概要
新奥浜市内の運河沿いに立ち並ぶ旧倉庫街にある喫茶店。
加藤茉莉花や
遠藤マミをはじめとして、多くの「生身の」人間が働いている。
軽食も提供するランプ館の午後は、いつもならそれほど混雑する時間帯ではない。観光シーズンでもない平日であれば、普通は、屋内だけではなくテラス席までほとんどのテーブルが埋まるなんて事は無い。
主な客層は、観光客やカップルと地元の固定客。また、パフェやケーキなどの甘味類(スイーツ)で
白鳳女学院の生徒たちに名声を馳せている。
立地
海運が主要な貨物輸送手段だった頃に建設された運河沿いの倉庫街は、不況や戦乱を奇跡のようにくぐり抜けて原型をとどめたまま生き延びた。
前世紀から続く懐古趣味に乗り、古風なレンガ造りの倉庫が続く運河沿いの通りは観光街として再生された。
運河と倉庫の間を走る道路は最新の制御システムが埋め込まれたスマート・ロードなのに、建築基準法で街並みを維持するように守られた運河街は往年の海運全盛時代のまま、レストランやブディック、専門店や雑貨店に各種食料品店までが古い倉庫や事務所、店に入っている。(原作第1巻 p.29)
現代日本で例えるならば、小樽辺りのイメージだろうか?
(原作)なお、ランプ館の前にはガーデンテラスがあり、脇には馬車の馬留めがそのまま残されているような駐車場がある。
(アニメ版)駐車場の有無は確認できず。ガーデンテラスは存在している模様。
店内
古い石作りの倉庫の一画を転用している。骨董品に飾られた落ち着いた店内。
天然物の木の板で作られたベル付きの大きなドアがある。
太い梁に支えられた天井に、古風なランプを模した照明がいくつも吊り下げられている。
ウェイトレス
生身の人間である。
中央では、人件費の問題で、高級店や
シンフォニー・エンジェルのような豪華客船のカフェなどでもなければ、ロボットやアンドロイドが接客を行なっている。しかし、
海明星の場合は、ロボットやアンドロイドの導入維持費と人件費があまり変わらないのと、社会勉強になるという名目で、普通の店でも生身の人間が接客を行なっている。
(原作)黒い制服に白いレースのカチューシャを頭に載せている、メイド姿。飾り文字のアルファベットでファーストネームだけ書かれた名札が、エプロンドレスに付けられている。エプロンドレスは、あまりスタイルを強調した作りにはなっていない。
メニュー
核恒星系の宇宙都市や中継ステーションでは、よほどの高級店でないとお目にかかれない天然物の飲み物や食べ物の名前が並んでいる。
- 飲み物
- 水出しコーヒー
- 南アシリア産クラッシックティー(原作第1巻p.31の日替わりおすすめ品)
- ジャスミン茶(地元産・海明星の名産品)
テーブルで注ぐ。
テーブルでコーヒーを注ぐのが、ランプ館の流儀。
お新香とよく合う。
カウンターの内側の先輩が、チアキの前に高いグラスに山盛りにアイスクリームとチョコレートを積み上げたチョコパフェを置いた。パフェスプーンとストローを紙ナプキンに載せて添える。 原作第1巻 p.124
700(通貨単位)
700(通貨単位)
- ケーキ
- その他
- 南輝のおいしいお新香(原作第1巻p.118の日替わりおすすめ品)
備考
最終更新:2012年03月14日 03:17