美術・デザイン学校板

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**美術・デザイン学校板 -女向けの上級生。美術の特進科に在籍するため、普段は女向けとは別の校舎にいる。日夜、絵画の練習に明け暮れる。 -美大もしくは芸大に進んで、将来的にはプロ(画家?)になりたいようだ。 -気難しい一面もあり、気まぐれでもある。自分の才能を信じたいのに、いまいち自信がない。 -時折「芸術なんて価値のないもの」「デッサンなどどうでもいい」など、悪態を吐く。 -芸術を深く愛しているが、自分の才能がどれほどのものか図りきれないが為に、愛憎した感情を持っている様子。 ---- 美術・デザイン学校板との出会い。美術の課題を敢えて間に合わせず(もしくは間に合わず)、 一日遅れで放課後に提出しに美術室へゆくと、会える。 女向け(早く美術の課題出さないと!一日先生が待ってくれて本当に良かった、ちゃんとお礼を言わなきゃ!) 女向け、急いで美術室へと向かい、ドアを開ける。女向け「先生、女向けです。課題を提出しに来まし、」 美術の教師以外誰もいないと思っていた美術室に、男子生徒がいた事にはっとする女向け。 女向け(誰だろう? 先生じゃない。……綺麗な絵……) 女向け、夕日の射し込む美術室で一人絵を描く男子生徒の姿に見入る。すると突然に彼は絵を床に叩き付ける。 驚いて思わず声を出す女向け。女向け「な、何してるんですか!?」 ゆっくりと振り返る男子生徒。男子生徒「…………」    女向け(に、睨まれた……?) そのとき、教室に入ってくる美術科教師。教師「お~い、美術・デザイン学校板、描けたか~?」 美術・デザイン学校板「駄目です」 床に叩き付けられた絵を見て苦笑いする教師。教師「なんでお前は絵を壊すかな~?」 美術・デザイン学校板「……こんなものは絵じゃありません。芸術とは程遠い代物です」 女向け「あ、あの、先生……」 教師「ああ、女向け。課題ちゃんと持って来たか? もうこれ以上は待てないからな~」 女向け「は、はい。遅れてしまって申し訳ありませんでした」  課題を教師に差し出す女向け。 教師「お~、良く描けてる。気負ってなくて良いな。美術・デザイン板、お前もこんな風に気を抜いてだな、」 女向けの絵を美術・デザイン学校板に見せる教師。美術・デザイン学校板、女向けの絵を一瞥してすぐに視線を逸らす。 美術・デザイン学校板「その絵を見る事によって、僕に何かしらの影響が齎されると先生は本気でお考えですか? 時間の無駄です。僕は小学生でも描けるような絵を目指しているわけではないのです。僕が目指しているものは、芸術ですから」 女向け(も、もしかして私の絵が小学生並みってこと……?)   教師「まったく、お前は……」 美術・デザイン学校板「芸術を描かずして、僕は死ねません。……先生、今日のところは帰ります。では」 去ってゆく美術・デザイン学校板。擦れ違った瞬間に、美術・デザイン学校板の制服を見て、女向け気付く。 女向け(あの人、美術の特進科なんだ……。それに上級生みたい……) 美術・デザイン学校板と顔見知りになる+芸術系パラがアップ。 ---- ***美術・デザイン学校板イベント 出会いから数日後。女向けはある日、美術・デザイン学校板を学校で見掛ける。 女向け(あの人、この間の……!普通科の校舎に来る事もあるんだ……)ぼっ~と眺めてしまう女向け。 美術・デザイン学校板、女向けの視線に気付くが無視。去ってゆく美術・デザイン学校板に女向け、思わず声を掛けてしまう。 女向け「あ、あの!」      美術・デザイン学校板「何ですか?」 女向け(ど、どうして私、話し掛けちゃったんだろう!?) 美術・デザイン学校板「……用がないのならば、僕は行きますが。