種族

種族

ここではPHBの各種族の説明の抜粋を元に、亜種族を含むこの世界での各種族について解説します。
尚、亜種族について特に記述がない場合は、最も一般的として解説されている亜種族の内容に準じます。

この世界での最大勢力は人間です。次にエルフやドワーフといった勢力が続きますが、これは見かけ上そう見えるだけです。
実際には世界の大半はオークやゴブリン、オーガ、ジャイアント、ドラゴンといった危険な種族の勢力下にあり、人間やエルフなどはそうした危険な種族たちの脅威になんとか対抗し、僅かながらその勢力を維持しているに過ぎません。

そうした事情を除いても人間の勢力はプレイヤーが選択可能な他の種族に勝り、世界の文明圏といえる土地の多くは人間の勢力下にあります。
エルフやドワーフは人間の次に力のある種族ですが、数も少なくその多くは深い森の中や大地の奥、または自らの妖精郷に引きこもっています。
次にハーフリング、ノームと続きますが、彼らは更に数が少なくその領土の外に出てくることも更に稀です。
ハーフオークやハーフエルフ、プレーンタッチトといった混血種は希少で独自の勢力や共同体を持たず、それぞれ親の種族の社会に紛れ込むか、まったく孤立して生活しています。
とはいえ、これは世界全体から見た傾向で、プレイヤーの種族の選択を制限するものではありません。ご自由に種族を選択してください。

尚、能力値修正はNWNの種族修正とサブ種族システムの種族修正(*つき)の両方を記載しています。


エルフ

エルフは人間より背が低くやせている。多くの者は美形で、歌うように会話する。彼らは脆弱で弱々しくみえるが、充分強力である。
エルフは他の種族から軽薄でお高くとまった連中だと見られていることが多い。実際にそんなことはないが、他の種族のものにとって彼らのメンタリティは理解困難なためである。
エルフは自然の美しさや、踊ったり騒いだり、楽器を弾たり歌ったりして過ごすことを好み、船や鉱山には興味がない。
人間とは距離を隔てたがり、ドワーフを嫌っている。そして森に住む邪悪なもの総てを憎悪している。
エルフは魔法と剣技に多大な関心を持っている。
エルフは非常に良いユーモアのセンスをもち、歌や詩にも秀でている。また勇敢でもあるが、だからといって無謀な行動にでることもない。食物は僅かしか食べず、飲み物は蜂蜜酒かワインを好むが、飲みすぎることはほとんどない。
巧みな細工を施された装飾品を好むが、富や黄金に喜びを見出すことはない。しかし、エルフは魔法にたやすく魅惑されやすいという弱点を持っている。

彼らはディタニアやパールサ、マーシアではほとんど見られない種族で、これらの土地のものはエルフを”御伽噺”の存在と思っている。

■ハイ・エルフ(High Elf/貴種エルフ)
最も一般的なエルフ。亜種族を選択しなかった全てのエルフのキャラクターはハイ・エルフと見なされます。
ハーフ・エルフを除く、すべてのエルフが魔法によって復活するには”レイズ・デッド”の呪文ではなく”リザレクション”の呪文が必要。
これはD&D3.xのルールではなく、AD&Dのルールですが、おもしろいので導入してみました(^^
【信仰】
多くのエルフは、コアロン・ラレシアンを主神とするセルダラインと呼ばれるエルフの神々を崇拝している。
ハイ・エルフに最も人気のある神々は、コアロン・ラレシアン、ハナリィ・セラニル、ラベラス・エノレスである。
【クラス傾向】
多くのエルフはファイター、レンジャー、ウィザード、クレリック、ローグになる傾向にある。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex、-2Con
  • 適正クラス:ウィザード

■ハーフ・エルフ(Half Elf/半エルフ)
よくエルフと間違えられるが、実際にはエルフの亜種族ではありません。彼らは理由はなんであれ、人とエルフの間に生まれた種族です。
【信仰】
人間の社会で育ったか、エルフの社会で育ったかによって崇拝する神々が異なる。
とはいえ、ハーフ・エルフに最も人気があるのはハーフ・エルフの女神カルレシャールである。

