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魔法

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最終更新日:2012-05-26
学科コース別に習得可能な魔法は、学内組織図の学科参照のこと。

魔法

魔法の概念

本作品世界における魔法の概念は、「保守派」と「革新派」で二分される。
保守派
「自然界にある物質(マテリアル)を魔術式で練成することによって得られる力」。
アミニズム崇拝的な傾向が強く、「魔法の力は自然界から与えられたもの」という認識。
革新派
「自然界に潜む力を術者が自身の能力によって引き出すことで得られる力」。
全ては術者ありき、という傾向が強く、極端に言えば「魔法使い=神に等しい力を持つ特別な存在」という認識。


魔法発動のプロセス

大別すると、以下の三つに分かれる。
  • 魔法式(ペンタグラムや文字列・数字列によるものなど様々)を描き、呪文を唱える
ほとんどの魔法は、材料(アイテム)+魔法式+呪文で発動する。
材料となるものは魔法石・鉱石・大気や土中の元素など様々である。
魔法式や呪文の種類は、発動させる魔法によって異なる。
地面にチョークや石、指などで式を描く方法や、指や杖で空中に式を描く方法などの他、
既存のアイテム(魔法式が描かれた紙や石など)を使って、魔法を発動させることも可能だ。

  • 召喚陣(召喚獣を呼び出すための記号や図形など様々)を描き、呪文を唱える
特殊魔法の内、召喚魔法がこの発動方法を採る。

  • あらかじめ作られた「幻薬」を飲む・食べる・体に振り掛ける等する
幻惑魔法の内、幻薬を用いるものは、この発動方法を採る。


禁則魔法について

基本的に下記の魔法は使用を禁止されている。
  • 悪魔信仰を基にした魔法
  • 死者を蘇らせる魔法
  • ダアトやアツァルトに干渉するような特殊魔法
  • 塔全体を破壊するような魔法
  • 異世界にまで影響を及ぼすような強力な魔法


基礎魔法大全

ソレンティアに存在する魔法の種類は、ソレンティアに存在する科の種類とイコールである。
具体的には、攻撃系魔法、物理系魔法、魔法史研究、回復魔法、幻惑魔法などがある。

基礎呪文一覧


黒魔法

自然の力を操り、攻撃を行う魔法。
戦闘魔法科・攻撃系魔法コースが得意とする分野で、全属性、全クラス習得できる。
総合魔法科でも、全属性、中クラスまでは習得できる。
また、魔法史研究科の古代魔法史研究コース、及び、近代魔法史研究コースでも、
炎属性と雷属性ならば、小クラスのみ習得できる。

相手を攻撃する事を目的とした魔法(攻撃系魔法)には、この黒魔法が多い。
それぞれの(炎の魔法ならば、炎の)属性を持つ材料を利用し、
魔法式と呪文で、それらを攻撃エネルギーに転化させて使役する。

炎属性(イグニ)

攻撃系魔法に属する。
  • イグニ 炎属性の攻撃魔法(小)
  • イグニド 炎属性の攻撃魔法(中)
  • イグニマ 炎属性の攻撃魔法(大)

  • 非公式
イグニス(ignis)はラテン語で、意味は「火」。

雷属性(ブロン)

攻撃系魔法に属する。
  • ブロン 雷属性の攻撃魔法(小)
  • ブロンド 雷属性の攻撃魔法(中)
  • ブロンマ 雷属性の攻撃魔法(大)

  • 非公式
ブロント(bronto)はラテン語で、意味は「雷」。

氷属性(ジーラ)

攻撃系魔法に属する。
  • ジーラ 氷属性の攻撃魔法(小)
  • ジーラド 氷属性の攻撃魔法(中)
  • ジーラマ 氷属性の攻撃魔法(大)

  • 非公式
ジール(gelu)はラテン語で、意味は「氷」。

風属性(ヴィンテ)

攻撃系魔法に属する。
  • ヴィンテ 風属性の攻撃魔法(小)
  • ヴィンテド 風属性の攻撃魔法(中)
  • ヴィンテマ 風属性の攻撃魔法(大)

  • 非公式
ヴェントゥス(ventus)はラテン語で、意味は「風」。

物質系攻撃魔法(詳細不明)

属性魔法を、剣や弓などの武器に魔力として宿らせ、
それらの武器を使用した際に各攻撃魔法と同様の効果が得られるようにする。
攻撃系魔法に属する。

白魔法

治癒回復魔法科・治癒回復魔法コースが得意とする分野で、全て習得できる。
また、簡単な治癒魔法ならば、ほとんどの学科コースで習得できる。

治癒(サナス)

