韓国極彩色
念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂
韓国王朝に一千四百年の長きにわたり伝えられてきた伝統の技法
念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂では、
韓国式を基本にしながら、日本、中国の佛教美術を融合発展させた新しい彩色芸術が生まれた
李萬奉師
大韓民国 重要無形文化財(人間国宝)
洪昌源師
大韓民国 重要無形文化財(人間国宝) 第四十八号(丹青匠)指定
社団法人 理事長
韓国伝来の丹青技法
「丹青」とは、鉱物から取り出した五色(青、赤、黄、白、黒)を主に用いて様々な紋様(もんよう)や絵を描いたもので、韓国の伝統文化として独自に発展した彩色技法。
その色鮮やかな装飾は世界でも類を見ない。
この五重塔における彩色は、韓国様式を基本としながらも、韓国とは異なる日本建築の木面面積に合わせるため、独自に調整されている。
それにより、双方の彩色の融合をもたらし、従来にない独特の紋様を生み出した。
伽藍を見る角度により、新しい色の発見もある。
念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 各棟の極彩色
(棟・部位・工事期間・概算面積)
聖徳太子殿・内 部・平成18年5月〜
山 門・上層内部・平成18年7月〜
五 重 塔・内部外部・平成18年10月〜
奥 の 院・内 部・平成19年2月〜
念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 各棟の極彩色 作業工程
①必要に応じて彩色部分の実測・原寸図作成
②デザイン画決定
③デザイン画から型紙作成
④地色付け
⑤型紙から木部へ転写
⑥塗装
⑦トップコート塗布(五重塔のみ)
念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 各棟の極彩色 特徴
彩色は十三世紀以降、韓国と日本でそれぞれ独自の発展をしてきた。
韓国:青(緑)色が基調になることが多く、蓮や虹の図案
日本:赤色が基調で草花文様が多い
五重塔:基本パターンは韓国式であるが、垂木サイズが異なるために日本式のサイズにアレンジした。韓国と日本様式の融合がおこった。
聖徳太子殿:日本式文様が基本
山門:日本式文様が基本
奥の院
最終更新:2016年07月03日 23:33