『放して! 放してよぉ……!』
 牢獄のような薄暗い部屋の中に、脅える子供の声が響く。だが、それは口を介して発せられる音の振動ではなく、聞く者の頭に直接語りかけてくるテレパシーだった。
 そして、そのテレパシーを発している生き物こそ、部屋の中央で犬のように這いつくばっている、海神と言われるポケモン――ルギアの幼生であった。
 同じ種類の生体に比べて二周り以上小さく、人間の大人と同程度の大きさである。
 長い首には鉄製の首輪が嵌められ、鈍い金属光沢を放つその首輪の色合いが、白を基調としたルギアの体色に映えている。
 その首輪からはワイヤーが伸び、それが床と固定されており、ルギアは這いつくばるような姿をとらされているのだった。
 同時に首輪に施された作用によって、ルギアの持つ海神としての力、そしてポケモンとしての力はそのほとんどを封じられ、今や非力な愛玩動物でしかない。
 ただでさえ臆病な彼は、その瞳を恐怖に染めながら、自分の目の前に立つ人間の男を見つめた。白衣を纏った男だ。
 部屋の中には、血生臭い匂いが漂っていた。以前ここに連れてこられたポケモンがどうなったのか、見ずとも分かる。
 震えるルギアを見下ろしながら、人間の男は不吉な笑みを浮かべていた。さて、こいつをまずはどうしてやろうかと。

「ふぅ、とにかく怖がりすぎだな……」
 まだ調教も始めていないのに、目の前のルギアは今にも泣き出しそうな様子だ。
 随分と臆病な海神様もいたものだと、男も苦笑するが、当のルギアは、体を震わせながら、ただただ相手を見上げるばかりだった。
 男はどうした物かと思案顔を浮かべていたが、少しの間考えた後、ポケットからポロックケースを取り出した。
 ルギアの首を地面に押さえつけるワイヤーを緩め、また彼自身もルギアが見上げずに住むよう、ルギアの目線の高さまでしゃがむ。
『ど、どうしたの……』
 露骨に警戒の色を見せるルギアを見て、小さく溜め息を吐きながら、男はポロックケースの蓋を開ける。
 甘酸っぱいお菓子の匂いがそこから漏れ、ルギアの腹がぎゅるる、と音を立てた。
「腹減ってるんだろ? 遠慮すんなよ」
 小さく口を開けて、匂いの元を見つめるルギアに、いかにも作り物のような優しい声で、男が話しかける。
 そして、ポロックを一つルギアの口の中に投げ込んだ。相手を警戒しながらも、ルギアはそのポロックを味わって、やがて飲み込んだ。
 彼の好みに合った味であったし、それに舌触りも滑らかでとても上質なのが感じ取れた。
 捕まる以前は野生の中で生きてきた彼にとって、味わった事の無い美味しさだ。
 こんな状況だと言うのに、口の中に唾液が溜まっていくのを感じて、ルギアは小さく俯いた。
 だが、男がポロックのケースを小さく振って、シャカシャカと音を鳴らすと、ついそちらを見てしまう。
 まあ、最初よりはマシになっただろうか。残りのポロックもまとめてルギアに与えながら、次に何をするか、また考え込んでいた。

 ポロックのお陰か、ルギアも多少ながら警戒を解いたが、この場に残る血の匂いや、捕縛されている自分の状況もあって、未だに疑り深い目で見つめてくる。
 だが、優しくするのはやはり彼の性には合わなかったようで、これ以上ルギアのご機嫌取りを続ける様子も無さそうだった。
 薄ら笑いを浮かべながら、腰のベルトに設置されたモンスターボールを一つ、ルギアの目の前に投げる。
「まあ、お前の成れの果てだと思ってくれて構わないんだが」
 モンスターボールから出てきたのは、汚れた肉袋に見えた。元は赤く鮮やかだったろう毛皮は、汚物に塗れて悪臭を放ち、醜く変色している。
 足は無くて、太い胴体を直接床につけて、ビクビクと震えていた。それが、かつて伝説のポケモンと呼ばれた、エンテイの成れの果てだとは、誰の目にも分からないだろう。
