黄川人セリフ集

黄川人セリフ集


黄川人の台詞を掲載。(暫定版)
「台詞は気になるけど、一々調べるが面倒!」という方にどうぞ。

新規追加分以外は基本的にPS版のままですが
一部のセリフが追加、言い回し、読み方の変更、カットされたりしています。

※なるべくクリアしてから見る事をオススメします。



前半

  • こんちは、
 は、じ、め、ま、し、てッと!
 ボクの名は”黄川人”

 君たち一族を 助けるように
 神様から言われてね。
 で、ボクは、やって来たってわけ

 へへ… 早い話が ただの
 つかいっぱしり! …ってヤツかも?
 アハハハ… ひとつよろしく

 まッ、一生懸命、いろんな情報を
 集めてきて ちょっとくらいは
 役に立つよう 頑張るからサ!!

 ンじゃ、そういうことで
 また近いうち!!


  • やあ!!
 今日は黄川人くんの戦闘初級講座、
 「よくわかる戦勝点と奉納点」だ

 鬼を倒すと、戦利品やお金の他に
 手に入るのが“戦勝点”。仲間の数で
 頭割りして 個人の経験になる

 この点数が ある程度貯まると
 そいつの戦力は、自然と上がってくる

 ようするに どんなヘボでも
 経験を積めば、それなりに
 格好はついてくる、ってことサ

 それと、この戦勝点は、交神の儀で
 神に差し出す“奉納点”にも
 同じだけ 同時に加えられる

 奉納点は、言わば神様の偉さ!!
 これが大きい神ほど、
 素質の高い子供を 授けてくださる

 まッ、逆に言えば
 タダで協力してくれるほど
 あっちの世界も 甘かないわけだね


  • やあ!!
 今月は、ここの探索かい?
 さすが 目の付け所がいいね!!

 ところで今日は、時間の経過について
 軽く説明しておくよ

 もう知ってるかもしれないが、
 どこへ行っても 何をしても
 とにかく 一月が過ぎる

 とくに 注意が必要なのは
 冒険の途中で 一ヶ月たったときだ

 来月の予定に 交神の儀や
 大江山討伐隊の選考会が なかったか、
 よーく思い出してくれッ

 それと、仲間の健康度にも気を配れよ。
 疲れってヤツは、月が変わると
 ドッと出るもんだからね

 アハハハ…
 「忘れてました」じゃ、すまないゼ

  • やあ!!
 そろそろ 連戦の疲れが
 溜まってる頃じゃないかな?

 …というわけで、今回のお題は
 「健康度と体力の関係について」

 冒険に出て 洞窟を歩いたり
 敵と戦うたびに 身体は疲労し
 少しずつ健康度は、落ちている

 若いうちは、ちょっと休めば元に戻る。
 だけど歳を取るとねェ、若いときの
 二倍も三倍も 回復に時間がかかる

 疲れを残したまま 体にムチ打って
 出陣しても ろくなことはない。
 いつもの力が出ないんだナ、これが

 “退却”や“休養”も立派な作戦だ。
 いやいやまったく、お互い歳だけは
 とりたくないもんだね…

  • やあ!!
 今日は第2回、
 黄川人くんの 戦闘初級講座だ

 戦闘中に やばいと感じたら
 君たちは どうしてる?

 そんなときは、さっさと逃げるのも
 いいけど、敵の部隊の大将を
 探して、集中攻撃で倒すのも手だよ

 とりあえずは、それでこっちの勝ち!!
 ただし戦勝点は、その分下がる

 それと、一応クギを刺しておくけど、
 こっちも 隊長がやられりゃ
 他がいくら元気でも 一巻の終わり!!

 とうぜん 敵もバカじゃないから
 いざとなれば、それをねらってくる。
 十分注意してくれよ

  • 鬼を倒すと 戦利品や金が
 手に入ることは、もう知ってるよね?
 どんどん ちょうだいしてるかい?