無駄に話し掛けないで下さい」 美術・デザイン学校板の言葉に、女向け疑問に思っていた事を口にしてしまう。 女向け「どうして、この間、絵を壊すような真似をしていたんですか?」 去ろうとしていた美術・デザイン学校板、立ち止まる。 美術・デザイン学校板「あなたには関係のない事だと思いますが?」 女向け「そ、そうですよね。すみません。……あ、あの! でも凄く綺麗な絵だなって私、思いました」 女向け、美術・デザイン学校板に呆れた様子で見つめられる。 美術・デザイン学校板「綺麗な絵、ですか。生憎とそういった言葉は聞き飽きました。美辞麗句にはうんざりです」 女向け「で、でも、綺麗な絵を無理して汚い絵だっていう事は出来ないし……」 美術・デザイン学校板「……は?」 女向け「美術・デザイン学校板先輩は、自分の絵を綺麗だと思わないんですか? 私、あんなに上手く描けたら嬉しいなぁ」 美術・デザイン学校板、女向けを見て怪訝な顔をする。 美術・デザイン学校板「聊か、あなたと僕の会話は噛み合っていないようです。……あなた、その年にしては随分と幼いですね。 見たところ、中学生の制服ではなく、高校生の制服を着ているようですが」 女向け「……え?」 美術・デザイン学校板「ああ、納得が行きました。あなたが小学生でも描けるような絵しか描けないのも、無理はない……」 女向け(もしかして馬鹿にされてる?)「あ、あの、それはどういう意味……」 美術・デザイン学校板、困惑している女向けに淡々と言う。 美術・デザイン学校板「気を悪くされたのですか?ですが、僕は思った事を述べたまで。実際、あなたが年齢よりも 幼く見える事は確かでしょう。……そういえば今は何時だろう?こんな事をしている場合ではない……」 女向け「あ、あの、美術・デザイン学校板先輩……」 むっとする美術・デザイン学校板。 美術・デザイン学校板「まだ話があるのですか?正直に言えば、あなたと話している時間が僕は惜しいのです。 キャンバスに向かう時間が、僕は欲しい。芸術。僕は芸術を描かなければならない、それが生まれて来た意味……」 女向け(な、何だか一人で考え込んじゃったみたい……) 美術・デザイン学校板「女向けさん」 女向け「は、はい!?」(←行き成り呼ばれて吃驚する女向け) 美術・デザイン学校板「今すぐに僕の前から去ってくれませんか?傍にいられても、僕はもう相手を出来ませんから。 ……ああ、僕が去れば良いのか。では」 手も振らずに、去ってゆく美術・デザイン学校板。取り残される女向け。 女向け「え?あ、さようなら……」 美術・デザイン学校板との好感度アップ。芸術系パラもアップする。 美術・デザイン学校板は、素で敬語?(丁寧語?)キャラで、普通科の校舎に来ていたのは、 三年の板とかで誰か友人がいるから、とかそういう事にして置いて下さい。 美術・デザイン学校板には女向けが実際年齢よりも幼く見える、という事で……。 ----
**美術・デザイン学校板 -女向けの上級生。美術の特進科に在籍するため、普段は女向けとは別の校舎にいる。日夜、絵画の練習に明け暮れる。 -美大もしくは芸大に進んで、将来的にはプロ(画家?)になりたいようだ。 -気難しい一面もあり、気まぐれでもある。自分の才能を信じたいのに、いまいち自信がない。 -時折「芸術なんて価値のないもの」「デッサンなどどうでもいい」など、悪態を吐く。 -芸術を深く愛しているが、自分の才能がどれほどのものか図りきれないが為に、愛憎した感情を持っている様子。 ---- 美術・デザイン学校板との出会い。美術の課題を敢えて間に合わせず(もしくは間に合わず)、 一日遅れで放課後に提出しに美術室へゆくと、会える。 女向け(早く美術の課題出さないと!一日先生が待ってくれて本当に良かった、ちゃんとお礼を言わなきゃ!) 女向け、急いで美術室へと向かい、ドアを開ける。女向け「先生、女向けです。