■ウッド・エルフ(Wood Elf/森エルフ)
シルヴァン・エルフとも呼ばれ、太古の時から存在するような古い森の奥に住んでいます。
彼らの髪は黄色から銅色がかった赤の中間色で、他のエルフ族に比べて筋肉質です。
【サブ種族文字列】
wood, sylvan
【信仰】
多くのエルフは、コアロン・ラレシアンを主神とするセルダラインと呼ばれるエルフの神々を崇拝している。
ウッド・エルフに最も人気のある神々は、ソロナー・セランディラである。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex、-2Con、+2Str*、-2Int*
  • 適正クラス:レンジャー

■グレイ・エルフ(Grey Elf/灰色エルフ)
フェアリー(Faerie)とも呼ばれ、すべてのエルフ族の中で最も高潔で王者の風格を備えた種族。他のエルフ族と比べて背が高く体格もがっしりしているだけでなく、超然としており、尊大であるといわれている。
【サブ種族文字列】
grey, gray
【信仰】
多くのエルフは、コアロン・ラレシアンを主神とするセルダラインと呼ばれるエルフの神々を崇拝している。
グレイ・エルフに最も人気のある神々は、アンガラド、セイハニーン・ムーンボウ、ハナリィ・セラニル、ソロナー・セランディラである。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex、-2Con、+2Int*、-2Str*

■ダーク・エルフ(Dark Elf/闇エルフ)
ドロウ(Drow)とも呼ばれ、アンダーダークに棲む堕落した悪しき支族である。
ドロウには白い髪をした者が最も多いが、薄い色合いのものであれば、ほぼどんな色をしていてもおかしくない。また他のエルフ族よりも背が低く、痩せており、肌は漆黒で、普通は鮮やかな赤い瞳をしている。
【サブ種族文字列】
dark, drow
【信仰】
多くのドロウは、ロルスを主神とするドロウの神々を崇拝している。非常に稀な存在だが、善のドロウはイーリストレイーを崇拝している。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex、-2Con、+2Int*、+2Cha*
  • 呪文抵抗
  • 呪文や擬似呪文能力に対する意志セーブに+2の種族ボーナス
  • 擬似呪文能力:ダークネス(日に一回)
  • 光による盲目化
  • 適正クラス:ウィザード(男性)、クレリック(女性)
  • レベル調整値:+2

■ワイルド・エルフ(Wild Elf/野生エルフ)
”グルガック”とも呼ばれる野蛮な未開のエルフ支族である。
ワイルド・エルフの髪色は年を経るごとに黒から薄茶色、淡い白、銀色がかった白へと変化していく。無骨な遊牧民でもあるワイルド・エルフはバーバリアンになる者が多い。
【サブ種族文字列】
wild
【信仰】
多くのエルフは、コアロン・ラレシアンを主神とするセルダラインと呼ばれるエルフの神々を崇拝している。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex、-2Con、+2Con*、-2Int*
  • 適正クラス:ソーサラー

■アヴァリエル(Avariel/有翼エルフ)
翼のあるエルフの姿をした彼らは最も数が少ないエルフ支族である。アヴァリエルは隔絶した地に住み、ほとんど他の種族と交流がない。
【サブ種族文字列】
wing, avariel
【信仰】
多くのエルフは、コアロン・ラレシアンを主神とするセルダラインと呼ばれるエルフの神々を崇拝している。
アヴァリエルに最も人気のある神は、エアドリー・フェンヤである。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex、-2Con、+2Dex*、+2Int*、+2Wis*
  • 技能修正:+2視認
  • 擬似呪文能力:ライド・オン・ウィンドー(日に一回だけ)
  • 適正クラス:クレリック
  • レベル調整値:+3