傷・病気などを治癒する。
また、ニイウィルスなどの闇属性の緑魔法効果を打ち消す。
回復効果の及ぶ範囲は、発動させる魔法のレベルによって異なる。
回復魔法に属する。
  • サナス 治癒魔法(小)
  • サナスド 治癒魔法(中)
  • サナスマ 治癒魔法(大)


  • 非公式
サナティオ(sanatio)はラテン語で、意味は「治療、回復」。

光属性(ルーメ)

聖なる光で邪悪なものを追い払い、自分や味方の身を護る。
回復魔法に属する。
  • ルーメ 光属性の白魔法(小) 
  • ルーマ 光属性の白魔法(大)

  • 非公式
ルーメン(lumen)はラテン語で、意味は「光」。

緑魔法(支援・補助)

支援・補助に役立つ魔法。

防御アップ(スクタム)

物理系魔法に属する。
  • スクタム 防御力を一定時間上げる

  • 非公式
スクタム(scutum)はラテン語で、意味は「盾、長盾」。

攻撃アップ(ビリアル)

物理系魔法に属する。
  • ビリアル 攻撃力を一定時間上げる

  • 非公式
ビリアル(virial)はラテン語のビス(vis)から派生した言葉で、意味は「力」。

魔力封じ(シレント)

古代魔法に属する。
  • シレント 相手の魔力を一定時間封じる

  • 非公式
シレンティウム(silentium)はラテン語で、意味は「沈黙」。
余談だが、英語のサイレント(silent)の語源でもある。

不可視(ニヒド)

  • ニヒド 自分の姿を一定時間不可視にする

変化(モビリス)

  • モビリス・(単語) 自分の姿を一定時間、(単語)で唱えたものに変化させる
一定時間、翼を生やしたり体を大きくしたりと、肉体の一部を変化させる。
その際、身につけている衣服などは肉体と一緒に魔法変化をするため、服が裂けてしまったりすることはない。
変身可能時間は術者や使役する魔法のレベルによって異なる。
物理系魔法に属する。

変身魔法と言うと、戦闘魔法科物理系魔法コースで学ぶ、肉体変容魔法の総称になる。
肉体を構成する元素を再構築し、背中に羽を生やしたり、あるいはもっと広範囲に姿を変容させたりする。
イマジネーションの煉度に術のレベルが左右されるので、想像力が豊かな者に適性がある。
初出:5話前編4章


  • 非公式
モビリス(mobilis)はラテン語で、意味は「可動式の、変わりやすい」。

解毒(ニイウィルス)

  • ニイウィルス 解毒

  • 非公式
ニイ(ni)は「無い」、ウィルス(virus)は「毒」を意味するラテン語。

闇属性(テネブリス)

一定時間相手の視力を下げる。
幻惑魔法に属する。
  • テネブリス 闇属性の攻撃魔法(小)
  • テネブリマ 闇属性の攻撃魔法(大)

  • 非公式
テネブリス(tenebris)はラテン語で、意味は「闇」。

敏捷アップ(セトラ)

幻惑魔法に属する。
  • セトラ 一定時間自分の敏捷性を上げる(小)
  • セトマ 一定時間自分の敏捷性を上げる(大)

敏捷ダウン(レンテ)

幻惑魔法に属する。
  • レンテ 一定時間相手の敏捷性を下げる(小)
  • レンテマ 一定時間相手の敏捷性を下げる(大)

  • 非公式
レンテ(lente)はラテン語で、意味は「鈍重な、緩慢な」。

混乱(コンフィディ)

精神に幻惑効果を与える。
幻惑魔法に属する。
  • コンフィディ 一定時間相手を混乱させる(小)
  • コンフィマ 一定時間相手を混乱させる(大)

  • 非公式
コンファンド(confundo)はラテン語で、意味は「混乱させる」。

混乱消去(サルヴス)

幻惑魔法などにより混乱をきたした精神を、正常な状態に回復させる。
回復魔法に属する。
  • サルヴス コンフィディの効果を打ち消す
  • サルマ コンフィマの効果を打ち消す

  • 非公式
サルヴス(salvus)はラテン語で、意味は「健康な」。

緑魔法(日常)