課題を提出しに来まし、」 美術の教師以外誰もいないと思っていた美術室に、男子生徒がいた事にはっとする女向け。 女向け(誰だろう? 先生じゃない。……綺麗な絵……) 女向け、夕日の射し込む美術室で一人絵を描く男子生徒の姿に見入る。すると突然に彼は絵を床に叩き付ける。 驚いて思わず声を出す女向け。女向け「な、何してるんですか!?」 ゆっくりと振り返る男子生徒。男子生徒「…………」    女向け(に、睨まれた……?) そのとき、教室に入ってくる美術科教師。教師「お~い、美術・デザイン学校板、描けたか~?」 美術・デザイン学校板「駄目です」 床に叩き付けられた絵を見て苦笑いする教師。教師「なんでお前は絵を壊すかな~?」 美術・デザイン学校板「……こんなものは絵じゃありません。芸術とは程遠い代物です」 女向け「あ、あの、先生……」 教師「ああ、女向け。課題ちゃんと持って来たか? もうこれ以上は待てないからな~」 女向け「は、はい。遅れてしまって申し訳ありませんでした」  課題を教師に差し出す女向け。 教師「お~、良く描けてる。気負ってなくて良いな。美術・デザイン板、お前もこんな風に気を抜いてだな、」 女向けの絵を美術・デザイン学校板に見せる教師。美術・デザイン学校板、女向けの絵を一瞥してすぐに視線を逸らす。 美術・デザイン学校板「その絵を見る事によって、僕に何かしらの影響が齎されると先生は本気でお考えですか? 時間の無駄です。僕は小学生でも描けるような絵を目指しているわけではないのです。僕が目指しているものは、芸術ですから」 女向け(も、もしかして私の絵が小学生並みってこと……?)   教師「まったく、お前は……」 美術・デザイン学校板「芸術を描かずして、僕は死ねません。……先生、今日のところは帰ります。では」 去ってゆく美術・デザイン学校板。擦れ違った瞬間に、美術・デザイン学校板の制服を見て、女向け気付く。 女向け(あの人、美術の特進科なんだ……。それに上級生みたい……) 美術・デザイン学校板と顔見知りになる+芸術系パラがアップ。 ---- ***美術・デザイン学校板イベント 出会いから数日後。女向けはある日、美術・デザイン学校板を学校で見掛ける。 女向け(あの人、この間の……!普通科の校舎に来る事もあるんだ……)ぼっ~と眺めてしまう女向け。 美術・デザイン学校板、女向けの視線に気付くが無視。去ってゆく美術・デザイン学校板に女向け、思わず声を掛けてしまう。 女向け「あ、あの!」      美術・デザイン学校板「何ですか?」 女向け(ど、どうして私、話し掛けちゃったんだろう!?) 美術・デザイン学校板「……用がないのならば、僕は行きますが。無駄に話し掛けないで下さい」 美術・デザイン学校板の言葉に、女向け疑問に思っていた事を口にしてしまう。 女向け「どうして、この間、絵を壊すような真似をしていたんですか?」 去ろうとしていた美術・デザイン学校板、立ち止まる。 美術・デザイン学校板「あなたには関係のない事だと思いますが?」 女向け「そ、そうですよね。すみません。……あ、あの! でも凄く綺麗な絵だなって私、思いました」 女向け、美術・デザイン学校板に呆れた様子で見つめられる。 美術・デザイン学校板「綺麗な絵、ですか。生憎とそういった言葉は聞き飽きました。美辞麗句にはうんざりです」 女向け「で、でも、綺麗な絵を無理して汚い絵だっていう事は出来ないし……」 美術・デザイン学校板「……は?」 女向け「美術・デザイン学校板先輩は、自分の絵を綺麗だと思わないんですか? 私、あんなに上手く描けたら嬉しいなぁ」 美術・デザイン学校板、女向けを見て怪訝な顔をする。 美術・デザイン学校板「聊か、あなたと僕の会話は噛み合っていないようです。……あなた、その年にしては随分と幼いですね。 