ドワーフ

ドワーフは、背の短いずんぐりした種族で、その大きさはと姿から容易に見分けることが出来る。ドワーフは気難しく口数が少なく、困難な労働に向いており、ユーモアをほとんど理解しない。
勇敢で強く、酒を飲むのを好む。しかし最も好きなものは貴金属、特に黄金である。
ドワーフは大地を愛しており、海を毛嫌いしている。
エルフはあまりよく思っておらず、オークとゴブリンを大変憎んでいる。
ドワーフは背が低く、ずんぐりしているためポニー以外の大型の馬に乗るのに適していない。そのためか、そうした乗り物を信用せず、嫌がる傾向にある。
魔法を非常に嫌っており、その使用は極めて不得手だが、戦闘技能や工作技能などの科学技術には多大な関心がある。
彼らは疑り深く欲が深いが、その勇気と頑強さがそれらの欠点を償っている。

彼らはエルフと同様にディタニアやパールサ、マーシアではほとんど見られない種族で、これらの土地のものはドワーフを”御伽噺”の存在と思っている。

■ヒル・ドワーフ(Hill Dwarf/丘ドワーフ)最も一般的なドワーフ。亜種族を選択しなかった全てのドワーフのキャラクターはヒル・ドワーフと見なされます。
【信仰】
多くのドワーフは、モラディンを主神とするドワーフの神々を崇拝している。
【クラス傾向】
多くのドワーフはファイター、クレリック、ローグになる傾向がある。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Con、-2Cha

■マウンテン・ドワーフ(Mountain Dwarf/山ドワーフ)
マウンテン・ドワーフは山岳の地下深くに住む。ヒル・ドワーフに比べると肌の色は白く、毛髪は明るい色をしているが、外見的な特徴はほぼ同じである。
【サブ種族文字列】
mountain
【種族的特長】
  • 技能修正:+2武器製作、+2防具製作、+2鑑定
  • 対呪文抵抗:追加の+2の種族ボーナス(計+4)。
  • 対毒抵抗:追加の+2の種族ボーナス(計+4)。

■グレイ・ドワーフ(Grey Dwarf/灰色ドワーフ)
グレイ・ドワーフは、ドゥエルガルとも呼ばれるアンダーダークに棲む邪悪な種族である。
ほとんどのグレイ・ドワーフは禿頭で、石の色に溶け込むような肌の色をしている。
彼らは他のドワーフ支族とは常に戦争状態にある。
【サブ種族文字列】
grey, gray, duergar
【信仰】
グレイ・ドワーフは、絶え間ない苦役を強いる辛苦の神ラドゥグエルを崇拝している。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Con、-2Cha、-2Cha*
  • 技能修正:+4忍び足、+1聞き耳、+1視認
  • 毒に対する完全耐性
  • 擬似呪文能力:インヴィジビリティ(日に一回)
  • 光に過敏
  • レベル調整値:+2


ハーフリング

ハーフリングは背の低い、小型の人間のような種族である。彼らは一般的に丸々と太っていて、顔も丸顔で、赤ら顔なことが多い。髪はたいていカールしている。
彼らは頑強で勤勉な種族で、一般的なハーフリングはもの静かで平和を愛し、危険な冒険より快適な家に居る方を好む。よい暮らしと、素朴なユーモア、ありきたりの会話が何よりも好きなのである。そのような意味においては、実に退屈な種族であるといえる。
エルフはハーフリングを好いてはいるが、その立場はあくまで上位者としてのものである。ドワーフはハーフリングを貧弱で無害な連中とみなしており、ノームはハーフリングに最も好感を抱いており、親戚のように考えている。

彼らはヒベルニアとディタニアの一部に住んでいる。

ライトフット・ハーフリング(Lightfoot Halfling/軽脚ハーフリング)
ヘアーフット・ハーフリングとも呼ばれ、最も一般的なハーフリング。亜種族を選択しなかった全てのハーフリングのキャラクターはライトフット・ハーフリングと見なされます。
【信仰】
多くのハーフリングは、ヤンダーラを主神とするハーフリングの神々を崇拝している。
【クラス傾向】
多くのハーフリングはファイター、クレリック、ローグになる傾向がある。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex、-2Str

■トールフェロウ・ハーフリング(Tallfellow Halfling/背高ハーフリング)
トールフェロウ・ハーフリングは、他のハーフリング族より若干背が高い。彼らは最も少数派で、エルフ族と仲が良く、よくエルフの居住地の近くに住んでいる。
【サブ種族文字列】
tallfellow
【種族的特長】
  • 技能修正:+2聞き耳、+2視認、+2捜索、-2忍び足

