九大神の騎士(Knights of the Nine)

OblivionのDLC。日本語版では最初からインストールされています。

アンヴィル聖堂の襲撃

事件は突如起こった。シロディールのアンヴィル聖堂が、何者かの襲撃を受けたのである。聖職者達は容赦なく惨殺され、九大神を祀る祭壇は、呪いによって穢されてしまった。この奇怪な事件にシロディール中の人々が恐怖に慄く中、一人の預言者がアンヴィルに現れる。預言者は、驚くべき事実を明らかにした。かつて滅ぼされたはずのアイレイドの魔王「ウマリル」が、自身を死に追いやった神々に復讐するべく、復活のチャンスを狙っているというのだ。預言を聞いたクヴァッチの英雄は、己の高潔なることを神々に示し、選ばれし聖戦士となるため、シロディールに点在する九大神の祠を巡ることになる。

聖戦士ペリナル

最後の祠で祈りを捧げたとき、かつてウマリルを倒した聖戦士「ペリナル・ホワイトストレーク」の英霊が降臨し、クヴァッチの英雄に告げる。ウマリルは肉体こそ滅んだが、その邪悪な魂は生き続けていることを。ウマリルと戦うため、まずはペリナルが身に着けていた、八つの「聖戦士の遺品」を探し出す必要があることを。

九大神騎士団

九大神騎士団は、その昔、聖戦士の遺品を守護していた誇り高い騎士団だったが、遺品をめぐる内輪揉めによって瓦解してしまったらしい。クヴァッチの英雄は冒険の最中、ウェストウィルドの森の中で、九大神騎士団が拠点にしていたという修道院を発見する。人々から忘れ去られ、もはや廃墟同然の状態だったが、その地下墓地には、死してなお聖戦士の遺品を守護せんとする騎士団員の亡霊たちが眠っていた。亡霊たちとの決闘に勝利したクヴァッチの英雄は、新たな騎士団長として認められ、次なる試練へと赴く。

騎士団の再興

数多の試練を乗り越えた末、クヴァッチの英雄は、シロディールに散在していた聖戦士の装備を、八つ全て回収することに成功する。ウマリルの脅威に怯えていたシロディールの人々は、聖戦士の再来に歓喜し、希望を抱き始めた。荒れ果てていた九大神修道院は修復され、新生・九大神騎士団への入団希望者は続々と集まっていった。かくして、九大神騎士団は再結成され、魔王の軍勢と戦う準備は全て整ったのである。そして、ついにウマリルとその配下が潜むアイレイドの海底遺跡の所在が判明。聖戦士となったクヴァッチの英雄は、九大神騎士団を率い、魔王の本拠地へと果敢に進軍していった。全ては、九大神の栄光のために。

タロスの祝福

敵の猛攻をかいくぐり、遺跡の最深部に辿り着いたクヴァッチの英雄は、魔王ウマリルと対決する。八柱の神々による祝福を受けた聖戦士の装備は、かつてペリナルがウマリルと対峙した時と同じく、魔王の力を最小限に抑え込んだ。クヴァッチの英雄は、ウマリルの肉体を撃破することに成功する。またしても肉体を失ったウマリルの魂は、再びオブリビオンの次元へ逃れようと試みた。しかし、昔とは状況が大きく異なっていた。それは、ペリナルの時代にはなかった、九つ目の神「タロス」の存在である。タロスの祝福によってクヴァッチの英雄は霊体化し、逃げようとする魂を追走した。とうとう追いつめられたウマリルの魂は、英雄によって破壊され、帝都上空で完全に消滅した。

勝利

かくして、クヴァッチの英雄の活躍により、ペリナルの雪辱は果たされ、九大神騎士団は名誉を取り戻したのである。そして、勝利の知らせに安堵したかつての騎士団員の亡霊たちは、約300年間の長き呪縛から解き放たれ、エセリウスへと旅立っていくのだった―――英雄を讃える言葉を残して。

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最終更新:2012年12月11日 20:42