夢と現実の世界~第四十話~

⑦夢と現実の世界~第四十話~


テ「まさかって?」
オ「もしかしたらこの塔は、無限ループになっているかもしれない…」
テ「夢幻の草原なだけに無限?w」
オ「本気で言ってるんだ。」
テ「はい;」
オ「さっきのエレキムシは、倒すまで次の生物がいる階に進めなかった。更に、今回のミヤビフタクチも、下の階と同じ数の3匹だ。2階で出会ったブタドックリたちは、その場で倒したから次の階ではでなかった。」
テ「確かに…」
オ「つまり、一度倒すまでは無限ループということだ。」
テ「それじゃあ、嫌でも倒さないといけないのか…」
オ「…そのようだ。」
テ「じゃあ、さっさと倒しちゃいましょう!」
オ「ああ!」
 オリマーとテルキは、岩を誘導してお互いにぶつけた。
オ「さてと。次へ行くか。」
テ「はい!」
 塔 8階 屋上
テ「終わりかい!」
オ「つまり、ブタドックリたち、エレキムシ、ミヤビフタクチを倒せばそれでよかったのか…;」
テ「せっかく解明したのに残念ですね;」
オ「まぁいい。早くピクミンをオニヨンに戻してドルフィン号に乗り込もう」
テ「はい!」
 赤ピクミン、青ピクミン、そして黄ピクミンをオニヨンに…
オ「…黄オニヨンの足が復活している…?」
テ「えぇぇ!?」
オ「確か…さっきまでは飛んでて…」
テ「もしかしたらこの塔のおかげ…?」
オ「そんなことが…あるのか?」
テ「でも、この塔が地下からでてきてから戻ったし…それしか…」
オ「…こんな塔でも楽園の一つ…か…」
テ「え?」
オ「いや。それより、早く飛び立とう。」
テ「はい!」
オ【私はあの塔を、ちょっとロマンを込めて、『落雷の塔』と名づけた。】

  上空
テ「オリマーさん。」
オ「どうした?」
テ「なんで落雷の塔なんですか?どこに落雷が…?」
オ「黄オニヨンを戻したのはきっと落雷だ。というロマンだ。」
テ「ごめんなさい理解不可能です。」
オ「まぁ子供には早いか。」
テ「いや意味不明ですから。」
オ「まぁいい。」
テ「…」
オ「それより、明日はまた違う場所におりるからな^^」
テ「う…;この先ずっと毎日違う場所に行く気ですか?」
オ「勿論だ☆」
テ「はぁ…;」
  ピーッピーッ
オ「ん?社長からメールだ。」
テ「社長から?」
オ「えっと…ほぅ。なかなかおもしろい内容だな。」
テ「どんな内容なんですか?」
オ「ルーイ君たちが社長に頼んで、マシンマスターについて調べてもらったようだ。」
テ「それで、どうだったんですか?」
オ「えーっと…」

[マシンマスター。それは100年前にホコタテ星に突如現れた者。
 彼は、機械を手下にし、ホコタテ星を侵略しようとした。
 しかし、勇気ある若者の活躍により、マシンマスターをホコタテ星から追い出すことに成功した。
 マシンマスターはそのまま、宇宙を彷徨い、違う星でおそらくまた侵略しようとしているだろう。]

オ「と、古い書物に書いてあったようだ。」
テ「でも、彼は子供ってオリマーさんは…」
オ「ああ。多分この書物の人物とは違う。たまたま同じなのか、これにあわせて名前をつけたのかは知らないがな。」
テ「でも、こんな変な名前が一致しますかね?僕だったらもっと他の名前を…」
オ「多分彼はこれを見たのだろう。5年以上前の記憶もないしな。」
テ「じゃあ逆になんでその書物がこの星にあるんですか?」
オ「そこなんだよな…」
テ「偶然なのかなんなのか…全然わかんない…一度彼に会って聞きたいですね。」
オ「駄目だ!」
テ「え?どうしたんですかいきなり?」
オ「あ、いや…なんでもない。」
テ「?」
オ(また…また私はこのような行動を…)
テ「大丈夫ですか?オリマーさん」
オ「あ、ああ。大丈夫だ。」
テ「今日は疲れたから早く休んだほうがいいですよ。」
オ「そうだな。じゃあ寝るか。」
テ「はい。」

              残り47日

                       続く
最終更新:2015年02月18日 19:06
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