五輪塔

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂〜三国伝来の佛教美術

概略


五輪塔は、古くは平安時代から、佛教宗派を越えて日本に伝わる供養塔(くようとう)。
五輪塔周辺の高台の一万本を超える霧島ツツジは、移り変わる四季の中、一年に一度、春のごく短い期間のみ、澗漫と咲き誇り、五輪塔の舞台を美しく荘厳する。
そこには、さながら極楽浄土(ごくらくじよう)の示現たる、この世のものとは思えぬ鮮やかな情景が醸し出される。

神髄を刻む

五大を象る(かたどる)。
五大とは、この世界の万物を構成している地・水・火・風・空の五つの要素のこと。
これら一切の功徳を円満具足する、という意味がある。

『地』 地輪 方形 (一番下の段)
『水』 水輪 縁形 (下から二番目)
『火』 火輪 笠形 (中央の段)
『風』 風輪 半月形(上から二番目)
『空』 空輪 宝珠形(一番上の段)





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最終更新:2012年03月06日 12:10