73 :へっぽこくん:2009/04/13(月) 17:16:13 ID:U2qbJ8OW

由紀は部室の畳の敷いてある部分でうつ伏せになって、マンガを読んでいた。
放課後も、夕暮れ迫るある日のことだった。
部活の練習を終えて俺が着替えに戻ってきたら、この状態だった。
弱小クラブの男子テニス部は、実質部員は30人はいるのだが、25人以上は幽霊部員、あと数人が試合要員という、すさまじい部活だ。
なので、いつも空家同様な部屋である、男子テニス部の部室に、由紀はいついていた。
そして、練習は女子テニス部に相手してもらっているのだが。何と情けない。ほとんどいいようにあしらわれている毎日であった。
由紀は、別に女子テニス部に属しているわけでもない。俺の幼馴染とか、恋人というわけでもない。
でも、なぜか、たまに来ては、部室を片付けて、先輩方の遺産である、マンガなどを読みふけっているのである。
で、俺が『着替えるから出てってくれないか』と言っても、『別にあんたの体なんて興味ないし、隅っこで着替えたら?』みたいな感じである。
この日は、なんとなく嫌な予感がした。
そう、本当に、予感の域を出なかったのだが、それが的中した。
着替えてる最中に、大きな地震が来たのだ。
テニスウェアを、半分おろしたまま、地震でモノが落ちてこないように、おろおろする。
その姿を見て、彼女が指をさして笑う。そりゃそうだ、ウェアを半分脱いで、パンツ丸出しでおろおろしてたら、笑われても仕方ない、しかし、こっちも必死だったので、少し頭に来ていた。
とりあえず、笑いと怒りが一通りおさまったところで、帰宅しようと、部室のドアを開けようとするが、開かない。先ほどの地震で歪んだのかもしれない。
この部室棟はやたらに古いプレハブ式の建物だったので、すぐに歪むのだ。どこの運動部も、だいたい入口がゆがんでいたりするのだ。
でも、開かないのは、今日がはじめてだった。
由紀に『開かないけど、どうしよう』と、言ったら、『はい、非常食』といって、ボール籠の下の方から、古びた感じのチョコレートが出てきた。
『これ食えるのか?』と聞くと『さぁ?』だって。二人でにおいをかいだり、製造月日や賞味期限などを探してみたが、薄くなって読み取れなかったので、ばかばかしくなって、なんとなく、どちらともなく笑いはじめた。
『ねぇねぇ、なんだか、寒くない?』と、由紀が言う。ドアが開かないくせに、隙間風は通すという、絶妙な仕上がりのドアに悪態をつきながら、隙間に、先輩方の遺産である、汗臭いウェア等を詰めてみた。
隙間風は止まったが、なんだか汗臭い感じがしてきた。
それとともに、由紀に異変が起こってきた。
なんだか、息が荒くなり、もじもじはじめたのである。

その頃の俺では知ることもなかったが、どうやら、男性フェロモンとやらが、汗臭いジャージから染み出ていたらしい。
寒いのかなと思い、彼女に、俺の使っていた、ウインドブレーカーをかけてやる。
その瞬間に『あっ』と、可愛い悲鳴をあげてみたりする。
熟成された、男性フェロモンでなく、とれたてのフレッシュフェロモンであるから、彼女も敏感になっていたのかもしれない。
とろんと、した瞳を俺に向けて、半開きの口が、俺を誘っているように見えた。いや、誘っていた。
吸い寄せられるように、彼女の口に、俺の口を重ねた。彼女は身体を俺に預けるように、しなだれかかってきた。
俺のあまたで、何かがはじけた…
(以下略)

75 :へっぽこくん:2009/04/13(月) 18:56:41 ID:U2qbJ8OW

(中略)
由紀に3度目の放出を終えたあたりで、脱出の事を感がはじめる。
由紀は、5度の絶頂で、ぐったりしている。
『由紀、出られないけど、どうしよう?』
『明日になったら、誰か来るんじゃない?』
『そんなこと言ったって、今晩ここで過ごすのか?』
『あたしと二人きりじゃ、だめかしら?』
うつろな状態の由紀にそんな事を言われたら、いやな気がするわけもない。
『やっぱり、私の思ったとおりだったわ』
『なにが?』
『ん?あなたがテクニシャンだってこと』
『初めてなんだけど』
『あはは、じゃ、あたしもはじめてにしとく(笑)』
べとべとの身体を、タオルで拭きながら応えるのだが、このタオルも、放課後の部活で大分汗を吸っている。
実際に、拭いても、綺麗になった気がしない。
『シャワーでも浴びたいね』と、俺が言うと『あたしが全部舐めてあげるよ』なんて、可愛い事を言ってくれる。

