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機精界

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最終更新日:2014-07-04

機精界

魔法力によって偽りの命を宿した精霊たちの世界。魔法テクノロジーは、4つの世界で最も進んでいる。
数百年前までは他種族の支配下にあったが、知能を得た機精人(ヴェーダ)たちが独自の発展を遂げて他種族を滅ぼし、今は彼らが支配する世界となっている。
社会的なヒエラルキーがはっきりと分かれており、上位のヴェーダが下位のヴェーダを奴隷のように酷使している。
機精人たちの望みは、他の三つの種族のように「命」と呼べるものを手に入れること。つまり命の創造。魔法力とテクノロジーを利用した禁断の研究を進めている、とされる。

機精人は生殖によって生まれるのではなく、錬金術によって誕生する。
錬金術を用いて〈創り出す〉という意味においては、フォウス、ナノス、バグスともに同様であり、それ以外の方法で機精人が誕生することはない。

  • 2013-12-12 資料追加分(多分)
その誕生のタイミングは「機精界の総意」と呼ばれる集合無意識によって決定される。

  • 非公式
取り消し線は、いつの間にか近代種族大全から削除された記述。
ただし、公式TOPの世界観ページには、記述が残っている(08/08/13現在)ので微妙。

レグナヴェーダ

錬金術により偽の命を得た機精人・ヴェーダが、単一国家として機精界を支配している。
魔法の力と錬金術を融合させ、「本当の命」を得ることを至上の目的としている。

ドラゴ・クレス中央博物館(セントラルミュージアム)

フォウス・ヴェーダの建築家、イエナ・エルメセナが設計した博物館。竣工から完成まで、996年の歳月を要し、数百年間、完成なかばの状態で使用されてきた。館内の展示物よりも建物自体に見る価値があるという説もある。
エメット・マイ(外伝『竜をはかりしもの』参照)が8歳の時に完成しており、彼は落成式にも参加している。形状のイメージは、スペインのサグラダ・ファミリア教会のような意匠を施された、日本の国会議事堂で、各所に107体の雨樋の怪物(ガーゴイル)と、中央棟に1頭の巨大な竜の彫刻が施されている。
初出:外伝第1弾1章

人種

フォウス・ヴェーダ

高い知性を持つ、支配階級のヴェーダ。
外見は人間に極めて近く、肉体も有機物で出来ているが、心臓はなく、代わりに魔法の力を動力源とした「核」が体の中心に埋め込まれている。
フォウス・ヴェーダたちの顔には、「核」の作用によって、生体活動を続けている限り消すことのできない、刺青様の痣が浮き出している。
フォウスの中にはその痣を「偽者の命の証」として忌み嫌う者も多い。

  • フォウスの誕生
彼らの誕生の仕組みは、生殖ではなく錬金術である。
0歳児の状態で誕生する者もいれば、成人した状態で誕生する者もいるため、全てをひと括りに説明することは困難である。
全身には、血液に酷似した魔法エネルギーが流れており、生体としての活動を支えている。
他の種族同様に、風邪を引いたり病気になったり、という事もある。

  • フォウスの家族
彼らには、真の意味での〈親〉は存在せず、同様に〈家族〉も存在しない。
ただし、フォウス同士が擬似的な家族形態をとることは、さほど珍しくない。
(実際、約30%は擬似家族形態をとって生活しているとも言われている)
その一方で、家族形態をとらず、幼少期を研究施設で過ごした後、独立して生活をする者も少なくはない。

  • フォウスの練成
フォウスは全身が生体で構成されるため、使う材料もそれに準じたものとなる。
フォウスを創るための魔法式はレグナヴェーダでも最高ランクのトップシークレットとされ、一般の機精人たちがその内容を知ることはできず、ソレンティアでも学ぶことができない。
この魔法式を知るには、ソレンティアを卒業した後、レグナヴェーダの研究機関に入所し、一定の地位まで上り詰める必要があるとされている。


ナノス・ヴェーダ

フォウス・ヴェーダによって造られた、労働階級のヴェーダ。
見た目はフォウス・ヴェーダと同じく人間に近いが、その肉体は無機物で出来ており、完全な鋼鉄のアンドロイドである。顔と首の継ぎ目に「縫い目」のようなものがあるのが特徴。
製造の方法は、魔法練成をベースにした魔法テクノロジー。