■スタウト・ハーフリング(Stout Halfling/頑健ハーフリング)
ディープ・ハーフリングとも呼ばれ、他のハーフリング族より若干背が低くがっしりした体つきをしている。ドワーフ族と仲が良く、よくドワーフの居住地の近くに住んでいる。
【サブ種族文字列】
deep, stout
【種族的特長】
  • 石工の勘
  • 技能修正:+2鑑定、+2武器製作、+2防具製作、-2忍び足

■ワンダー・ハーフリング(Wander Halfling/放浪ハーフリング)
ケンダーとも呼ばれ、他のハーフリング族より痩せており、常に落ち着きがなく、各地を放浪している。
【サブ種族文字列】
wander, kender
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex、-2Str、-2Wis*
  • 技能修正:+2スリ、+2視認、+2解錠、+4はったり、+4挑発、-2聞き耳、-2忍び足
  • 恐怖への耐性
  • 擬似呪文能力:ケンダーズ・タウント(日に何回でも)


ノーム

ノームはドワーフの親戚にあたるが、ドワーフよりかなり小柄である。だが、ドワーフのように丸々となっていないことに誇りをもっている。しかし彼らの鼻はドワーフよりもかなり大きめである。
ノームは優れたユーモアのセンスを持っており、悪ふざけや悪戯をとくに好んでいる。
また木工や細工物、特に宝石や装飾品を好み、総てのノームは宝石に深い愛着を持っている。
ノームは人間やエルフを信用しておらず、できるだけ見つからないようにコソコソと逃げ回ろうとする。ドワーフに対しては同情的だが、その愚かしさには辟易している。

彼らはヒベルニアにもっとも多く住んでおり。次にツアラルトの大森林地帯に住んでいる。

■ロック・ノーム(Rock Gnome/岩ノーム)
最も一般的なノーム。亜種族を選択しなかった全てのノームのキャラクターはロック・ノームと見なされます。
【信仰】
多くのノームは、ガール・グリッターゴールドを主神とするノームの神々を崇拝している。
【クラス傾向】
多くのノームはファイター、クレリック、ローグ、ウィザード(イリュージョニスト)になる傾向がある。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Con、-2Str

■フォレスト・ノーム(Forest Gnome/森ノーム)
フォレスト・ノームは大変内気で逃げ足が速く、他の種族との係わりを避ける傾向にある。ノーム族の中でも最も背が低い。
【サブ種族文字列】
forest
【信仰】
多くのノームは、ガール・グリッターゴールドを主神とするノームの神々を崇拝している。
フォレスト・ノームに最も人気のある神は、ベイアヴァン・ワイルドワンダラーである。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Con、-2Str、+2Str*、+2Int*、-2Con*、-2Wis*
  • 擬似呪文能力:ファンタズマル・フォース(日に一回)

■ディープ・ノーム(Deept Gnome/地底ノーム)スヴァーフネブリンとも呼ばれるディープ・ノームは、アンダーダークに棲むノームの支族である。
【サブ種族文字列】
deep, svirfneblin
【信仰】
多くのノームは、ガール・グリッターゴールドを主神とするノームの神々を崇拝している。
ディープ・ノームに最も人気のある神は、カラデュラン・スムースハンドである。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Con、-2Str、+2Dex*、+2Wis*、-2Con*、-4Cha*
  • 技能修正:+2隠れ身
  • 石工の勘
  • 呪文抵抗
  • あらゆるセーブに+2の種族ボーナス
  • ACに+4回避ボーナス
  • 擬似呪文能力:ブラー(日に一回)
  • 適正クラス:ローグ
  • レベル調整値:+3