緑魔法には、日常的に使用する簡単な魔法等も含まれる。
これらの魔法は、学科コースに関わらず習得できる。

ソムヌス

レイが使用した呪文。ランプの明かりが消える。
初出:1話1章

  • 非公式
ソムヌス(somnus)はラテン語で、意味は「睡眠、永眠、夜、眠りの神」。

ヴィンクタスペンナ

アレシアが使用した呪文。“緊縛”の効果。かけられたものは身動きが取れなくなる。
「ヴィンクタスペンナ! ユベオー! ペペ!」
初出:1話10章

  • 非公式
ヴィンクタス(vinctus)はラテン語で、意味は「縛る」。
ペンナ(penna)はラテン語で、意味は「羽毛」。

ユベオー

アレシアが使用した呪文。"止まれ"を意味する。
初出:1話10章

  • 非公式
ユベオー(jubeo)はラテン語で、意味は「命令する」。

ルメンナール

レイが使用した呪文。ランプに明かりを灯す。
初出:1話13章

  • 非公式
ルメン(lumen)はラテン語で、意味は「光」。その活用形か。

モベンスタ

"動け"を意味する呪文。物質などを引き寄せる。
風紀委員長のミゲル・ラフンテが、自分が動くのが面倒な時に使っていた。
初出:4話前編3章

ボナビランクス

"調和せよ"を意味する呪文。バランスを取り戻させる。
『古典魔法入門』という教本に魔法式が描かれている。
レイが図書室で、崩れかけた本の山を立て直すのに使っていた。
初出:4話後編6章

  • 非公式
ボナ(bona)はラテン語で、意味は「よい」。
ビランクス(bilanx)もラテン語で、意味は「天秤、均衡、バランス」。

召喚魔法

異界から様々な神獣を呼び出し、使役する魔法。
契約を行い主従関係を結ぶことが出来れば、使い魔にすることも可能。
学生は必要のない時は召喚陣に戻すことを義務づけられている。
しかし、真面目に守っている者は半数に満たないようだ。

召還魔法は、召還陣+呪文で発動する。
召還陣や呪文の内容は、呼び出す神獣の種類によって異なる。
呼び出した召喚獣(神獣)とは、基本的に主従の契約を交わすことで術が完成する。
契約の方法は召喚獣の種類によって様々である。
なお、契約する事のできる神獣のクラスは術者のレベルに左右され、一部の例外を除き、一定の時間を過ぎると呼び出した神獣は、召還陣を通って異界に戻ってしまう。

召喚魔法の習得は基本的に魔法史研究科・特殊魔法史研究コースと総合に限られる。
ただし他の学科の生徒であっても高度な魔力と知識、相応の精神力を身につける事ができれば、独学で召喚魔法を習得することも、必ずしも不可能というわけではない。


召還獣の名前(クラス)

召喚に必要な呪文と、召還獣の説明など。

ウロボロス(特A)

呪文は、ペティエ・エト・ウロボロス。
完全なる蛇・ウロボロスを召喚する。自らの尾をくわえ、「∞」の形を描いた姿で出現する。「世界」そのものの具現化であるとも言われ、全ての存在・事象・精神に干渉し、自在に誕生・消滅させることすら可能とする。
しかし、そんな全てを超越した存在であるため意思疎通はほぼ不可能(問いかければ返答するが、その言葉は極めて難解)。「世界を滅ぼせ」「不老不死にしろ」等と命じたところで柳に風である。
そんなわけで、召喚に成功した者は、使役するよりは自らの精神を高めるための瞑想のパートナーとすることを目的としている場合が多い。

ドラゴン(A)

呪文は、ペティエ・エト・ドラコ。
ドラゴンを召喚する。ドラゴンは神獣の中でも多種多様な形態を持ち、どんなドラゴンが現れるかは多分に召喚者の魔力とイメージ力に左右される。
学生が呼び出せるのは大抵が小型のワイバーン程度だが、上級者ともなると神クラスの竜を呼び出すことも可能らしい。この場合は特Aランクに分類され、登録が必要になる。

ユニコーン(A)

呪文は、ペティエ・エト・モノケロス。
回復と治癒を司るユニコーンを召喚する。一本角を持つ優美な白馬の姿で、非常に高レベルの知性と精神を持っている。召喚に成功しても、清らかな乙女でなければ言うことを聞かない、という噂も。

ペガスス(A)