 遠慮なんか いらないゼ!!
 なにせ元はと言やあ、そのお宝は
 鬼が 人から奪っていったんだ

 さーて、その戦利品の中に
 たまに 巻物が混ざってるだろ?
 こいつの使い方を 教えよう

 …と言ってもカンタン!
 うちへ持ち帰るだけだもんな。
 それに一種一本あれば、用は足りる

 あとは何もしなくてもいい。ある程度の
 技力に達した者なら、盗んででも
 巻物を読んで 勝手に覚えるものサ

 それが 己を守る術。
 さぼれば 犬死にするだけサ


  • やあ!! 鬼退治ご苦労さん!!
 さて、これから言うことは
 できれば 忘れないでくれ

 ここにもいるけど、
 洞窟や迷宮の、深くまで潜れば、
 かならず 親分の鬼がいる

 ここからが大事だ!!
 耳の穴 かっぽじって
 よーく聞きなよ

 そいつらは、
 倒しても倒しても 復活する。
 なにせ、この世の者じゃないからね

 まッ、何度も戦勝点が 稼げるから
 こっちが 強くなれば、
 いいお客さんってわけサ

  • こ、ん、ち、わ!!
 あのさ…、今さらだけど
 ちょっと 言い訳しとこうと思ってサ

 つかいっぱしりの ボクなんかに
 たぶん、ゼンゼン期待してないとは
 思うけど… まッ、いちおう

 見てのとおり、今のボクには
 実体がないんだよ… だから君たちと
 一緒に戦うことができない…

 男のくせに 役立たず野郎で
 ホントごめん!!

 でもあのさ… いつかきっと…、
 いつかきっと、体を取り戻して
 君たちと戦える 日が来ると…

 来ると いいんだけどね…
 あ~あ、やっぱ無理かナ…
 ンじゃ、また…

  • よッ、久しぶり!
 鬼退治のほうは どう?
 まッ、気長にいこうよ!
 人生は 長い…
 あッ、ごめん
 そういうつもりじゃ なかったんだ…
 じゃ、またね



相翼院(前半)

  • やあ!!

 今日は、かわいそうな天女の話を
 仕入れてきたけど、聞くかい?

 昔… 天女のくせに 地上の男に
 恋した女がいた…よせばいいのに
 そいつの子供まで 産んだんだ

 だけど、それがバレちゃって
 天界に 戻れなくなったんだとサ…

 たかが色恋で、一生 棒に振るかねェ。
 女ってサ…
 しょうがないよ…

  • そうそう、この前の
 天界を追ン出された 天女の話の続き、
 コレが聞くも涙、語るも涙の物語!!

 わが子を守るために
 人間に なぶり殺しに
 されちまったらしいんだ…

 実はサ、今も その天女の怨念が
 この先のお宮の どっかに
 封じられてるそうなんだよ…

 子供が そんなにかわいいかねェ…
 イチイチ 自分の命と引き換えて…
 みっともないよね、母親ってヤツは!!




鳥居千万宮(前半)


  • やあ!! 今日は”お稲荷御殿”と
 呼ばれている このお山の
 古い社に まつわる話をしよう

 今じゃ、見る影もないけど、
 かつて ここの神社は 民の信望も厚く
 境内は、参拝客であふれていた

 そう…
 あの忌まわしい事件が
 起こるまではね…

 子供のできない女房が お稲荷さんに
 願掛けて、百と一日、
 神社の前で 赤ん坊を拾った

 それからというもの、女房は
 ウソのように つきにつく!!

 お礼参りで たまたま買った富クジで
 一等千両 当てたのサ!!
 なんと それが続くこと、三回!!

 でも、それが ケチのつきはじめ。
 あとは、一気に転がる地獄坂

 …ってことで、
 この続きは、また今度ね


  • さ~てお立ち会い!!今日の話は
 ここで不思議な赤子を 拾って、
 三千両当てた 女房の顛末!

 女房ってくらいだから、
 もちろん亭主が ひとりいた
 こいつが どうしようもない男

 借金残して 金だけ持って
 若い女とトンズラと
 トントン拍子の3拍子!