 男はゴム手袋を嵌めると、ルギアの顔を掴み、エンテイの肛門へと導いていく。
 ルギアは必死に抵抗し、首に力を込めるが、あの首輪を嵌められてから、身体に力が入らなくなっていた。
 目に涙を浮かべて嫌がりながらも、ルギアの尖った口は、目の前のボロ雑巾の身体でも、最も強い悪臭を放つ場所に、ぴたりとあてがわれる。
「げぇっ……げっ……」
 あまりの悪臭に、ルギアは思わず嘔吐した。テレパシーが響くでもなく、その口から直接、無様な悲鳴が上がる。
 男は両手を使って無理矢理ルギアの口を開かせ、エンテイの肛門を咥えるような形で、ワイヤーを使って彼の頭をエンテイの胴体へと結びつけた。
「最初はオナホとして使ってたんだけど、汚いし尻が壊れて締まらないしで、もう興味を示すのはベトベトンぐらいなんだよな。出来る事と言ったら、これぐらいだ」
 男がエンテイの横腹を蹴り上げると、完全に正気を失った瞳が白目をむき、腹からはギュルギュルと妙な音が聞こえてくる。
 それから少々のタイムラグを置いて、拡がり切った肛門から勢い良く便が排泄され、ルギアの口へと飛び込んで言った。
「ほれ、ポロックの次は糞だ。好きなだけ喰えよ」
『いやぁ! やめてよぉおおおおお!!』
 男がルギアの頭を後ろから押さえつけ、ぴたりとエンテイの肛門に密着させると、排泄される便は逃げ場もなく、ルギアの食道へと押し込まれて言った。
 ほとんど下痢に近いそれは、ルギアの抵抗も意味を成さないほどスムーズに、飲み込まれて言った。
 悲痛な叫びが頭の中に響くのを感じたが、それでもルギアの頭を押さえつけていると、やがてテレパシーで伝わってくるのは意味を成さない叫びへと変わり、やがて途切れた。
「おい、まだ眠るなよ」
 男がルギアの頭をエンテイから話すと、口周りは悪臭を放つ便に汚れ、涙を流しながら、口を開いたまま嗚咽していた。
 泣くにはまだ早いだろうにと思いながらも、男はポケットに手を突っ込み、中からモンスターボールより一回り小さい、黒い球体を取り出し、ルギアの口へと捻じ込んだ。
「飲み込め。無理ならこいつの糞で流し込むかな」
 そう言いながら、男がエンテイを蹴り上げると、ルギアは慌ててその球体を飲み下した。
 長い首には、その球体の形がくっきりと浮き出て、それがルギアの身体の内へと沈んでいくのを確認すると、男はまたポケットに手を突っ込んだ。
 今度は小さなプラスチックの機械だ。ルギアの見ている前で、男はその機械のスイッチを押した。
――ぼちゃっ
 鈍い音が室内に響いたかと思えば、エンテイの腹が破裂していた。ついにエンテイは絶命し、腹から臓物を噴出している。
 一瞬の出来事で、ルギアは未だに事態が飲み込めずにいたが、男は構わず説明を始める。
「そいつの腹に入ってたのと同じ爆弾を、お前は今飲んだわけだ」
 そして、わざとらしく手元のスイッチに着いている、もう一つのスイッチを指で撫ぜる。
 今しがた、なんの躊躇いもなくそれを使用するのを見ていた彼にとって、言い表す事も出来ない恐怖である。
 ルギアは震えながら首を左右に振った。
『嘘……』
「嘘なもんかよ。今から試そうか?」
 途端にルギアは彼の脚にすがり付いて泣き出した。それを足蹴にしながら、男は楽しそうに笑っていた。

『お願い、助けて……!』
 キンキンと頭に響くテレパシーを遮るように、男がルギアの顔を蹴り上げた。
 テレパシーが途絶えると、糞塗れの顔を向けるなと、ルギアをなじり、自分へと尻を向けさせる。
「死にたくなかったら絶対服従。分かるよな?」
 言いながらエンテイの亡骸を指差すと、ルギアは無言で頷いた。誰だってああなりたくはないだろう。当然だ。
 そして、体内に爆弾を入れられたという事実は、ルギアの心身を強烈に縛り付ける鎖となっている。