呪文は、ペティエ・エト・ペガスス。
翼持つ馬、ペガススを召喚する。乗りこなすことが出来れば絶大な戦力となるため、召喚できる者は戦場で特に重んじられる。ただし、教師の監視が付いたグラウンド以外での騎乗は禁止。理由は、かつて面白半分に乗った学生が上空300メートルから落馬し、大怪我をしたからである。

ケンタウロス(B)

呪文は、ペティエ・エト・ケンタウロス。
半人半馬のケンタウロスを召喚する。優れた弓術を持つ強力な戦士だが、酒好きの暴れ者が多く使役は困難。ただし上級者が召喚すれば、穏やかで高い知性を持つ個体が出現することもある。彼らは医師や教師としても優れ、学生達に新たな知識を与えてくれる。

フェニックス(B)

呪文は、ペティエ・エト・フェニクス。
不死鳥フェニックスを召喚する。穏やかな性質だが、炎を司るため扱いには注意が必要。
生き血を飲めば不老不死を得るとも言われる。が、さすがに実行に移したものはなく、真偽は確かめられていない。

グリフォン(B)

呪文は、ペティエ・エト・グリフォン。
グリフォンを召喚する。鷲の翼と胴体にライオンの下半身を持つ。「獣と鳥の王」と呼ばれ、非常に誇り高い。例え召喚者であろうとも、無礼な者にはそのカギ爪で制裁を与える。
しかし敬意をもって接すれば、厚い信義を持って応えてくれる。使い魔にすることが出来れば、その者は大魔法使いへの道へ一歩踏み出したと言って差し支えないだろう。

カラドリウス(B)

呪文は、ペティエ・エト・カラドリウス。
神鳥カラドリウスを召喚する。全ての病を癒す奇跡を行う聖なる鳥であり、使役する者も多大な尊崇を集めることとなる。
ちなみに白く小さな姿は非常に愛らしく、女生徒などの中には連れ歩くことを夢見る者も数多い。

魔犬(C)

呪文は、ペティエ・エト・カストス。
勇猛果敢な魔犬を召喚する。ドラゴンほどではないが、こちらも召喚者により様々な魔犬が現れる。高レベルなら地獄の番犬ケルベロス、低レベルで妖精犬クーシー、犬神など。
共通しているのは、いずれも召喚者に忠実で扱いやすい点。知能も高いが所詮獣なので、きちんとしつけないと暴走して周囲に迷惑をかけることもある。

大ガラス(C)

呪文は、ペティエ・エト・コルヴァス。
叡智に溢れた大ガラスを召喚する。誇り高く高潔な精神を持つ妖鳥で、個体によっては人語も話す。召喚するのは比較的簡単だが、なかなか気難しいため使役するのはややコツがいる。意外とおだてに乗りやすい、という話も。

バシリスク(C)

呪文は、ペティエ・エト・バシリスク。
毒蛇バシリスクを召喚する。体は小さいが強力な毒を持ち、触れるだけで相手を麻痺状態にしてしまう。ただし性質はのんびりしたもので、こちらから攻撃さえしなければまず安全である。とは言え、召喚する際には解毒魔法もしくは解毒薬は必須。

キマイラ(C)

呪文は、ペティエ・エト・キマイラ。
合成獣キマイラを召喚する。ライオンの胴体にヤギの頭、ヘビの尾というのが最もよく知られた姿だが、召喚者によって様々な合成獣が出現する。
使役は比較的容易だが、知能はあまり高くない。暴走しやすいので扱いには充分気をつけること。

カトブレパス(C)

呪文は、ペティエ・エト・カトブレパス。
カトブレパスを召喚する。頭が非常に重く動きも鈍いため、何も考えずに変なところで召喚すると大変苦労することになる。
ただし能力は非常に恐ろしく、吐く息で周囲の植物をじわじわと枯渇させ、目が合ったものは石に変える。城攻めの際などには大変有効な神獣である。

ヒュドラ(C)

呪文は、ペティエ・エト・ヒュドラ。
ヒュドラを召喚する。水辺に棲む多頭の大蛇で、気性が荒く、またその血は猛毒を持つ。再生力が高いのも特徴の一つで、頭を一つ切り落としてもそこからすぐに新しい頭が生えてきてしまう。首ごと縦に裂けば二つに分裂するというしぶとさである。
召喚が容易い上強力だが、その不気味な生態のためか呼び出そうとする学生はあまりいない。

スピリトゥス(C)