 まッ、世間にゃ5万とある話、
 思い余った 女房は…
 ほれ、そこの大鳥居…

 縄をかけて 首吊ったんだと

 それ以来 出るらしいよ、
 キツネみたいな 女の鬼がね

 で、件の赤ん坊… こっちのほうは
 誰に聞いても 行方や知れず…

 まッ、これも世間にゃ5万とある話、
 信じるも信じぬも あんたの勝手の
 コーンコーンチキ …ってわけサ



九重楼(前半)


  • やあ! 今日は人間の発展に
 多大な貢献を してくださった
 偉大なる 二柱の神を紹介だ!

 大昔のことサ、ある雪の日に
 ふたりの神が 雲の上から
 下の様子を 覗いていた

 寒さと飢えで 次々に人が死んでった、
 だからふたりの神は 火の作り方と
 風の御し方を 人間に教えたんだ…

 他の神々には 一切に相談なしで
 そっと内緒でね!

 おっと、話が長くなり過ぎた!
 じゃ、この親切な神様のたどる
 悲劇については また次の機会に!

 乞う ご期待!!


  • やあ! 元気だった!?

 今日の話は、火と風の使い方を
 人間に授けてくれた ありがたーい
 神たちの 末路についてだ

 火と風の使い方を 勝手な判断で
 地上に伝えた罪で ふたりの神は
 この九重楼に 閉じ込められた

 でも、寒さや飢えに苦しむ声の
 替わりに人の笑い声が
 この塔の中にも 聞こえてきたンだ!!

 だから彼らは、自分たちの
 したことを 後悔しなかった…

 ふッ………
 ここまでは、美しい話だろ?

 でもね、後悔しなかったのは、火と風を
 使って、人が殺しあいを始めるまでの
 たったの 一年だけだったのサ

 まッ、よくあるオチだよ


白骨城(前半)


  • へぇ~、よくここを見つけたね。
 この先にあるのは、夏の間だけ
 姿を現す 不思議な城

 噂じゃ、大江山に上ったまま
 帰ってこない連中の魂が
 行き場に困って、さまよってるとか…

 しッかし なんだよねェ、
 ボクには、わからないんだ

 つまらない意地や 薄っぺらな
 正義のために 平気で捨てられるほど
 人の命は、軽いモノなのかねェ

 そのへんのお侍じゃ、逆立ちしても
 朱点童子に勝てる 道理がない…
 それぐらい わかってるだろうにサ


  • ここの連中に 比べれば、
 君たちは 幸せなようかもね?

 ご先祖様が とりあえず朱点童子の
 寝所まで たどり着いたおかげで
 神のご加護が あったわけなんだろ?

 まッ、大江山で毎年何百と
 死ぬわけだから、神もいちいち
 雑魚には かまってらんないのかな?

 聞いたことないけど、もしかして
 天国にも 定員があるのかも…
 一杯のときは 試験でもするのかな?

 おっとと、とっと…!!
 こんなコトを ボクが言ってたなんて
 後生だから 告げ口しないでくれよ

 天国の試験管の心証、悪くして
 面接で落とされるのは ご免だからね、
 アハハ… 君たちも気をつけなよ


大江山

  • 今日はちょいと マジな話なんだ
 君たちの重荷になると 思って
 今まで 隠してたけど…

 ボクも 君たちと同じように
 あの鬼の呪いを 受けてるんだ
 たぶん…

 たぶんだけど!あいつを倒せば
 ボクの体が この世に戻る!
 そうすれば 君たちと戦え…

 あレレレ…!? あの鬼を倒せば、
 もうこの戦も おしまいだっけ?
 う~ん、そりゃ残念

 ボク、こう見えて意外と強いんだよ
 アハハ… いやホント、
 ホントだってば!アハハハハ…

 今の君たちなら きっと勝てる!
 それだけの苦労を してきたこと、
 ボクは知ってる、信じてるからね!


  • 君たちが あの鬼に
 かけられたのは、短命の呪い。
 でも、暖かい家族がいる

 ボクのほうは この姿のまま
 永久に死ぬこともできず、
 ずっと独りぼっち…

 不謹慎かもしれないけど、
 ときどき 君たちのことが
 無性に うらやましくなる…

 ボクには 姉さんがいたらしいんだ…
 子供のころに 生き別れたから
 顔も覚えちゃ いないけどね

 もし呪いが解けたら
 探してみようと 思うんだ、
 案外近くに いるかもしれないしね…


  • 前に会ったときより
 君たちは、また強くなった。
 今度こそ あの鬼を倒せるよ!!