結局、朝までにもう6回放出して、7回目の途中で救助されたのは、また別の話である。

76 :へっぽこくん:2009/04/14(火) 18:55:24 ID:QhEnWL47

土蔵の中で閉じ込められたのは、何回目だろう。
小さい頃から、よく土蔵に閉じ込められた。
悪い事をした時も、閉じ込められたし、間違えて閉じ込められた時もある。
毎日、風を通すために、一度はドアを開けるから、遅くても明日の朝には開くんだろうけど…
今日は、状況が違った、隣の女の子も一緒だったのだ。
いや、一緒に閉じ込められたわけじゃなく、俺が閉じ込められた時に、勝手に先客として入っていたのだ。
もともと、血色のよいというわけじゃなく、色白な感じで、整った顔立ちだったのだが
夜を迎えて、格子戸の間から差し込む、蒼い月明かりが、彼女を照らすと、なんだか幻想的に見えた。
『大丈夫かい?』
『…ちょっと寒いかな…』彼女はぽそりとつぶやいた
何度も交わされた会話だが、だんだん元気がなくなってきているみたいだ。
『声が震えてるぞ、お腹でも痛いのか?』
『…っこ…』
『え?なんだって?』
『…しっこが、でちゃいそう…』
どうしていいのかわからなかったが、俺と違って、隅っこの方で立ってさせるわけにもいかない。
土蔵の奥にしまってある、景徳鎮のつぼを彼女に渡す。
『今は、これしかないけど、大丈夫か?』
『…やってみる』
…ちょぽちょぽちょぽ…
頼りない音が、土蔵の中をさみしそうにこだまする。
『…てぃっしゅがない…』彼女は、そう呟くと、このままパンツをはこうか、それとも乾かそうか、悩んでいた。
スカートをお腹までまくっていた彼女だが、そのお腹も月明かりが当たると、なんだか蒼く神々しく見える。
意味もわからずに『俺がきれいにしてあげるよ』といって、彼女のやわらかそうなお腹に近づいて行った。
『…いや、来ないで』
『大丈夫、痛くしないから…』
ほんのちょっと、しょっぱい感じがした。でも、それも良かった…
息を荒げたまま『…ありがとう』他に何を言ったらいいのかわからなかったのだろう。
ちょっと、気まずい空気が流れる。
しばらくして、俺もおしっこがしたくなった。
下手に隅っこですると、流れてきて大変そうだったから、俺も壺の中に、器用に用をたす。
『…紙がないから、あたしがきれいにしてあげようか…』
『ん?だいじょ……う……うん、お願い…します』
ついつい、彼女に綺麗にしてもらうという誘惑にまけてしまった。
彼女が、さっきの俺のように、足の間に顔を入れて、舌先で転がす。
その時、俺の背中に電流のような衝撃が走った…

77 :へっぽこくん:2009/04/14(火) 19:00:21 ID:QhEnWL47

『なんかくるっ!』と、俺が叫ぶ。
ついつい、彼女の頭をつかむというか抱き寄せる。
結局、彼女の口の中にぶちまけてしまった。
『けほっけほっ…ううう、へんなあじ…』
彼女は俺のせいで、むせている。どうしていいのかわからなかったが
抱き寄せて『ごめん…つい…』そこまでしか、言えなかった。

(中略)

