ちを通わせたりするが、
部屋に媚薬を流されたり触手生物をけしかけられたりしてぐちゃどろのまぐわいをさせられる。
で、カメラか覗き窓とかで悪趣味な好事家に見物されている。

213 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 22:58:12 ID:fdPP24oR

>209を勝手にインスパイアしてみた。

「きゃあ!」
ーどてんっ
暗闇の部屋へと放り込まれる少女。
「へっへっへ、しばらくそこでおとなしくしてな!」
下卑た男の声が部屋に響く。そして扉が閉まり鍵の音がする。
少女はしばらく呆けていたが、やがてうずくまり、泣き始めた。
「おとうさま・・・ おかあさま・・・ おねえさま・・・ シェリル・・・」
泣きながら、身内を思い出しているのか、名前を呼ぶ少女。
髪はつややかな栗色のロングヘア。涙を流す瞳は珍しい赤と青のオッドアイ。
しくしくと泣き続けていた。

ーガサッ

微かな物音に驚き、震え、そちらを見やる少女。
完全な暗闇ではなく、目が慣れてきたら明かり取りの天窓から、
かろうじて夜空の明かりが差し込んでいた。
いれられた部屋は見渡せた。
そう広くはない。が、倉庫のようにモノがあるわけでもなく、
一部しきつめたワラに誰かが横たわっていた。そこから音がしたのだ。
「うるさいなあ。だれだよまったく」
影が動く。だれかが立って少女に近づいてくる。
「だ、だれですか?」
少女の声はすごく心地良い。
しかしかすかな声の震え。明らかにおびえているのがわかる。

214 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 22:59:19 ID:fdPP24oR

「あー、そんなに怖がらなくていいよ」
少年のような、少女のような声だった。
そのとき、天窓から月あかりが差し込んだ。
その灯りが人影を写す。
息をのむ少女。
その姿に見とれてしまったのだ。

「あ、えーと… なにか喋ってくれると助かるんだけど」
少女が見たその人影は、抜けるような白い肌だった。
限りなく白色に近い微かな金色の髪… 少女よりも長い。
赤色の瞳… これが第一印象をよりつよくした。
ぱっと見女の子に見えるが、よく見れば男の子だった。
「ご、ごめんなさい… ついビックリして…」
「ああ、悪い悪い。ビックリさせちゃったか。だから泣かないで、ね?」
少女は泣き止んでいたが、涙が残っていたので少年は勘違いしたようだ。
「ボクはトゥーリオ。リオって呼んで」
「りお?」
「そう。リオ。キミは?」
「私はサーシャリア=ガルデンホルフ。ガルデンホルフ家の三女です」
少女は立ち上がり、優雅に一礼をする。
「サーシャルア? ガーデニング?」
少女がちょっとむっとする。
「違います。サーシャリアです。…サシャと呼んでください」
「おーけー サシャ」
屈託なく笑うリオ。その笑顔に沈んでいたキモチが少し和らぐサシャであった。

215 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 23:00:20 ID:fdPP24oR

しばらくすると、リオとサシャは孤独感からか会話を始めた。
「…で、サシャはどうしてまた奴らに連れてこられたんだい?」
「おとうさまにはお役目があって… なんでもお客様に大恥をかかせてしまったらしいの。
 それでその賠償にお家もなにも取り上げられてしまって… それでも足りないって…」
「ふーーん… よくわかんないや… でも、一杯お金が必要だったんだね?」
「はい…」
「で、キミがここにいる… と」
「え? 私がここにいるとなにかあるんですか?」
「え? いや… 知らないならいいんだ」
(売られたことを知らないのか…)
少女はキョトンとした顔でリオを見た。
「しかし… これからどうなるんだろうな…」
「ねぇ… リオ。 リオはどうしてここにいるのですか?」
「へ? ボク?」
「ええ」
「ボクは… なんというか… その…」
「うん」
「食べるものがなくて死にそうだったから、女の子として身体を売るフリをしてね…」
「え!?」
「うん。それで、いざって時に、相手から財布を盗んで逃げたのさ…」
「う、うん」
「そしたら運悪く捕まっちゃってね… 身寄りがないから、あっという間にここに連れてこられてね」
「そうなんですか…」
「まぁ… どこかの奴隷になるか、男色家に買われるか… だなぁ…」
リオは深いため息をついた。