 その時きっと ボクの呪いも解けて
 景色が 透けて見えるような
 こんな姿とも やっとおさらば!!

 あぁ…
 風や光が 自分の頬に当たる感じ…
 早く思い出したいよ…


  • もしも君たちが あの鬼から
 ボクの体を 開放してくれたら、
 お礼に ステキな所へ招待するよ

 小さな山や池があって
 散策には ちょうどいい庭なんだ。
 ボクは、その小路を君たちと歩く…

 そう、もちろん…
 君たちが 取り戻してくれた
 ボク自身の 二本の脚でだよ!!

 あぁ… 楽しみだな…
 じゃ、約束したよ


後半


  • やあ!! 今日は君たちを
 少し元気づけてやろうと 思ってね、
 まかり出でたってわけサ

 ボクをあの鬼から 出したこと、
 まだ悔やんでるとしたら
 そりゃ、お門違いだゼ

 ボクが あの鬼の中に封じられてる
 ことぐらい、天界の連中は
 百も承知だったんだからね

 今度の 交神の儀のときにでも
 神の面子を よーく見てごらん。
 見慣れない顔が 増えてるはずだ

 ボクが 閉じ込められたときに
 道連れにしてやったヤツらサ

 ククク… わかっただろ?
 これが あいつらのやり方サ

  • やあ、久しぶり!!
 ところで、君たちに
 折り入って お願いがある

 近いうちに ボクが作った庭を
 ぜひ見に来て もらいたいンだ!!

 庭へ入るための カギは、
 ボクの「七本の髪の毛」だ
 洞窟や迷宮の一番奥に 置いておいた

 ボクの髪は、長くて目立つから  
 行けば すぐわかるサ!
 じゃ、来園を楽しみにしてるよ



相翼院(後半)


  • この宮のどこかで 天女に会って
 万が一その時、彼女のご機嫌が
 いいようなら、こう伝えてくれ

 「あんたの子供は元気だよ、
 朱点がそう言ってた」ってね

 アハハハハハハ…そうすりゃ、
 半狂乱になって 君たちのお相手にも
 ずーっと身が入るはずだ!!

鳥居千万宮(後半)


  • この社のどこかで
 大きな雌キツネに 出くわしたら、
 こう伝えてくれるかい?

 「勝手に死ぬ母親なんかいらない。
 あのときの赤ん坊が
 そう言ってた」ってね

 それだけ聞けば、君たちのことも
 涙を流しながら
 優しく抱きしめてくれるはずだ…

 ゆりかごを揺らすように 優しく…
 そう、たぶん…

 母さんが 眠っているボクの…
 首を絞めたときより 優しくね

九重楼(後半)


  • 前半のセリフを全て話せば、後半は無し。


白骨城(後半)


  • どう、この城の鬼たちは?
 けっこう ”骨”があるだろ?

 なにしろ元が ボクを倒しに来て
 大江山で果てた ツワモノたちだ

 それにしても 神の仕打ちは酷いよ

 勇気を振り絞り、平和のために
 命を落とした彼らに 天界の門は、
 今も 閉ざされたままだ

 だから、ボクが代わりに
 安息の場を 与えてやった。
 それが この城というわけサ

 神に見放された者の 気持ちが
 誰よりわかるのは、ボクだからね

 アハハハ… 作るのは簡単だったよ。
 材料は、彼ら自身の骨だ。
 いくらでもある!!

紅蓮の祠

  • この世を恨んで死ぬから 化け猫に
 なるのか、化け猫に生まれたから
 この世を 恨むのか…?

 答を知りたきゃ、本人に聞いてごらん。
 この紅蓮の祠の総大将は、猫女。
 あだ名は、お夏

 かわいいメスの化け猫で
 元を質せば、天界人

 ちょっと火遊びが 過ぎてね。
 罰として 猫に変えられ
 下界に 突き落とされたんだとサ


  • たかが火遊びの 罰なのに
 よりによって 変えられたのが
 猫だもんな、最悪だ

 猫には 無駄な命が九つもある。
 お夏は、それを使い切るまで
 天界に帰れないのサ

 この世で死ぬのは 怖いし痛い、
 それを九度も 繰り返す…
 神々って 思いのほか残酷だろ?