結局、翌朝、抱き合ったまま寝てるのが見つかって、じいちゃんにこっぴどく怒られたのでした。

83 :へっぽこくん:2009/04/15(水) 19:01:52 ID:Zrt3alXA

その娘と、ゲームセンターで知り合ったのは夏になる前だった。
対戦格闘ゲームで、32戦15勝17敗となかなかいい戦いをしている、相手の少女が、そのゲームを家庭用のゲーム機で購入したらしく。
ゲームセンターの入口で、声をかけてきた。
『おにいちゃん、わたしんところで、ゲームやろっ!』
いきなり言われたので、意味不明だったのだが、内容を聞いてみたら、つまり、そんなことだった。
『よ~し、負けないぞ!』と、とりあえず、相手に合わせたが、何に負けないのかは、その時はわからなかった。
彼女の家は、大きなマンションの3階で、彼女がカギを開けて入る。
『おうちの人は?』と、聞くと『仕事で、夜まで帰ってこないよ』だって
つまり、二人っきり!?『知らない人を家に入れたりしたら、怒られちゃうよ?』というと、『大丈夫、おにいちゃん、悪い人じゃなさそうだから』だって
うんうん、なんと、信頼されてるんだろう。
ちなみに、彼女は、まぁ可愛い、綺麗と言うより可愛い。年齢的にはたぶん中学生?その下?って感じだ。
そんな彼女の名前も知らずに、彼女の家に招かれた。
表札に鈴木とあり、たぶん一番後ろに書いてあるまりあというのが、彼女の名前だと思う。
で、確認してみた、『そうだよ、あれ?名前言わなかったっけ?まりあだよ』だって、そんな記憶はなかったので『じゃ、俺の名前知ってる?』と聞いてみたら、知っていた。
『あきらでしょ』あれ?何で知ってるんだろう?
まいっか、そんな感じで、自己紹介が済むと、早速ゲームが始まる。
さすがに、家庭用ゲーム機は慣れてないので、彼女に一日の長があった。
どんどん、負けがかさむ。
『あれ?こんな弱かったっけ?』等という。でも、事実、言われても仕方ない成績だった。
『なんだか、こんな簡単に勝っちゃうんじゃ、つまん無くなってきた。もうやめよ?』
しかし、頭に血ののぼっている俺には、聞こえなかった。
熱心にゲームを続ける。連敗が10を超えたあたりで力尽きて、後ろにバッタリ倒れる。
彼女は、休憩とばかりに、冷蔵庫に麦茶を取りに行った。
小さなお盆に載せて、俺の脇を歩いてきたとき、ついつい、スカートの奥の白い布に目が行ってしまった。
で、見つめているのを、彼女に見つかった。
『あれ?あたしの、パンツ見てたでしょ』と、詰問するから、『子供のなんて、興味ないよ』と答える。
『子供じゃないもん、毛だって生えてきたもん』と、爆弾発言!
『はいはい』呆れて、何も言えなかったので、やり過ごす。
しかし、それで、彼女は許してくれなかった。
『じゃぁ、証拠見せてあげるよ』といって、何と、その場でパンツを脱ぎはじめたのだ。
パンツを脱いで、スカートをまくりあげて…
『ほら、生えてるでしょ』だって、確かに産毛の従兄弟みたいのがちょいと、一房あるようには見えるが…
『大人の女は、そんな簡単に見せたりしないよ』と、彼女の行動をとがめた。
『でも、興奮してるんでしょ!ほら、ちんちんおっきくなってる』
飲みかけていた麦茶を噴き出した。確かに、興奮している。そりゃ、俺も経験なんてないんだから、異性の股間等を見せられて、無反応などと、虚無僧のような事は無理だ
『そりゃ、そんなことをされたら、こうなるさ』
『きゃは、負けを認めたね。私の魅力に負けたのよっ!』
『じゃぁ、負けで良いや。まりあの魅力に負けましたっ』と、彼女に合わせてあげた。
『負けたんだから、私の言う事を聞いてね』『なにそれ?そんなルールがあったの?』『あたしが、今作ったの。』『ひでぇ』
『負けた人は、文句を言わないの』『はいはい、で、何をすればよいのですか、ま・り・あ・さ・ま』と、皮肉を利かせて、応えると、
『じゃ、ちんちんみせて!』だって

なんで、こんな状況になったのか、改めて考えてみたが、どうも、理解ができない。
ただ、下半身丸出しの男女が、お茶をすすってる状況…
なんだか、笑えてくる…
しかも、まりあは、まじまじと俺のちんちんを覗き込んだりしているが、勝手に触る勇気はないみたいだ…

う~ん、どうしたものだか…

~続かない~

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最終更新:2009年07月07日 10:34