 今なら首輪を外して本来の力を取り戻させてやっても、従順に従ってくれるはずだ。
 ルギアの尻尾の先をワイヤーで結んで天井に吊るし、強制的に尻を上げさせる体勢にしながら、男は腰のベルトから、空のモンスターボールを選んで取り外す。
 待機時の縮小化されたモンスターボールを一つ、ルギアのピンク色をした肛門へと押し付けた。
「ぎっ、がぁあああ……!」
 ルギアが苦しげな悲鳴を上げる。今まで排泄以外の目的で使った事の無い場所に、ローションも使わずに異物を押し込もうとしているのだから、当然と言えば当然の反応と言えた。
 だが、男は手を休めずにルギアの肛門へとモンスターボールを押し付ける。逃げ出そうと暴れ出すと、股間のスリットに手を突っ込み、中のペニスを探り当て、そこに爪を立てながら言う。
「抵抗したらどうなるか、分かってるんだろ?」
 そう言われてしまえば、どんな激痛であろうと耐えるしかなかった。
 ルギアの小さな肛門を強引に拡張しながら、一つ目のモンスターボールが、彼の直腸へと飲み込まれた。
 彼が安堵の息を吐く間に、男は二個目のモンスターボールを捻じ込もうとしていた。一つ目よりはスムーズに飲み込まれていく。
 それでもまだ終わりではない。男は手持ちにあった4つの空のモンスターボール全てをルギアの直腸へと捻じ込んでも、まだ足りぬとモンスターボールを持ってくる。
 10個へと達する時には、ルギアの肛門は開きっぱなしで閉める事も出来なくなり、更に捻じ込んでいくと、ルギアの腹に多数のモンスターボールの形が浮き出るようになっていた。
『もう、無理です……』
 体内を圧迫する、大量の異物に涙を流しながら、ルギアは男へとテレパシーで語りかける。
 事実、男が無理矢理モンスターボールを捻じ込もうとしても、これ以上は前に入れたモンスターボールが奥へと行かない。
 男は諦めたように手元のモンスターボールをベルトに戻し、そして多数の球体が浮き出るルギアの腹を、片手で叩いて見せた。
 瞬間、ルギアの瞳が苦痛の色に染まる。
「ぐぇえええええっ!!?」
 ルギアの直腸に治められたモンスターボールが、一斉に大きくなっていく。さっきまで、それが確認できる程度だったルギアの腹も、今ではパンパンに膨れ上がっていた。
『痛ッ、助け……、お願…い……!』
 何処か切れたのだろうか。ルギアの肛門からは血がながれている。だが、彼の小さな肛門では、体内で膨れ上がったモンスターボールを排泄することもできない。
 男もそれをどうにかしてやるつもりは無かった。ルギアはただただ、焼け付くような腹痛に悶え、のた打ち回っている。

部屋の端に設置された水道まで行き、蛇口を捻ると、男はホースを持ってルギアの所まで戻ってきた。
 のた打ち回るルギアに向けて放水し、体についた汚物を洗い落としていく。苦しげに口を開ければ、そこへと放水して、強制的に洗ってやった。
 下準備が済むと、男はルギアに跨り、内側からの圧力にミチミチと悲鳴を上げる肛門へ、ホースを捻じ込んだ。
 ルギアの体内へと水を流し込ませ、肛門にホースを挿したまま、外れぬように固定してしまう。
 ただでさえ大量のモンスターボールで破裂寸前の直腸へと、ドッと水流が巻き起こる。
 ルギアはいかにも苦しげに呻いたが、男は水の勢いを緩めてくれる事さえしてくれなかった。
『あ……あ……ッ』
 もはや伝わってくるテレパシーも、意味を持つ言葉を運んではこない。
 やっと壊れかけてきたなと思いながら、かれはゆっくりと自分のズボンを降ろした。
 ルギアへの執拗な加虐と、ルギアの苦しむ姿で、その股間は痛々しいほどに勃起している。
 それをルギアの口元に押し付けるのだ。最初こそそれを拒もうとしたが、苦痛の叫びを我慢しきれずに口を開き、そこへすかさずペニスを捻じ込まれる。