 退屈を紛らわすためなら
 どんな ひどいことも
 連中は、平気でするのサ

 たとえば、人間と交わるとか、
 あげくに自分の子を
 見殺しにするとかね…


親王鎮魂墓

  • 百年ほど前、当時の帝には
 よくできた 弟がいたのサ。
 弟は、民衆に人気があった…

 だから、無実の罪で捕らえられ、
 ここに 生き埋めにされたんだ

 そりゃもう、物の見事にたたったねェ!!
 で、大慌てで造ったのが
 この馬鹿げた大きさの 墓ってわけサ

 アハハハ… もちろん見てのとおり
 皆目、効果は なかったけどね


  • それにしても 人間ってヤツは、
 無茶するよなあ…
 実の弟を生き埋めだもんなあ!!

 おまけに本人は、なぜ自分が
 そんなひどい目に あわなきゃ
 ならないのか、わからずじまい

 今さら立派な墓を 造られたって
 素直におネンネなんか できっこない!!
 恨むなってほうが 無理がある

 アハハハハ…
 だから、ボクが鬼にしてあげた!!
 さッ、奥まで進みなよ!!


  • この奥で眠っている 男は、
 日頃は 人のいい
 物静かなヤツなんだ

 ところが 君たちみたいに
 仲良くじゃれあっている 家族を見ると、
 なぜか 虫酸が走るらしくてね…

 とたんに暴れだして
 ボクでも 手がつけられなくなる

 兄弟に裏切られるのは
 カクベツ 堪えるものなのサ…


忘我流水道

  • この疎水の奥に 人魚の娘がいるよ。
 そりゃあもう、この世の者とは
 思えないほどの 見目麗しいお姿サ

 恥ずかしがり屋で なかなか人前に
 出てこないけど、本当は寂しがり屋。
 どこにでもいる 普通の女の子サ

 だから、君たちなら大丈夫!!
 いい友だちになれるよ、きっと


  • さる姫様が お歳を召されて
 病に伏された折、国中の珍なる薬を
 集めるよう お触れが出された

 そんな事情を つゆとも知らず、
 間の悪い人魚が 敦賀の沖合で
 漁師の網に かかっちまったのサ

 言い伝えじゃ、人魚の肉は万病に効く。
 生きたまんま食せば、不老長寿…
 もちろん ただの迷信だけどね

 アハハハ… でも、とりあえず
 試してみるのが 君たち人間の
 昔っからの 癖なんだろ?


  • やあ!!
 こんなところで会うなんて奇遇だね。
 君たちとは 不思議な縁を感じるよ

 だから、友人として忠告してあげる。
 ケガしたくなきゃ
 ここから、回れ右してお帰り

 この先に いらっしゃるのは、
 かつて 天界一の美丈夫とうたわれ、
 最も人間を慈しみ、愛したお方

 その心は 常に熱く、
 その力に至っては、ハハ…
 たぶん ボクの半分近い

 とてもとても 君たちの
 かなう相手じゃあない!!

 それにね、彼は昔とは少し違う…
 君たち人間が 大嫌いになったのサ!!

 いや、もしかして 今は好きかも?
 ハハハ… 確かめに行ってみるかい?



神の歴史と大江山京事件(~の印突入時)

  • 前から 聞きたかったんだけど、
 神々は、どんな理由をつけて
 君たちに力を貸すと 言ったのかな?

 あいつらのことだ。その類い稀なる
 血を絶やすのが 惜しいとでも、
 恩着せがましく やったのかい?

 そのおかげで どーだ!?