ハーフオーク

このオークと人間の混血児はオークの社会や人間の社会に紛れ込んで生活している。
彼らの地位はその土地土地での種族間の感情によって異なるが、多くの場合嫌われ者か除け者扱いである。
彼らは通常、両親の肉体的特徴をほどよく混ざったかたちで受け継ぐ。
【信仰】
人間の社会で育ったか、オークの社会で育ったかによって崇拝する神々が異なる。
オークの社会で育った多くの者は、隻眼の神グルームシュ率いるオークの神々を崇拝している。
【クラス傾向】
多くのハーフ・オークはバーバリアン、ファイター、クレリック、ローグになる傾向がある。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Str、-2Int、-2Cha


プレーンタッチト

”プレーンタッチト(次元界の影響をうけたもの)”とは、血筋をたどっていくと来訪者(普通はフィーンドかセレスチャル)に行き着く者たち全般を示す言葉である。
彼らは独自の社会や文化を持っていることもなく、既存の他の社会・文化(特に人間社会)に溶け込んでいる。

彼らの”原住来訪者”という特長は以下のような効果を与える。
  • チャーム・パーソンやドミネイト・パーソンといった人型生物にしか影響を与えない呪文や効果の影響を受けない。
  • ディスミサルやバニッシュメントといった他の次元界のクリーチャーを目標とする呪文や効果の影響を受ける可能性がある。
  • 魔法によって復活するには”レイズ・デッド”の呪文ではなく”リザレクション”の呪文が必要。

プレーンタッチトのキャラクターを作成するには、種族に”人間”を選択し「サブ種族」欄に該当する文字列を入力してください。

■アアシマール(Aasimar)
優雅で高貴で威厳のあるアアシマールは、善の来訪者と人間との遠い子孫だ。
彼らは比較的数が少なく、ほとんど常に善の属性である。

この世界のアアシマールの多くはパールサかディタニア、マーシアの出身だ。それ以外の土地を出身地とするアアシマールは少ない。なぜならこれらの土地は太古の昔にそうした異界の存在と人との間に交流があった地であったためだ。
そのためこんにちでもこれらの土地で比較的彼らを良く目にすることができる。
彼らは自らの祖先と直接接触している者はあまりいない。

【サブ種族文字列】
aasimar
【信仰】
セレスチャルの血を引くためかアアシマールはとても献身的な存在で、特定の一柱の善の神と私的な結びつきを感じている。
その多くはパールサの神々であり、例えばシャマシュやギルル、バハムートである。
【クラス傾向】
多くのアアシマールはファイター、レンジャー、パラディン、クレリック、ウィザード、ローグ、バードになる傾向がある。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Wis*、+2Cha*
  • 技能修正:+2聞き耳、+2視認
  • 原住来訪者
  • 暗視
  • 酸、冷気、電気に対する抵抗5
  • 擬似呪文能力:デイライト(日に一回)
  • 適正クラス:パラディン
  • レベル調整値:+1

■ティーフリング(Tiefling)
陰謀と隠密、いんちき、利己的で悪名高いティーフリングは悪の来訪者と人間との遠い子孫だ。
世界全体で忌み嫌われている彼らはスパイ、盗賊、暗殺者、密輸商として生計を立てている。

この世界のティーフリングの多くはマーシアかパールサの出身だ。それ以外の土地を出身地とするティーフリングは少ない。なぜならマーシアやパールサといった土地は太古の昔にそうした異界の存在と人との間に交流があった地であったためだ。
そのためこんにちでもマーシアやパールサで比較的彼らを良く目にすることができる。
彼らは自らの祖先と直接接触している者はあまりいない。

【サブ種族文字列】
tiefling
【信仰】
多くのティーフリングは闇と地獄の神々を崇拝している。
その多くはパールサの神々であり、例えばネルガルやエレシュキガル、ドルアーガ、ティアマトである。
【クラス傾向】
多くのティーフリングはファイター、レンジャー、クレリック、ウィザード、ローグ、バードになる傾向がある。
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex*、+2Int*、-2Cha*
  • 技能修正:+2はったり、+2隠れ身
  • 原住来訪者
  • 暗視
  • 火、冷気、電気に対する抵抗5
  • 擬似呪文能力:ダークネス(日に一回)
  • 適正クラス:ローグ
  • レベル調整値:+1

