多聞天・増長天 総門

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂〜三国伝来の佛教美術


概略


中国工芸美術大師(人間国宝)仏師 制作。
総高5m。
多聞天、増長天は持国天、広目天と共に仏法を守る四天王である。

「佛教之王堂」「念佛宗総本山」の石碑が、並んで聳え立つ総門は、この広大な浄域を護る門であり、206点の精殺な彫刻群で荘厳され、佛国の守護神である四天王のうち、増長天と多聞天が、三叉戟(さんさげき)(勇猛の象徴たる古代武器)を手に持ち、護っている。
総門に向かって右側を守護する増長天は、四天王のうち南方を守護する神で、憤怒の形相で目を見開きで一喝するかのごとく口を開き、手には、あらゆる佛敵と戦うための三叉戟を持ち、思い上がりの心を起こすな、謙虚な気持ちになれ、一心に佛道を歩めと教えている。
左側を守護する多聞天は、四天王のうち北方を守護する神で、毘沙門天(びしゃもんてん)ともいわれ四天王最強の神。左手に宝塔を掲げ、佛に帰依して、まず、釈尊の説法を何度もよく聞き、そして実践するようにと教えている。


 [360°パノラマ写真集]
 念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 総門1


参考 四天王 (念仏宗 北鐘楼、経蔵彫刻)

佛敵から佛の世界の四方を守護する神として、多くの経典に記されている四天王。中でも、護国の経典「金光明最勝王経』「四天王護国品」では、「われらは王と人民を護り、彼らがすべて安穏で憂いや苦しみを遠くはなれ、寿命を延ばし、威徳を具足するようにするであろう」と、釈尊に自らの使命を果たす宣言をしている。

増長天 徳を増やし、南方を守護する
広目天 広い視野を持ち、西方を守護する
持国天 よく国を護持し、東方を守護する
多聞天 法を多く聞き、北方を守護する

 [参考資料]
 多聞天 
 増長天 
 四天王 




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最終更新:2012年03月08日 11:34