 君たち一族は、安らかに眠ることも
 かなわず、無限に続く悪夢の中を
 延々と さまよい続けている

 まるで神々が お作りくださった
 人間の歴史…、あるいは、
 ご本人たちの歴史、そのままにね


  • こんな伝説を 聞いたことがあるかい?
 ボクたちが生まれる ずっと昔、
 地上に最初の人間が 生まれた…

 彼らは 気の遠くなるような
 時間を費やし とうとう
 永遠の命を得ることに 成功した

 不老不死となった 彼らには
 成長も子供も 意味がなくなった…

 そしてすべてが 止まったんだ

 そう!! つまり愚かな彼らは、
 永遠の命を得たつもりで
 実は永遠の死を 迎えていたのサ

 ククク… そいつらに比べれば、
 君たちは ずっと幸せだよね?
 もっとボクに 感謝してほしいなあ


  • いつだったか、永遠の命を得た
 浅はかな一族の話を 聞かせたよね?
 実はアレには、続きがあるんだ

 彼らの見込み違いは、さらに続いた。
 肉体は、永遠ではなかったんだ。
 絶望した彼らは、地上を去った…

 ところが彼らは、根っからの大ウツケ!!
 地上に未練もあったし、自分たちが
 偉大だと、まーだ信じてたのサ

  • 勝手に地上の人間を 自分たちの
 後継者と決めつけて、事あるごとに
 いらぬおせっかいを 焼きはじめた

 で、最後には、それも面倒になって
 たまたまできた ”自分たちの子”を
 人間の指導者に 据えることを企てた

 まったく迷惑なこったよなあ…
 バカにつける薬なしってやつサ


  • 「この者たちは、正真正銘の神の遣い。
 本日只今から、人間の王様であ~る。
 従うように!!」

 ある日突然出てきた こんなご神託に
 本気で従うヤツが いたとしたら
 そいつの頭のほうが どうかしてる

 まして その王様ってのが
 年端もゆかない女の子と
 生まれて間もない 赤ン坊のふたり

 だけどね、どうかしてるのが
 人間ってモンさ。けっこうな人数が
 だまされてるとも知らず 集まった

 黙ってられないのが ときの帝。
 子供相手に送った兵隊、なんと十万!!
 …やっぱ人間って、どうかしてるよ


  • 勝手に神の子に 奉り上げられた挙句、
 人間の恨みまでかって、おまけに
 目の前で親を殺された 赤ン坊…

 その子が 最初に覚えた言葉が
        ”復讐”だ。   
 どう育ったかは、想像できるだろ?

 アハハハ… それにその子はね、
 なんと本物の 神の子だったんだから
 チカラは有り余ってた!!

 天界も これには焦ったンだろうね。
 強靭なだけが取り得の 鬼を選んで
 その体に 閉じ込めたのサ

 あそこから出るのは、大変だった。
 君たちが 来てくれなければ
 まだボクは、あいつの中だろうね

 感謝してるよ!!


  • うすうす気づいてるンだろ?
 すでに君たちの力は
 神を越えようとしている…

 そう、ボクのようにだよ!!
 不思議だね、人と神が交わると
 その子の力は、神をもはるかに凌ぐ

 天界のヤツらは、それを承知で
 ボクを消すために
 君たちを 利用したってワケ

 それしか 手がなかったんだよ。
 ようするに神なんて
 その程度の存在なのサ

 アハハハ… ところで君たち!!
 仮にボクを 運よく倒せたとしたら、
 次に消されるのは、どこの誰かな?

 よーく考えてごらん
 わかるだろ?


  • 飽きた人形が ふたつそろったら、
 捨てる前に 人形同士ぶつけて
 戦わせて遊ぶのサ

 壊す手間が 省けるし、
 自分でやるわけじゃないから
 さほど心も痛まない

 それに飽きたとは言え、
 かつて愛した オモチャ同士の
 殺し合いだ。興奮しないわけがない

 クククククク…
 退屈しのぎとしては、最高の見世物サ

 ボクたち鬼と 君たち人の戦いには
 ゼンゼン似てないよね?
 そう思わないかい?