  • ナノスの練成
鋼鉄の体を持つため、純度の高い上質な材料を用いる。
ナノスやバグスを創るための魔法式は、比較的一般的に知らされており、ソレンティアで魔法を学んだ者であれば、大抵の者は使うことが出来る。
式の内容は他の魔法同様、〈材料〉+〈魔法式〉という形になる。


バグス

廃品やジャンクの類から作られた、ナノス・ヴェーダよりも更に下位の機精人。
知能は殆ど無きに等しく、命じられた作業内容をひたすらにこなすのみの存在。
ロボット型や人型など、用途に合わせて様々な種類が存在する。
製造の方法は、魔法練成をベースにした魔法テクノロジー。

  • バグスの練成
廃品などのジャンクから生み出されることが多い。


研究機関での管理

フォウス・ヴェーダの管理は巨大な研究機関で行なわれている。
研究機関は、フォウスの身体構造を把握するための研究と、確実な成長のために存在している。
おおよそは自我の獲得前に研究機関を出ることになるが(出荷)、 免疫や身体的に問題のある個体は長期間滞在せざるを得ない場合もある。
そういった個体達は「自分達は研究所で育った」という認識を持っている。 もちろん、そのまま研究機関に配属されるフォウスも存在する。
研究者は上層部からの許可無くフォウスを開発することは出来ない。 個体の自我については、人工物であることを意識しすぎるものから、まったく気にしないものまで様々。 ただし「命が欲しい」という抽象的な強迫観念は消えることがなく、それに基づいた哲学・文学も存在する。
どんなに「自律している状態は他の生命体が生きているのと同じ」と仮定しても、強迫観念は消えることが無い。

文化

文明の成熟度は四つの世界の中で最も進んでいる。
日常生活のあらゆる面に、最先端の魔法テクノロジーが応用されており、そういったものが全く干渉していないものを探す方が難しい。
人間界の50年先をゆく技術が日常的に使われているといっても過言ではない。

宗教

土着の文化がほとんど見られない機精界では、精霊や神を祀る習慣もあまりなく、命とも呼べる〈核〉を生み出す魔法テクノロジーを、唯一絶対のものとして捉える傾向が強い。
祭事なども、形式的なもの以外は、あまり催されることはない。

その他

平均寿命(フォウス・ヴェーダの場合)

男性:135歳 / 女性:150歳
機精人の寿命は、150年から200年と、やや長命の傾向がある。

学校

生まれながらにしてある程度の知能は与えられているため、学校と呼ばれるようなものに通うことはない。
ただし、〈性能〉をバージョンアップさせるための専門施設は存在し、そこであらゆる知識や情報を〈学習〉することで、フォウス・ヴェーダとしての完成度を高めることができる。

欠陥品

フォウス・ヴェーダは、人間や獣人のように太る事はない。
さらに、「涙を流すフォウス・ヴェーダが本当にいたら、間違いなく欠陥品扱いされる」 らしい。

(08/02/08 追記)時々、機精界の議論で引き合いに出されるので、小説より一部引用。
フォウス・ヴェーダのビアンカが、人間や獣人のように太る事は無い。
レニーのように弛んだ腹のヴェーダがいたら、欠陥品でスクラップ行きになるに違いない。

「……これで、今日の会議は中止なんて事になったら泣くから」
呟きながらも思う。
とはいえ、涙を流すフォウス・ヴェーダが本当にいたら、間違いなく欠陥品扱いだろうけど。
初出:3話前編3章

ソレンティアの職員として

教職員には、他種族の卒業生もいるが、中層階のショップ等の職員は、全てバグスやナノスである。
現在中層階の職員などにはナノスが多く採用されている。
機精界では魔法の素質をもったナノスに労働用機精人としての専門プログラムを受けさせており、成績次第でソレンティアに職員として迎えられる。

  • 非公式
図書室司書のチャドは、初期の「そうだ、ノガレに聞こう」トピックで、トロルと紹介されていたが、いつの間にか編集されて、ナノス・ヴェーダになっていた。
同様に、中層階でミスター・フーを経営するMr.フーも、卒業生のドワーフと書かれていた部分が消去されていた。

取り消し線は、13/12/12に近代種族大全から編集された記述。

よくある質問より


メモ

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