216 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 23:02:19 ID:fdPP24oR

「おらガキども、メシだ」
「サシャ ご飯だって。サシャ?」
「ん、うぅ~ん」
「寝てる… サシャ起きて、ほら」
「ん~~~…」
扉の下からパンと液体、こころなしかの野菜と肉が差し出された。
「今回は特別なお方からのサービスで肉付きだ。ちゃんと食べるんだぞ?」
「おお、肉だ!」
リオは差し出されたものにとびつき、肉から食べ始める。
「う、うまいっ!」
それをサシャはじっと見ている。
「ん? どうしたサシャ? 食べないの?」
「お腹すきました… でも…」
「安心しなって、危険なたべものじゃないよ。ボク何回も食べてるけど、死んでないしお腹も壊してない。」
「んー… わかりました。でも… 食べ方がわかりません… ナイフとフォークが…」
「そんなものはないよ。手で食べるんだ。ほら、こうやって食べて?」
リオが手で食べる。サシャは始めは戸惑っていたが、空腹にまけて少年を真似て食べ始めた。
「おいしい・・・」
「ああ、今日のは特別においしいよ。」
二人は食事を始めた。

217 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 23:03:20 ID:fdPP24oR

「! んぐっ! み、みずみず!」
リオがのどに詰まらせ、一緒にあった瓶から液体を一気に飲み干す。
ーゴクッ ゴクッ…
「ぐはっ!!! これっ! エールだ!?」
「え?」
リオは途中で飲むのを止め、サシャを向いて言った。
「サシャ! 飲んじゃだめだ、酔ってしま… ああっ!」
「これ、おいひいれふねぇ~~~・・・」
サシャは顔が真っ赤になっていた。
リオはしまったという顔をした。早く気づくべきだった。
ー特別な方ー・・・つまり、品定めに来ているのだ。
食事に一服盛られていることに気がつくべきだった。
「ふふっ、なんだか身体がぽかぽかしてきましたぁ」
「サシャ! 大丈夫か!?」
「なんらかこの部屋、あついれふ~~」
サシャは服を脱ぎ始めた。
「わっ わわっ! サシャ! 脱ぐの待って!」
慌てて後ろを向くリオ。
衣擦れの音が響く。同年代の女の子が目の前で服を脱ぐ。その行為にリオはどぎまぎしていた。

218 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 23:04:21 ID:fdPP24oR

ードクン…
「~っ?!」
リオは身体が急に熱くなるのを感じた。
(なんっ、さっきの何かに変なの盛られ…)
「リ…オ…」
そっと忍び寄っていたサシャが後ろからリオに抱きついた。
「なんらか、ろっれもキモチいいのれふーー」
「さ、サシャ! は、ははは、離れて!」
「え~~ なんれれふかー? こうしれるろ、ろっれもキモチいいんれふよ~?」
抱きしめられ、背中に熱い身体が押しつけられる。ほどよい柔らかさも相まって、
リオは我慢の限界を迎えそうだった。

「リオの髪、さらさられふね~」
髪の毛を弄られ、くすぐったさがリオを襲う。
次いでリオの肌をべたべた触ってくるサシャ。
「おはらすべすべれふー」
リオは自分の股間がすごくいきり立っているのを感じた。
(もうダメだっ、やばい)
「あ? ここすごいかたいれふ。なんれふかこれ?」
「ふああっ?!」
サシャがリオの股間部をまさぐる。
意識を保つのに精一杯だったリオは、急な股間への刺激に我慢できなかった。
「あ、ああっ、うあああああっっっ!!!」
リオの身体がビクンビクンと跳ねる。
「きゃん! いきなりなんれふか~?」
背中におぶさるカタチだったサシャは、抗議の声をあげる。

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最終更新:2009年10月26日 12:34