見たところ、中学生の制服ではなく、高校生の制服を着ているようですが」 女向け「……え?」 美術・デザイン学校板「ああ、納得が行きました。あなたが小学生でも描けるような絵しか描けないのも、無理はない……」 女向け(もしかして馬鹿にされてる?)「あ、あの、それはどういう意味……」 美術・デザイン学校板、困惑している女向けに淡々と言う。 美術・デザイン学校板「気を悪くされたのですか?ですが、僕は思った事を述べたまで。実際、あなたが年齢よりも 幼く見える事は確かでしょう。……そういえば今は何時だろう?こんな事をしている場合ではない……」 女向け「あ、あの、美術・デザイン学校板先輩……」 むっとする美術・デザイン学校板。 美術・デザイン学校板「まだ話があるのですか?正直に言えば、あなたと話している時間が僕は惜しいのです。 キャンバスに向かう時間が、僕は欲しい。芸術。僕は芸術を描かなければならない、それが生まれて来た意味……」 女向け(な、何だか一人で考え込んじゃったみたい……) 美術・デザイン学校板「女向けさん」 女向け「は、はい!?」(←行き成り呼ばれて吃驚する女向け) 美術・デザイン学校板「今すぐに僕の前から去ってくれませんか?傍にいられても、僕はもう相手を出来ませんから。 ……ああ、僕が去れば良いのか。では」 手も振らずに、去ってゆく美術・デザイン学校板。取り残される女向け。 女向け「え?あ、さようなら……」 美術・デザイン学校板との好感度アップ。芸術系パラもアップする。 美術・デザイン学校板は、素で敬語?(丁寧語?)キャラで、普通科の校舎に来ていたのは、 三年の板とかで誰か友人がいるから、とかそういう事にして置いて下さい。 美術・デザイン学校板には女向けが実際年齢よりも幼く見える、という事で……。 ---- 芸術肌っぽい美術・デザイン学校先輩 クリスマス妄想です。 先輩は絵に恋をしている。 絵の事しか、頭にない。だから、クリスマスなんて関係ないだろう。キャンバスを睨みつける。 先輩の愛するキャンバスを。でも描かれるものは睨みつけられない。先輩の絵だから。 「……先輩は、本当に絵を描くのが大好きなんですね」 小さな声で呟いても、先輩には聞こえていない。それはいつもの事だから 特別悲しくはなかった。ただ、傍らで先輩の描く姿を見ているだけで良いのだ。 でも本当にそうなのか、分からなくなっていた。最近の私は欲張りになっている。 「……先輩……」 振り向いてくれない人を、呼ぶ。塗り重ねられてゆくキャンバス。 欲張りになってゆく心。どちらが綺麗かなんて、一目瞭然。 先輩の瞳はキャンバスに向けられたまま。 溜息を吐こうとした瞬間だった、先輩がふいに言葉を発したのは。 「あなたの頭の中は、僕の事ばかりのようですね」 筆を置いて、ゆっくりと先輩は私の方へと視線を向けて来た。 真剣なその眼差しに胸が切なくなってしまう。逸る心音を抑えるように、私は焦って言った。 「……何を、言って……」 先輩は軽く腕を組み、此方を見詰めて来る。私の心の内を見透かすように。 動揺している私を面白がっているようにも見える。 「確かに僕は芸術を愛しています。ですが……」 先輩は腕組みを解くと、此方へ歩いて来て私の手を取り、言った。 「盲目的に恋するのは、あなただけです」 余りの動揺に、胸が詰まって頭が真っ白になった。でもちゃんと分かったのは。 先輩が、キャンバスではなくて、私だけを見つめてくれているという事だった。 「先輩……」 「メリークリスマス。僕にとって、あなた以上に綺麗な人はいません」 いつもは余り感情の現れない先輩なのに、何処か照れたような微笑が私に とっての何よりのクリスマスプレゼントだった。 二人だけの恋をする―――各板擬人化乙女ゲー発売中。 ----

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