呪文は、ペティエ・エト・スピリトゥス。
精霊を呼び出す召還魔法。召喚者により様々な形状で現れる。精霊の持つ能力も様々であるが、悪戯が好きなため去り際に小さな悪戯を残していくことが多い。術者は召喚後に注意を怠らないように。

特殊魔法

授業で習う基礎的な魔法とは別の実践魔法。
各ゼミの課題として提示されたり、図書室の書物を元に研究したり、はたまた学生が独自に開発したりと、その習得方法はさまざま。以下に紹介するものも、無数にある呪文のほんの一例にすぎない。

エクス・ニヒロー・ニヒル・フィト

招待状を受け取った者がソレンティアへの扉を開けるときに使用する「はじまりの呪文」。
ソレンティアからの招待状に記されていた言葉。
ルティエがこれを唱えると、ソレンティアの門が開く。

  • 非公式
ラテン語の格言。Ex nihilo nihil fit.
意味は「無から無は生じない」、「無からはなにも生じない」。


造形魔法(アルキルプトル)

エメット・マイが得意とする魔法。土塊を使い、魔法式を呪文で具象化する。
近代魔法に属する。
「クレブリン・カーデフ……ドラゴクレス・エディフィス・ピリエカトルヴァンディス・レトン―――」
「クレブ・カーディウス!」
初出:外伝第1弾1章

  • クレブリン
造形魔法を発動させるための、起点となる呪文。
魔法式によって定義された空間に対して宣言する。

  • カーデフ
造形魔法による立体造形を宣言する呪文。
魔法式と後に続く定義語によって、魔法造形物を細かく定義する。

  • ドラゴクレス・エディフィス・ピリエカトルヴァンディス・レトン
“ドラゴクレスなる建築の90番目の柱を現出させよ”を意味する呪文。

  • ドラゴクレス・エディフィス・スタチュアン・レトン
“ドラゴクレスなる建築の要となる彫像を現出させよ”を意味する呪文。

  • ドラゴクレス・メンスーラ・アン・レトン
“ドラゴクレスなる定規を一つ現出させよ”を意味する呪文。

  • クレブ・カーディウス
造形魔法によって剣を構築させるための呪文。


  • 非公式
エディフィス(edifice)はフランス語で、「建造物」の意味。
ピリエ(pilier)はフランス語で、「柱」の意味。
カトルヴァンディス(quatre-vingt-dix)はフランス語で、「90」の意味。
スタトゥア(statua)はラテン語、スタテュー(statue)ならフランス語で、「彫像」の意味。
メンスーラ(mensura)はラテン語で、「定規、物差し」の意味。

質量制御魔法(クアリネジメント)

ヴェーデ・ユーが使用した呪文。手にした物体の質量を自在にコントロールする。
劣等生のヴェーデ・ユーが唯一得意とする魔法。
「コルプス……レ・グラヴェ!」
「コルプス……レウェフォル!」
「コルプス……レウェフォ・グラヴェフォル!」
「―――ペルフェク・グラヴェフォル!」
初出:外伝第1弾3章

  • コルプス

質量制御魔法を発動させるための、起点となる呪文。
魔法式が書き込まれた物体に対して宣言する。

  • レ・グラヴェ
質量制御魔法による質量の軽減と解放を宣言する呪文。

  • レウェフォル
質量制御魔法による質量の大幅な軽減を宣言する呪文。

  • レウェフォ・グラヴェフォル
質量制御魔法による質量の大幅な軽減と解放を宣言する呪文。

  • ペルフェク・グラヴェフォル
魔法による質量制御の完全解放を宣言する呪文。


  • 非公式
コルプス(corpus)はラテン語で、「物体、体」の意味。
グラヴェ(grave)はラテン語で、「重い」の意味。
レウェ(leve)はラテン語で、「軽い」の意味。
ペルフェク(perfect)はラテン語で、「完全な」の意味……多分。

時間再生(クロノ・レノバティオ)

時間再生の魔法。

  • 非公式
クロノ(chrono)は、「時」を表す単語に付く接頭語。単体の意味は無い、と思う。
レノバティオ(renovatio)はラテン語で、「更新、若返り」の意味。

幻薬

幻薬とは、材料(=アイテム)を魔法式で変化(=練成)させる事によって創り出す、魔法効果のある薬の総称である。
治癒幻惑魔法科幻惑魔法コースの学生が得意とする。
幻薬の効果は、元になる材料や練成に用いる魔法式によって異なり、現在、ソレンティアの公式資料で確認されているだけでも、1万種以上の幻薬が存在すると言われている。

