システム企画

◆UML(Unified Modeling Language)

(★20130401)
オブジェクト指向のソフトウェア開発における、プログラム設計図の統一表記法。
オブジェクト間の関連や動作、構成を表現する13種の図表から構成されており、目的に応じたモデル図法を使用することで、複数の観点で業務プロセスを表現(可視化)することができる。

それぞれの図表は構造図振る舞い図に分類される。
構造図 ・・・ システムの静的な構造を表現する。
振る舞い図 ・・・ システムの振る舞いを表現する。


◆共通フレーム2007

(★20130401)
ソフトウェア産業界においての「共通のものさし」となり、システム発注側(ユーザ)と受注側(ベンダ)の間で相互の役割や業務の範囲・内容、契約上の責任に対する誤解が無いように、双方に共通して利用できるよう用語や作業内容を標準化するために作成されたガイドライン。
取得者と供給者双方またはシステム開発に関わる全ての人が、ソフトウェアを中心としたシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守の作業内容を共通に参照できるよう詳細に表現したり、ソフトウェア取引を明確化するための基準が記述されている。

システム開発に関連する作業を4階層で表現している。
プロセス:システム開発作業を役割の観点からまとめている。
アクティビティ:プロセスの構成要素をまとめたもの。
タスク:アクティビティの構成要素をまとめたもの。
リスト:タスクの構成要素をまとめたもの。


◆システム管理基準

(★20130401)
組織が経営戦略に沿って効果的な情報システム戦略を立案し、その戦略に基づいて情報システムの企画・開発・運用・保守を行う中で、効果的な管理をするための基準。



要件定義

◆非機能要件とは

情報システムやソフトウェアの開発に際して定義される要件のうち、システム自体に求められる業務要件や入出力などといった機能面以外のもの全般の要件を指す。
性能や信頼性、運用・保守性、拡張性、セキュリティなどの要件が対象となる。

◆ユースケース図

システムにはどのようなアクタ(利用者)が存在するのか、それぞれのアクタはどういった操作(ユースケース)をするのかを記述できる。
UMLの中でもシステムの振る舞いを表現する図で、システムに要求される機能を、ユーザの視点から示した図である。
ユーザや外部システムと、業務の機能を分離して表現することで、ユーザを含めた業務全体の範囲を明らかにするために使用される。


調達計画・実施

◆各種依頼書について

情報提供依頼書(RFI:Request For Information)
企業が調達や業務委託をする場合や、初めての取引となる業者に対して情報の提供を依頼するもの。
これをもとに自社の要求を取りまとめたRFPが発行される。

提案依頼書(RFP:Request For Proposal)
企業が発注先となるITベンダに対して具体的なシステム提案をするように求めること。
またはシステム要件や調達要件を取りまとめたもの。

見積もり依頼書(RFQ:Request For Quotation)
システムなどの調達先に対して価格や内容を示す見積もりの作成を依頼するもの。
または作成された文書のこと。

入札招待書(IFB:Invitation For Bit)
企業が調達や業務委託をする際に、納入者に対して調達に入札するよう求める文書のこと。

◆半導体ファブレス企業

生産工場(Fabrication Facility)を持たない企業のこと。
製品の企画設計や開発は自社で行い、製品の製造自体は製造業に委託する。
このようにして完成した製品を自社ブランドとして販売するビジネスモデルの意味合いもある。
最終更新:2013年04月03日 15:19
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。
添付ファイル