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自殺者
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450 :
自殺者
:2007/11/17(土) 18:44:50 ID:dA2Slgva
人生において、死というものが最も意味のあるものかもしれない。
中学生ぐらいのころか。スギやブナ、ツバキやカラマツといった様々な木の絵画を描くことに夢中だった時期がある。
一枚の紙を使って、木一本を綿密に書く。
その行為に対して、最初は褒めてくれていたかもしれないが、
学校の教師や親の言葉の中でとても印象深いものとしては、
「もっと意味のある行動をしなさい」
だった。
もしマンガやゲームに没頭している子供がいたら、そのセリフにも多少は力がこもっていると思っていたが、
今考えると、それもマンガやゲームに対する偏見かもしれない。
とにかく、勉強をさせたい大人の立場からの何気ない一言だったようだが、
思春期真っ只中だった僕は憤りを強く感じた。
そして、皮肉たっぷりの視線で教師や親がしている“意味のある行動”というもの見てみようと思った。
先生はチェスが上手かった。
県大会で何回か優勝をしたらしく、授業中に何度もその武勇伝を語ってくれたが、
生憎、ポーン・ナイト・クイーン・キングぐらいしか駒の名前も知らない僕に取ったら、
あの子のお兄さんが○○高校に進学したらしいわよという世間話を聞かされるぐらい、退屈だったのを覚えている。
機嫌のいいときを選び、「チェスって先生にとってどんな意味を持つものなんですか?」
と聞いたことがある。
451 :
自殺者
:2007/11/17(土) 18:45:41 ID:dA2Slgva
「チェスは生きがいそのものだな。俺からチェスをとってしまったら何もなくなる」
と愉快そうに話していた。
ここで、僕の木の絵も同じようなものです。と答えてやりたかったが、
先生と口論する気も、なんでもかんでもを勉強不要論にもっていこうとするガキのような意見も持っていなかったので、
この話はここで終わったような気がする。
両親も似たようなものだった。賭け事に身を投じていた。
パチンコや競馬にいそしむ人たちから、
「絵を描くことなんて、なんのプラスにもならない」といわれたって、
はい、そうですかと、納得する気持ちには到底なれない。
時が経ち、高校に入った。
そこで、生物学的に本来人間の生きる意味とは性交渉で子孫を残すだけであるということを知り、
僕の命題は、ますますと混乱を極めていった。
すでに絵の具も筆も手に取らないようになり、僕は、
他人から見たら、非常に空虚な三年間を過ごしていたなと見られかねない生活を過ごしていた。
子供のときのような喜怒哀楽の感情が、銀行の金利ほどの割合まで低下していることも、まるで気にならなかった。
452 :
自殺者
:2007/11/17(土) 18:46:20 ID:dA2Slgva
きっかけはなんだっただろう?
ある日から、急に死が怖いものだと感じ始めた。
テレビか本かインターネットからの情報が発端だったのかは、もう覚えていない。
とにかく、途轍もない恐怖を感じた。
この感覚は、何年ぶりなんだろう。いや、人生で初めてかもしれない。とてもとても強烈だ。
その恐怖は、友達と遊んで楽しかったとか、親戚が死んで悲しかったとかの感覚に比べ、
まるで大津波がヤドカリをさらってしまうように、とても絶大なるものだった。
これが感情なのかもしれない。
久しぶりに思い出した。木の絵を書いていたときのように、体が熱くなるのを。
大学進学と時同じくして、自身の死を意識し始めてからは、生活……というよりも日常の思想感が、ガラリと変わった。
そう、僕は死を意識できている。
それからというもの、友人、先輩、講師、強いて言えば道に歩いているあらゆる人に対してまで、
蔑視のまなざしを送ることができた。そして続けた。
どうせお前らは、この感情を知らないまま過ごしているのだろうと。
あらゆる他人に対して上位の存在にいることは、心地良いことだった。
453 :
自殺者
:2007/11/17(土) 18:47:14 ID:dA2Slgva
チェス? パチンコ? 競馬? ふふ、それはとても意味のあることですね。
さぞかし楽しいことでしょう。
でも僕は、それ以上に楽しい感情の高ぶりの中にいますから。
この思想論は発展性も秘めていた。
さらに死に近づき、エクスタシーに浸ろうと。
リストカットをしたり、睡眠薬を多量に飲んだり、パソコンコードで気が失ってしまう手前まで首を絞めたりしてみた。
たまらなく気持ちいい。
このようにして一年間を過ごし、僕は今、十九歳。
たぶんこの数字が、享年になることだろう。
自殺者募集サイトを見つけてしまった。
454 :
自殺者
:2007/11/17(土) 18:47:52 ID:dA2Slgva
この一年間、何度も見てきた夢。
それが死だ。
その瞬間、僕の感情は爆発的に燃え上がるだろうなと考えると、エロ動画を見ているときより、自慰行為にせいが出る。
「ワタルさんですか?」
ある駅前で待ち合わせをしていたら、声をかけられた。
「……キアさんですね、こんにちは」
頭二つ分目線を下げると女性……というよりも少女のいでたちをした人が現われた。
ネットの書き込みから、女の人だろうなとことが予想できてはいたが、まさか中学生のような人だとは思いもがけなかった。
紹介しよう。こちらが今日、一緒に死んでくれるキアさんだ。
いくぶん背伸びをしたように髪の毛を茶に染めていて、それを後ろ一本でしばって垂らす。いわゆるポニーテール。
背伸びをしてるのは髪だけではない。上下とも子供サイズの服は、素人でも一目でわかるほどの高級そうなブランドで固められていた。
靴も靴下もおしゃれづくし。
最近のガキンチョは金持っているなあと思うよりも、死に衣装としてめいいっぱいの格好できたんだなと感じさせた。
「じゃあネットに書き込んだとおり、行こっか」
「……はい!」
どうせ死ぬんだから緊張することもないのにと思ったが、それは人それぞれだろう。
ワタルというハンドルネームの僕と、キアさんは、タクシーで自室のあるアパートまで向かっていった。
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最終更新:2007年11月26日 14:00