  • 材料
ハーブやきのこ、鉱石といったオーソドックスな材料の他にも、爬虫類や昆虫類、小動物の体、月の光の結晶、太陽光などを、材料の一部に使用する場合もある。

  • 練成
練成とは、材料を魔法式で変化させ、幻薬を生み出す行程の事を指す。
基本的には他の魔法と同様に、材料+魔法式という流れで行う。
練成には1分で終わるものもあれば、数日がかりで行わなければならないものもある。
練成に要する時間は、幻薬の種類やレベルによって様々である。

  • 効果
幻薬のもたらす効果は、大別すると以下の二つに分けられる。
[肉体的効果]
脚が早くなる、翼が生えるなど、実際の身体機能を一時的に変化させるような効果が現れる。

[精神的効果]
気分が高揚する、幻を見る、睡魔に襲われるなど、肉体面ではなく精神面に影響を与える。

いずれにしても、それら幻薬によってもたらされた効果は、一定の時間が経過すると消失する。
ソレンティアでは、効果が永続する幻薬の生成・使用は認められていない。
また、効果の持続時間は幻薬の種類やレベルによって様々である。

未分類

公式小説や資料閲覧コーナーで登場したが、分類が不明な魔法。

ヴェーテの魔法

一時的に無機物に生命を与える魔法。持続時間は式の構成によって変化する。
属性は古代魔法。

守護魔法

魔法石などにかけられた、持ち主を守護するための魔法。
災いを祓うとされている。

ヨッドの魔法式

図書館裏でレイが使用した。一定時間思考力の感度をUPさせる低級魔法。
何らかの原因でイレギュラーが発生し、空間の捩れからヒカルとレイはダアトに落ちた。
初出:1話14章

思考力の感度を上げるための補助的魔法で、魔術と言うより占いや呪いの類に近い。
ごくごく初歩的な魔法であり、魔術暴走を誘発させる原因になるとは考え難い。
初出:3話後編6章

  • 非公式
神秘主義思想のカバラで、生命の樹を構成する10のセフィラと、それを繋ぐ22の小径(パス)がある。
その内、第1のセフィラ・ケセドと第5のセフィラ・ティファレトを繋ぐ小径が、ヨッド。
もしくは、第2のセフィラ・コクマーの神名が、ヨッド。
他には、旧約聖書の唯一神ヤハウェ(YHWH)を表す神聖四文字の1つがヨッド(Y,yod)。
候補と推測できる物が多いが、とりあえずヘブライ語の神聖な言葉。

ピナンブラ

ホログラムのように己の分身を作り出し、遠く離れた相手に思念体を飛ばす魔法。
召喚魔法と幻惑魔法の混合技ともいえるピナンブラは、高度な精神力と集中力、そして高い魔力を必要とする。
生徒会長のライナー・バストンが使っていた。
初出:4話前編3章

  • 非公式
ピナンブラ(penumbra)はラテン語で、意味は「薄明」とかその辺り。

アモルフォス

治癒幻惑科の教授が開発した異相同位魔法体(分身)を作り出す魔法。
分身自体もアモルフォスと呼ばれる。
術者と薄い光の糸のようなもので繋がっており、ある程度の操作が可能。
現段階では魔法体自体に意識はなく、会話等のコミュニケーションは出来ない。

  • 非公式
アモルフォス(a-morphos)
morphosはラテン語で、「形」の意味。aは否定を表す接頭辞?

基礎魔法(教養課程魔法)

魔法の概念をつかむために、ソレンティアの学生がまず学ぶ魔法を指す。魔法としての歴史は浅い。これらの魔法は全ての学科共通の必須単位であり、講義も学科合同で行われる。
基礎魔法は簡易さ、汎用性、また魔法の基本的構造への理解を高めるために「コモン・イメージ」と呼ばれる象徴(各世界で著名な妖精・天使など)を見立て、発現後のイメージをより明確にしている。魔法の一切を知らないものに向けた、入門魔法に相当するものである。ソレンティアに入学した学生ならば一定の学習(平均3~5講習ほど)を踏まえることで、ほぼ誰でも習得可能。なお、わかりやすさを優先するために、おざなりなネーミングの魔法が多い。
専門課程の講義に入るための必須単位。
  • 初出:資料閲覧・ソレンティア用語辞典、ADV「基礎教養魔法講座」

その他

よくある質問から、魔法に関するものをリストアップ。


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