ジェナシ

ジェナシは人間とジンニーのようなエレメンタル・クリーチャーの混血の子孫で、プレーンタッチトである。
この世界には実にさまざまなジェナシが存在しているが、ほとんどすべてのジェナシが共有しているものが一つだけある。それは自らが持つ独特の特長と能力への大きな誇りからくる”傲慢さ”だ。そのため他の種族の多くはジェナシを嫌っている。
ジェナシは一般的に孤立した荒野か多くの種族・民族が集まる都会の中心で目にすることができる。なぜならそうした土地では、彼らのその一風変わった外見に眉をひそめる者がほとんどいないためである。

この世界のジェナシの多くはマーシアかパールサの出身だ。これらの土地は太古の昔にそうした異界の存在と人との間に交流があった地であったためだ。
そのためこんにちでもマーシアやパールサで比較的彼らを良く目にすることができる。
彼らは自らの祖先と直接接触している者はあまりいない。
【信仰】
多くのジェナシは自分のエレメンタルの祖先と関係のある神を崇拝している。
その多くはパールサの神々であり、例えばアース・ジェナシはベレト=イリかニヌルタを、ファイアー・ジェナシはギルルかシャマシュを、ウォーター・ジェナシはエアを、エア・ジェナシはアダドかマルドゥクといったようにである。
【クラス傾向】
多くのジェナシーはファイター、クレリック、ウィザード、ソーサラーになる傾向にある。クレリックになったジェナシは常に、自分のエレメンタルの領域を選択する。

■アース・ジェナシ(Earth Gensai)
アース・ジェナシは、ダオの血を受け継いでいる。
彼らはのんびり屋で、沈思黙考がちで、マイペースだ。
彼らの大部分は中立で、その姿はほぼ人間であるかのように見える。
【サブ種族文字列】
earth gensai
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Str*、+2Con*、-2Wis*、-2Cha*
  • 原住来訪者
  • 暗視
  • [酸]に対するST判定に+1の種族ボーナス。
  • 擬似呪文能力:アーススキン(日に一回)
  • 適正クラス:ファイター
  • レベル調整値:+1

■ウォーター・ジェナシ(Water Gensai)
ウォーター・ジェナシは、マリードの血を受け継いでいる。
彼らは忍耐強く、変化が遅い。ゆっくりと反対勢力を切り崩すことを好むが、極端な状況になれば激しい暴力を揮うこともできる。
彼らの大部分は中立で、その姿はほぼ人間であるかのように見える。
【サブ種族文字列】
water gensai
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Con*、-2Cha*
  • 原住来訪者
  • 暗視
  • [冷気]に対するST判定に+1の種族ボーナス。
  • 擬似呪文能力:スィートウォーター(日に一回)
  • 適正クラス:ファイター
  • レベル調整値:+1

■エア・ジェナシ(Air Gensai)
エア・ジェナシは、ジンの血を受け継いでいる。
彼らは自分たちのことを、空や風、大気の継承者であると考えている。
彼らの大部分は中立で、その姿はほぼ人間であるかのように見える。
【サブ種族文字列】
air gensai
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Dex*、+2Int*、-2Wis*、-2Cha*
  • 原住来訪者
  • 暗視
  • [音波]に対するST判定に+1の種族ボーナス。
  • 擬似呪文能力:ライド・オン・ウィンドー(日に一回だけ)
  • 適正クラス:ファイター
  • レベル調整値:+1

■ファイアー・ジェナシ(Fire Gensai)
ファイアー・ジェナシは、イフリートの血を受け継いでいる。
彼らの血は熱く煮えたぎっており、瞬間湯沸し器のように怒りっぽく、高慢に、そして何ものも恐れずに行動する。
彼らの大部分は中立で、その姿はほぼ人間であるかのように見える。
【サブ種族文字列】
fire gensai
【種族的特長】
  • 能力値修正:+2Int*、-2Cha*
  • 原住来訪者
  • 暗視
  • [火]に対するST判定に+1の種族ボーナス。
  • 擬似呪文能力:プロデュース・フレイム(日に一回)
  • 適正クラス:ファイター
  • レベル調整値:+1
最終更新:2008年04月19日 17:29