1節 暮らしのなかの野菜
1 野菜の栽培と利用の広がり
(1) 食品としての野菜の栽培・利用
まあここは飛ばしていいですね。
(2) 多様な野菜の役割と利用
ここもどうでもいいですね。
(中略)
2節 野菜の生産と消費の動向
1 生産の推移と動向
(1) 主な野菜の生産の推移
- 生産量
- トマト、ピーマン、ネギ → 横ばい
- イチゴ、レタス、人参 → 増加
単収は変わらないか増加。
(2) 生産の周年化の進展
施設栽培面積の推移
- ホウレンソウ、温室メロン、トマト → 増加
- サヤエンドウ、サヤインゲン、イチゴ、キュウリ →減少
国内の施設栽培は小規模簡易が中心。オランダとかから輸入したでかいやつもボチボチできてる。
(3) 生産・経営をめぐる動向
- 過去:化学肥料・農薬投入による収量向上、生産安定(今もそうじゃね?)
- 現在:有機栽培とかナウい
- 有機農産物とは:化学合成農薬・肥料・土壌改良材の使用を3年以上中止、堆肥などで土づくりをした圃場で生産された農産物
- 特別栽培農産物とは:化学合成農薬・化学肥料(窒素成分量)の使用が慣行の5割以下
- 品種の変遷
- 規格化の進行とF1品種の普及で在来品種減
- 在来品種の見直しという流れも。「旬の野菜」の消費拡大など。
- 組織培養によるウイルスフリー苗や新品種・野菜の開発は生産安定や消費拡大に貢献。
- 日本vsオランダ
- 日本:単収少ない。労働生産性低い。生産効率低い。
- オランダ:規模がでかい。単収の桁が違う(トマト50t/10a以上)。生産効率高い。
2 消費の推移と動向
(1) 野菜の消費量と消費動向
- 野菜の消費量は全体的にやや減少傾向。現在100kg/年程度。世界的に見ると多めの部類だが、野菜の種類が多いのも特徴。
- レタス、ネギ、カボチャ、ピーマンなどは横ばいまたは増加傾向
- 大根、キャベツ、白菜、キュウリなどは減少傾向
- 年齢による特徴
- 高齢者: 里芋、大根、カボチャ、ナス、ゴボウなど煮物に適する野菜の消費が多い
- 若齢、中年: キャベツ、レタス、ピーマン、玉葱、ジャガイモなどサラダや炒め物に適する野菜の消費が多い
(2) 消費の多様化と輸入野菜の増加
- 消費動向
- 野菜消費量のうち家庭内での消費は半量以下。外食、中食、原料用途など加工向けの消費が増加している。
- 珍しい野菜、贈答用高級野菜など消費の多様化が進んでいる。
- 輸入野菜
- 冷凍、塩蔵、調整野菜が過去の中心だったが、現在は生鮮野菜の輸入も多い
- 大量の野菜を輸入している国の例
- 中国: 生姜、ニンニク、ネギetc.
- アメリカ: 玉葱、ブロッコリーetc.
- ニュージーランド: カボチャ
- 2000年7月に改正されたJAS法により生鮮食品は原産地(国産:都道府県名、輸入品:原産国名)表示が義務付けられている
(3) 流通、販売をめぐる動向
- 従来の市場流通のみでなく、生産者と販売者の直接交渉による価格決定や産直、直売、ネット販売といった形態も増えている。
- 収穫から販売までを低温で管理するいわゆるコールドチェーンシステムが発達しており、その他の品質保持技術も開発、利用が進んでいる。
- 消費者ニーズに応える形で、栽培法や生産者名の表示を行ったり、機能性やレシピのPRといった取り組みも進んでいる。
- JAS法改正により、「有機食品の検査認証制度」が設立されたため、「有機」表示のためには第三者認証機関による認証が必要となった。
- 消費生産量
最終更新:2020年11月26日 15:47