夢急環状線
環状線(かんじょうせん)は、秋葉原~黒岩~釘宮~渡良瀬~秋葉原間を結ぶ、
夢急電鉄(夢急)の営業路線である。所属は海鳴営業部。
基本データ
- 路線距離(営業キロ):25.0km
- 軌間:1435mm
- 駅数:26駅(起終点駅含む)
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 保安装置:ATC
- 最高速度:80km/h(一般車両)
起点は黒岩駅となっている。
歴史
- 1970年3月17日 全線開業。開業当初より全線電化・全線複線は夢急では始めて。
- 2008年4月1日 ICカード「CROCA」を全駅で使用開始。
- 2010年3月 優等列車運転による分散効果がなくなったとして、全ての急行運転を取りやめ、全列車普通列車として運転する。また、女性専用車両を「女性とこどものための車両」に名称変更し、終日設定する。大幅なダイヤ変更に伴い、本数が大幅に削減される。
- 2011年10月1日 「女性と子どものための車両」の終日設定を取りやめ、平日朝ラッシュ時のみに戻す予定。
- 2012年4月1日 「女性と子どものための車両」の設定を取りやめる。全車両に監視カメラを設置する予定。
駅一覧
普通列車は各駅に停車する。
駅名 |
読み |
駅番号 |
営業キロ |
補足 |
秋葉原 |
あきはばら |
01 |
0.0 |
夢急古河線、国鉄古河線 |
綾崎 |
あやざき |
02 |
0.7 |
|
赤坂 |
あかさか |
03 |
1.4 |
|
石川 |
いしかわ |
04 |
2.6 |
|
新山崎 |
しんやまさき |
05 |
3.3 |
|
蓮河 |
はすかわ |
06 |
4.1 |
|
城西 |
じょうさい |
07 |
5.5 |
|
鬼塚 |
おにづか |
08 |
6.4 |
|
黒岩 |
くろいわ |
09 |
7.2 |
国鉄古河線 |
新黒岩 |
しんくろいわ |
10 |
7.6 |
|
田村 |
たむら |
11 |
8.9 |
国鉄中央線 |
新中原 |
しんなかはら |
12 |
10.0 |
|
美鈴 |
みすず |
13 |
11.0 |
|
柊 |
ひいらぎ |
14 |
12.1 |
|
高良 |
たから |
15 |
13.0 |
|
栗部 |
くりべ |
16 |
13.9 |
|
釘宮 |
くぎみや |
17 |
14.8 |
|
姫君 |
ひめぎみ |
18 |
15.9 |
|
桜木市 |
さくらぎし |
19 |
16.8 |
|
備中 |
びちゅう |
20 |
17.4 |
|
勝元 |
かつもと |
21 |
18.6 |
|
夢急渡良瀬 |
ゆめきゅうわたらせ |
22 |
19.5 |
|
亀井 |
かめい |
23 |
20.1 |
|
幻宮 |
げんぐう |
24 |
22.0 |
|
宮町 |
みやまち |
25 |
22.8 |
|
中州西口 |
なかすにしぐち |
26 |
23.6 |
|
秋葉原 |
あきはばら |
01 |
25.0 |
|
列車種別
かつては環状線にしては珍しく、普通列車以外の種別も運転されていたが、これは乗客の分散化を図っているためで、速度は普通列車と大して差がなかった。2010年ダイヤ改正で普通以外は廃止されることになった。
各駅に停車する。
かつての列車種別
深夜・早朝以外の運転。停車駅がかなり絞られており、昼間の輸送を強化している。
朝夕のみ運転。両方向とも運転される。後述する区間急行とは停車駅の違いがある。秋葉原~黒岩間は区間急行は各駅に停車するが、通勤急行は途中赤坂しか停車しない。逆に、区間急行が通過する新中原・桜木市・宮町は通勤急行が停車する。
早朝・深夜のみ運転。秋葉原~黒岩間は各駅に停車し、黒岩~渡良瀬~秋葉原間は急行と同一の停車駅となる。
運転本数
- 早朝:10本(6分間隔)ただし、田村~桜木市~亀井間は5本(12分間隔)
- 朝:30本(2分間隔)
- 昼間・深夜:12本(5分間隔)ただし、田村~桜木市~亀井間は6本(10分間隔)
車両は全て10両編成。日曜・祝日を除いて朝7時~9時の間に始発駅を出発する列車のうち、10号車は全種別で女性専用車両となる。なお、小学生以下・身体障がい者及びその付き添い者は男性であっても乗車可能である。
2010年のダイヤ改正で、大幅に本数が減少した。
使用車両
夢急本線・
古河線・
落合線などと異なり、車両に関しては駅間距離が短いことから、全く別形式の車両が製造されている。なお、この形式も他の車両と同じく
夢急車両が製造する。
103系
1987年に増備した、VVVFインバーター車両。他形式との併結を考慮していないため、当初から電気指令式ブレーキを採用した。史上初の1500Vで長大編成を組むVVVFインバーター車として注目された。初年は20編成200両を製造。後、1990年までに50編成500両を製造。なお、VVVF車の初期車であるため、5M5Tではなく8M2Tとして製造され、現在でも使用されている。
GTO素子VVVFインバーター制御、電気指令式ブレーキ
クハ103-0+モハ103-100+サハ103-200+モハ103-300+モハ103-400+モハ103-500+サハ103-600+モハ103-700+モハ103-800+クモハ103-900
103系5000番台
1993年に増備した103系のマイナーチェンジ版。ボルスタレス台車を装備した。また、8M2Tから5M5Tに変更された。
10編成100両製造し、100系を全て置き換えた。
GTO素子VVVFインバーター制御、電気指令式ブレーキ
クハ103-5000+モハ103-5100+サハ103-5200+モハ103-5300+サハ103-5400+モハ103-5500+サハ103-5600+モハ103-5700+サハ103-5800+クモハ103-5900
R104系
1999年に増備した103系のフルモデルチェンジ車両。IGBT素子のVVVFインバーターに変更、ドア部分の上に液晶を搭載した。2004年までに20編成200両を増備。101系を置き換えた。
IGBT素子VVVFインバーター制御、電気指令式ブレーキ
クハR104-0+モハR104-100+サハR104-200+モハR104-300+サハR104-400+モハR104-500+サハR104-600+モハR104-700+サハR104-800+クモハR104-900
2008年度の環状線所属車両は800両となる。
過去の車両
100系
1970年開業当初より使用した。本線2010系から抑速ブレーキを省略し、加速重視に仕様変更した車両。2年かけて50編成500両を製造。
冷房は1972年製造の100-37F以降は搭載されたが、それ以前のものは冷房を搭載しなかったが、1980年から順次冷房化。
1994年までに全車廃車。なお、舞波線にも100系が所属していたが、編成番号が重複することはなかった。
抵抗制御、電磁直通ブレーキ
101系
1972年に増備した100系のマイナーチェンジ車両。5編成50両を製造。当初より冷房を搭載している。2001年までに全車廃車。
抵抗制御、電磁直通ブレーキ
102系
1980年に古河線4000系を改造した、界磁チョッパ車両。試験的に1編成10両のみで、1990年に廃車。
界磁チョッパ制御、電磁直通ブレーキ
付番方式
夢急の本線系統と異なり、「クハ100-1」などといった、国鉄式を採用している。
最終更新:2020年05月05日 00:16