「このままじゃ爆弾使うまでもなく腹が破裂するぞ? 嫌なら……な?」
 最後まで言う必要も無かった。ルギアは悔しさと羞恥心に涙を流しながら、男のペニスへとそっと舌を這わせ始める。
 舐めている間にも、彼の腹は膨らみ、肛門とホースの僅かな隙間から、水がジェット噴射のように吹き出ていた。
 今すぐ苦痛の叫び声をあげ、床の上でのた打ち回りたい衝動に耐えながら、屈辱的なフェラチオを続ける。
 ルギアの腹は最初に見たときの2倍以上に膨らみ、顔も痛みの熱から朱色を帯びて、随分とそそる姿だった。
 口いっぱいにペニスを頬張り、精一杯の奉仕を続けるルギアを見下ろしながら、男は舌なめずりをする。まだまだ苛め足りなかった。

「ひぃ……ッ、ひぃ……ッ」
 ルギアの腹は膨らみ続け、いよいよ彼自身の表情も、苦痛一色に染まり、フェラチオどころではなくなってきたようだった。
 男は仕方なしに立ち上がると、ルギアのアナルからホースを抜く。途端に、茶色く染まった大量の水が溢れ出し、ルギアの腹が萎んでいく。
 そのときの水圧によって、モンスターボールも、二つ三つと彼の肛門から押し出された。
 今日までまったく経験の無かった肛門が、今や大きくなったモンスターボールを楽に排泄するようになっている。
 男は微かに笑いながら、ルギアの背に腕を回し、抱きかかえるようにしながら、モンスターボールの形がくっきりと浮かび上がっているルギアの腹を殴りつける。
「ぐぇ……ッ!?」
 海神と呼ばれるポケモンらしからぬ、無様な悲鳴が上がり、拡張された肛門からモンスターボールが零れ落ちていく。
 全てのボールが排泄されるまで、男はルギアの腹を殴り続けた。
「どうだ? 楽になったか?」
 ルギアは男を見つめながら震えるばかりだった。生死の危機は去ったものの、殴られた腹は内出血し、痛々しい外見となっている。
 だが、その姿に一切の同情がかけられる事も開く、男はぐったりとしたルギアの首を掴んで、その頭をルギア自身の股間にあるスリットへと導いた。
「そこを舐めてろ」
 そう言って、ワイヤーを使ってルギアの頭を固定する。そしてルギアは、命令されたとおり、自らのスリットに舌を入れ、中に収まるペニスを舐め始めた。
 苦痛を与えられるよりはずっとマシだったが、それも男の手が肛門に当てられると、また新たな苦痛の予感を感じ、彼は身震いをした。
 開いたままの肛門へと、握り拳がめり込む。そして、そのまま男の腕がルギアの体内、奥深くへと押し込まれていった。
「は……ッ」
 本当なら苦痛に感じるはずなのに、ルギアはその感触に小さく嬌声を漏らした。
 モンスターボールに水にと、死んでしまいそうな程に拡張され続けた彼の直腸は、人間の腕一本を丸々飲み込むほどに緩くなっていた。
 男は右腕でルギアの体内をかき回していく。それに連動するように、スリットからペニスが現われ始め、それはルギア自身の口へと潜り込んでいく。
 自身のペニスの味を味わわされながら、体内をかき回される快感に堕ちていくのを感じ、ルギアは身震いをする。
 やがて、腕全体を使った激しいピストンが開始されルギアの体が大きく揺さぶられる。そんな状況でも彼のペニスは大きさを増し、絶頂へと上り詰めていくのを感じた。
 それに気付いた男が、ひときわ大きく腕を押し込むと、ついにルギアは絶頂に達し、自らの口へと精液を流し込む。
 それを飲み下しながら、ルギアは直腸を蠢かせ、相手の腕をペニスを締め付ける膣のように包み込んでいた。
 もう堕ちてしまっただろうか、男は少し詰まらなさそうに、彼を見つめていた

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年05月30日 08:05