  • やっと カギがそろったね!!
 約束どおり ボクの庭へ招待しよう。
 入り口は、もう見えてるはずだ

 ボクの庭は、小さくて粗野だけど、
 山や川もあって 景色は折り紙付き

 新しい家も 庭の片隅に建てたんだ。
 そこが目的地。君たちとボクの
 最後の決戦場、というわけサ

 なるべく早く 遊びに来てくれよ!!
 母さんと ふたり暮らしで
 ちょっと寂しいんだ…



地獄巡り

  • 大江山で 鬼の朱点に
 敗れた 屈強な武士は星の数…
 彼らを 神は見放した

 なのに、力もないはずの赤子に
 なぜ救いの手を 差し伸べたのか、
 不思議に感じたことは ないかい?

 つまり、君たちの始祖だけが
 なぜ 特別扱いされたのか…
 神の気まぐれ? それとも同情?

 いいや、違う…

 次の機会に 秘密を教えてあげるよ。
 時間は、たっぷりある。
 ゆっくりと答を 考えるといい



  • これから 君たちが渡る
 真っ赤な水たまりが 血の池サ

 橋の中ほどで 色っぽいお姉さんが
 熱烈な歓迎を してくれるはずだ

 あんな柔らかい腕を
 巻き付けられたら、たいていの男は
 我慢できずに 一発で天国行きサ

 おや?地獄から天国に
 行けるなんて 儲けモンかな?
 アハハハ…



  • やあ、ここが地獄の3丁目、
 有名な針の山サ
 手軽な散策には もってこい!

 頂上には接待係が 君たちの到着を
 今か今かと 首を長くして
 待ってるよ

 いやいや、待ちくたびれて 首どころか
 体まで 長くなってるかもね?
 アハハハ…



修羅の塔

  • そういえばこないだ 何か約束をしたね
 あぁ… そうそう、君たちの
 出生の秘密について だったかナ?

 知らないほうが 幸せってコトも
 世の中には たくさんある、
 アハハハ… だから話したいんだ

 ズバリ言おう!!

 朱点童子を 殺すためだけに
 生まれた もうひとりの朱点童子、
 それが 君たちの始祖の正体サ!!

 この計画が 耳に入ったときは
 さすがに ボクも焦ったよ、
 とうとう天界も 捨て身できたってね

 だから もうひとりのボクが
 育つ前に 例の呪いをかけたんだ
 先手必勝ってわけサ

 アハハハ… 殺すまでは考えなかったよ
 ボクはそこまで 残忍じゃないし
 楽しみが減るのは イヤだからね


  • ボクを倒すために もうひとり、
 朱点童子を造るなんて 大バクチ
 よくも打つ気になったと 思わない?

 ボクひとりでも 手に余る。
 それをわざわざ もうひとり
 自分から 増やそうってんだからねェ

 天界の連中ときたら 揃いも揃って
 時代遅れの うぬぼれや。
 おまけに どうしようもない臆病者だ

 はずした目に 続けて張る
 度胸のあるヤツなんか
 いるわけない…

 そう、いるわけが ないのサ!!
 こんなえげつないこと、思いつくのは
 あの女以外には…!!

 忘れてたよ、ボクや君たちの前に
 もうひとり、朱点童子が
 生まれてたってことをね

  • ご苦労さん!! あと一息で頂上だ。
 さあ、あとは 後ろにある柱の間を
 真ッ直ぐに 進むだけ 

 ただし、そこを過ぎれば、
 もう 帰り道はない

 まッ、お互いここまで来たら
 今さら後戻りなんて できやしない。
 そうだろ? アハハハハ…


修羅の塔・胎の間


  • やあ、久しぶり!

 長きイバラの道を 自ら選び
 ここまでやって来た 君たちの意気地、
 いやあ 実にすばらしい!

 その地道な努力に 敬意を表し、
 今日は特別に ボクたちの秘密を
 ひとつ教えてあげるよ

 君たちが今まで 倒してきた鬼や
 魔物たち、なかなか手ごわかったろ?
 同じ術を 使う奴までいた…

 偶然だと 思うかい!?
 クククク… さあ紹介しよう!
 その強さの源だ!!

 京を滅ぼす ボクの夢のために
 いろんな鬼や 魔物を
 いっぱい 産んでくれた…

 我らが 母さんだ!!

 おやぁ…?

 ボクの母さんが 君たちの
 知り合いの誰かに 似てたかな?
 アハハハハハ、ハハハ…

 さーてと、母さんの前だ、
 今日は イイとこ見せないとな!
 い~く~ぜえッ!!

