日本庭園

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂


『阿弥陀経』に説かれている「極楽浄土」を現している浄土庭園を眺めながら、心を鎮め、極楽浄土に思いを馳せながら歩みを進める。

日本の春夏秋冬、四季折々の情景を彩る庭園

樹齢五百年をはじめ、千本を超える北山台杉、推定樹齢八百年の大槇をはじめ、百本を超える槇の銘木、四国の青石、中国の太古石、鞍馬石等の銘石、七千本の品種物の桜、三千本のノムラ、イロハ等の紅葉、二十万本の品種物のツツジ、百二十万株の小熊笹を配した広大な日本庭園です。




念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂の「桜」

 三月下旬〜四月中旬(あくまでも参考でお願い致します)
 彼岸桜、大島桜、染井吉野、枝垂れ桜、八重桜など、幾種類にもわたる、七千本の桜が境内一面に薄紅色に染め上げ、その美を競います。

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂の「木蓮」

 三月下旬〜四月中旬(あくまでも参考でお願い致します)
 淡いピンクの花を咲かせ 五百羅漢公園を彩る

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂の「桃」

 三月下旬〜四月中旬(あくまでも参考でお願い致します)
 真如橋東側に咲き誇る 紅白の桃

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂の「藤」

 四月下旬〜五月中旬(あくまでも参考でお願い致します)
 薄紫の藤棚に木漏れ日がきらめく

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂の「牡丹」

 四月下旬〜五月初旬(あくまでも参考でお願い致します)
 多彩な色合いで牡丹園を染め上げる百花の王

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂の「石南花(しゃくなげ)」

 五月(あくまでも参考でお願い致します)
 地蔵堂裏手で 大輪の花を開かせるシャクナゲ

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂の「菖蒲」

 四月下旬〜五月中旬(あくまでも参考でお願い致します)
 牡丹園の傍らで 凛とした立ち姿を見せる



360°パノラマ写真 念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 日本庭園・参道1
http://www.dowjow.com/panorama/bukkyonoO/sandow/sandow.html

360°パノラマ写真 念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 日本庭園・参道2
http://www.dowjow.com/panorama/bukkyonoO/sandowp/sandowp.html

360°パノラマ写真 念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 日本庭園・参道3
http://www.dowjow.com/panorama/bukkyonoO/sandowk/sandowk.html






季節の歌


あじさいの 八重咲くごとく 八つ代にを いませわが背子(せこ) みつつ偲ばむ
 橘 諸兄(たちばなのもろえ)


夏に青紫の花を咲かせる桔梗は、『万葉集』には「朝顔」として登場します。その均整の取れた五角形の花の美しさは、古より愛されてきました。

朝顔は 朝露負いて 咲くといえど 夕影にこそ 咲きまさりけれ (詠み人知らず)

桔梗は朝露を浴びて咲くというけれど、夕方のかすかな光の中でこそ、ひときわ美しく咲くものであったよ


まだ残暑の厳しい境内にも、秋の七草として親しまれている桔梗の花が彩りを添え、季節の移り変わりを知らせます。

年年歳歳 花相い似たり 歳歳年年 人同じからず (劉希夷)

毎年毎年、花は色香も変わらず同じように咲きます。けれど人はそうではありません。
去年元気だった人が、もう今年にはいない。同じというわけにはいかないのです


可憐な花々に、年々移り変わる、この世の無常を教えられながら、ふと目を向けると、絨毯のように整った鮮やかな緑の芝生にも、心打たれます。

夏艸や兵共が夢の跡 (松尾芭蕉)

その昔、主君源義経を守って戦った兵士らの功名も、時代の流れの中で一場の夢と化し、古の戦場は、今や夏草が苦々と生い茂るばかりだ)

古人は青々と生い茂る夏草にも、世の無常を感じ取ったようです。
同じく源義経ゆかりの地である、三草山でもまた、木々は緑を深め、芝生は青く輝き、爽やかな夏を演出します。


春は萌え 夏は緑に 紅の まだらに見ゆる 秋の山かも (詠み人知らず)

春は木々がいっせいに芽生え、夏は一面の緑に彩られたが、今は紅がまだら模様に見える素晴らしい秋の山です。


大河のごとく、ゆっくりと季節流れ、悠久の時を感じさせる念佛宗(念仏宗)無量寿寺 総本山の情景は、四季折々に、私たちを
穏やかな気持ちにしてくれます。
しかし美しすぎるが故に、散りゆく儚さを厭い、悲しむのもまた古より育まれてきた日本人の心情です。
いつの世も、無常を嘆く人々の心は変わりません。


ちはやぶる 神なび山の もみぢばに 思いはかけじ うつろうものを (詠み人知らず)

神奈備山の紅葉には、もう思いはかけますまい。美しいと思っていても、きっと散ってゆくのですから


春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり (道元禅師)


花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに  (小野小町)
桜の花の色は、儚くあせてしまったことだなあ。長雨が続く間に。同じように私の容姿も空しく衰えてしまった。物思いにふけっている間に)


ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる (後徳大寺左大臣)
ほととぎすが鳴いたと思って、そちらを眺めると、そこには伺もなく、ただ有明の月だけが空に残っていた


秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる 影のさやけさ (左京大夫顕輔)
秋風に棚引く雲の切れ間から、もれ出る月の光の、なんと澄み切って明るいことよ


新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事 (大伴家持)
新しい年の始まりでもあり、しかも立春でもある今日という、おめでたい日に降る雪のように、これからもどんどん重なり起こってくれ。古き事よ)


Spring, summer, autunmn, and winter

Beautiful scenery spreads in every season

Mountains surrounding the grand temple are beautiful with cherry blossoms in full bloom like pinkish c10uds in spring, verdant green trees swaying in the wind in summer, red or golden leaves glowing against the c1ear blue sky in autumn, and silvery frost shining on fallen leaves in winter. All the beautiful scenes of Mother Nature in every season are filled with compassion of the Buddha. The precinct ofthe temple is a Japanese garden itself, having the Five Hundred Arhats Park over a gently undulating ground dotted with the statues of 500 arhats carved by Mr. She Guo Ping, a living national treasure of China, 1,200,000 stumps of small Kumazasa bamboo grass, Ume Tree Garden, Peony Garden, etc., where one can enjoy twittering ofbirds and various kinds of flowers.

春夏秋冬四季折々の情景が彩る
春は桜花燭漫と霞んで雲海の如く、夏は木々の緑が涼風にそよぎ、秋は真紅の紅葉が蒼き空に映え、冬は落葉に白霜が輝き、四季折々の花鳥風月全てが御備の慈悲に満ち
満ちている総伽藍の風景。中国人開国宝・余國平佛師制作の羅漢像が、なだらかな緑の起伏の中に点在する五百羅漢公園をはじめ、百ニ十万株の小熊笹、梅園、牡丹圏、四囲の山々に囲まれた、花咲き乱れ、鳥さえずりわたる日本庭園。



このサイトは、個人が念佛宗(念仏宗)無量寿寺の資料などを元に作成しており公式なものではありません。

最終更新:2016年07月03日 22:20