  • (アハハハ… アハハハハ…)

 いいねェ、生き別れた母親と
 その子孫の 感動のご対面!
 あぁ… 泣かせるねェ

 ちょっと くさかったけど
 幕間の寸劇としては 悪くなかったよ

 さーてと、役者も揃ったところで…
 第二幕の始まり、始まりィ!

(こっちだよ こっちだよぉ こっちだよー)



裏京都

突入前


  • この茶番の黒幕が誰なのか、
 さすがに気づいてるんだろ?
 ビンタの一発もくれてやりたいよな?

 だけど、相手は腐っても天界最高位の神。
 勝ち目はないね、なにせ死なないんだ。
 それに、あの人に挑むとなると…

 二度と普通の世界には戻ってこれない。
 それでも、かまわないなら
 面白いところに連れてってあげる

 どうだい、行くかい?
 (選択肢が出る)

 大事なことだから、もう一度言うよ
 二度と普通の世界には戻れない
 その意味をよーく考えたほうがいい

 さ、君たちの覚悟が本物かどうか、
 ボクに見せてもらおうか。
 …というわけで、フフ

 (ここまでの記録をセーブしますか?)
 ※上書きすると、クリアセーブデータになる。

 ○○(物好きな)一族ご一同さま、
 亡者と修羅がつどう裏京都へご案内~!! 



突入後


※全て大江山突入時に発言。

  • チワ!!
 相も変らぬ鬼退治、ご苦労さん!!
 …ていうか、他にやることないのかよ

 君たちが 余計なことをしてくれた
 おかげで、僕はみっともない
 この半透明の身体に 逆戻りさ…

 天界の退屈さは、聞きしに勝るね。
 もう暇で暇で 死にそうだよ

 だから、母さんたちの目を盗んで
 ときどき遊びに来るから、よろしくね!!
 ほんじゃ、また




  • そうそう、
 今、君たちがいる”ここ”だけど
 天界じゃ「裏京都」と呼ばれてる

 地上の都を 大きな鏡に映して
 本物そっくりに 作ったんだとサ。
 住人は、毎度おなじみの鬼たちだ

 「太照天昼子は、鬼にまで慈悲をかける
 心の広いお方、ご立派なお方」ってね、
 あっちじゃ、たいそうな評判だ…

 でもきっと、皆殺しにするより、
 閉じ込めるほうが 簡単だっただけサ。
 …あの人、大雑把だからね


  • 「こっちにいらっしゃい」と
 猫なで声で 誘ったところで、
 鬼たちが 素直に従うはずはない

 じゃあ、この裏京都に
 どうやって 鬼を集めたか?

 目の前に 餌をぶらさげたのサ。
 天界最高位の女神、つまり自ら
 ゴミ溜めの裏京都に 降りたってわけ

 「太照天昼子は、御身をかえりみない
 勇気あるお方、素晴らしいお方」って
 またまた、あっちじゃ、絶賛の嵐!!

 だけど本当はサ、天界から逃げ出す
 口実が 欲しかっただけだよ。
 …だって、ここのほうが マシだもん


  • 鬼を集めるために、姉さん自ら、
 裏京都に降りて 餌になった…。
 いつだったか、そんな話をしたよね

 だけど、餌ひとつより
 ふたつあったほうが 効率がいい。
 そう気づいたんだよ

 「ふたつ目の餌は、何にしようかしら?
 鬼の恨みを一番かってる 人間なんて
 どうかしら?」 な~んてね



※上記のセリフを全て話した後、大江山突入時ランダムに発言。

  • ボクと 姉さんの言い分、
 どっちを信じるかは、君たちの自由だ。
 …自由ね。ホント都合のいい言葉だよ


  • 口では 殊勝なことを言ってても
 どーせ本音は、暇つぶしだゼ。
 …付き合いがいいにも、ほどがあるよ

  • もしかしたら、壮大な暇つぶしの先に
 まだ見ぬ何かが あるのかもしれない。
 …いや、たぶん、ないけどね





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最終更新:2023年10月20日 23:13